しかしキャンパスには、ピアノの名人がたくさんいる。名人のほとんどは日本人だ(ヒロさんは問題外の外)。4才からやってます、という人が2人もいる。日本人の中でも女性はピアノができて当たり前の感がある。キャンパスの日本人女性14人のうち、11人がピアノを習った経験がある。
「耐久消費財・県別普及率」(1999年)によると、現在のピアノ普及率は全国平均で25.2%、4世帯に1台の割合だ。県別では、
【普及率の高いトップ10】(高い順に)
奈良、香川、大分、山梨、岡山、茨城、群馬、栃木、長野、滋賀
【普及率の低いボトム10】(低い順に)
沖縄、青森、鹿児島、宮崎、北海道、福岡、山形、長崎、岩手、高知
となっている。奈良、香川、大分、山梨、岡山、茨城、群馬、栃木、長野、滋賀
【普及率の低いボトム10】(低い順に)
沖縄、青森、鹿児島、宮崎、北海道、福岡、山形、長崎、岩手、高知
トップは関西と関東の周辺県が多い、という感じだ。九州では大分が高くて、宮崎・鹿児島が低いのは、何か背景があるのでしょうか?
「今、ド田舎がおもしろい」7:耐久消費財のステータス
ピアノを持っている家庭というとどんなイメージをお持ちですか。ド田舎では小学生の女の子がいる家庭でピアノを持っていない家はほぼ皆無です。決して経済水準が高いからではないですよ。農業が長らく主産業で豪雪になやまされ高齢者世帯が急増しているこの地域で所得水準が高いわけはありません。少ないお金でも豊かな暮らしをする方法はいくらでもあるものですが。
結局ここ(=新潟県高柳町)の子どもたちのピアノ普及率の高さは習い事の流行だからだと私は想像しています。男兄弟の家庭に生まれ育ち、今でも息子しかおらず、ピアノを真剣に買おうと思ったこともない私には詳しい状況はわかりかねます。それでも、中学の息子の同級生の女の子15人、その本人や親から聞くかぎり全員がピアノをもっているようです。
結局ここ(=新潟県高柳町)の子どもたちのピアノ普及率の高さは習い事の流行だからだと私は想像しています。男兄弟の家庭に生まれ育ち、今でも息子しかおらず、ピアノを真剣に買おうと思ったこともない私には詳しい状況はわかりかねます。それでも、中学の息子の同級生の女の子15人、その本人や親から聞くかぎり全員がピアノをもっているようです。
日本のピアノ普及率は世界一。日本のピアノ人口の裾野は、女性を中心に遠大に広がっている。ヤマハとカワイの力は偉大なり! 裾野ばかりでなくて、プロのトップレベルでも日本人が活躍中。アメリカで最も有名な日本人は、大リーグのイチローと、ジャズピアニストの松井慶子だっていうじゃありませんか!(ホント?)
ピアノを題材にした人気漫画も復活してますよ。2002年11月まで『ヤングマガジンアッパーズ』に連載されていて、中断となった『ピアノの森』が、2005年4月から『週刊モーニング』に復活中。日本にいるときに私も単行本で途中まで読みました。懐かしいな〜。簡単なあらすじはこちらでどうぞ。
前回記事のコメントで「無頼の徒」さんから、練習曲「ハノン」のお薦めがありましたが、最近は「ピシュナ」の方が定評が高いとか。私も検討しよっと。
いま、以下の2つのサイトを読んでます。奥が深いです、ピアノは・・・・。
■追加1:ピアノを題材にしたマンガ
■追加2:子供にこんな残虐なピアノ曲を練習させても、いいのでしょうか・・・
ピアニストを目指した頃:あれから8年
バイエルが終わった頃、最初に課題曲として渡されたのは全音ピアノピースの「ウォーテルローの戦い」という曲だった。先生からは何度も「気持ちを込めて」とか「情景を思い浮かべながら」とか言われたのだが、今から思えば小学生に戦争や軍隊のなんたるかがわかるはずがない。
今だってたいしたことを知っているわけではないが、フランス革命がどういうもので、ナポレオンがどういう人か、一応は知っている。戦争のなんたるかも、それなりに思うところがある。小学生の時にまともに弾けなかったこの曲を、今だったら感情豊かに弾けるような気がするのだけれど。
バイエルが終わった頃、最初に課題曲として渡されたのは全音ピアノピースの「ウォーテルローの戦い」という曲だった。先生からは何度も「気持ちを込めて」とか「情景を思い浮かべながら」とか言われたのだが、今から思えば小学生に戦争や軍隊のなんたるかがわかるはずがない。
今だってたいしたことを知っているわけではないが、フランス革命がどういうもので、ナポレオンがどういう人か、一応は知っている。戦争のなんたるかも、それなりに思うところがある。小学生の時にまともに弾けなかったこの曲を、今だったら感情豊かに弾けるような気がするのだけれど。
私も「軍艦マーチ」をピアノで弾きたくなってきた・・・。子供に演奏させてはいけない不謹慎な曲がほかにありましたら、教えてください。