朝鮮総連の犯罪については、対日工作船、朝銀横領、拉致事件などで徐々に明らかにされてきたが、解放同盟の方は、その利権は主に西日本にあるため、東京本社志向のマスコミには素通り状態となっている。私が新聞社(東京)にいたときも、恥ずかしい限りだが、「同和」や「解同」という言葉を知らなかった。
後に畜産関連のビジネスに関わるようになってから、「あそこは『ヨツ』だから」という会話を拾い聞きして、言葉尻で覚えた程度である。(ちなみに『ヨツ』=『四足動物』=『屠殺場関係者』→「同和」である)
1969年に施行された「同和対策事業特別措置法(=同特法)」で約30年の間に15兆円の公金が投じられている。中でも大阪府は約20%にあたる3兆円が使われており、これに群がった利権屋と暴力団の暗躍は凄まじいものがある。京都や兵庫も「巣窟」状態になっている。
で、東京の方はというと、「同和」「解放同盟」はほとんど耳にしないので、おとなしいものかな、と思っていたのだが、さにあらず。以下、一ノ宮美成+グループK21 『同和利権の真相2』(宝島社文庫)と、続編の『同和利権の真相3』より引用する。
まずは都営住宅の独占入居事件。
◆『同和利権の真相2』 p185〜191 以下同じ
85年、墨田区の東墨田に、環境改善事業として都営住宅69戸が建設された。解放同盟は、この69戸のうち、立ち退き用13戸を除く56戸すべてに同盟員を入居させるよう、同年2月に集団で都庁に押しかけ、脅迫的に交渉した。<中略>
その結果、入居から住居年限を外したり、募集当日に東墨田に居住していれば入居できる要綱を作成。申し込み用紙も特別に作り、他地域の開放同盟関係者が入居できるように、前例のない「東墨田向け」の募集が行われた。この年の都営住宅全般の入居倍率を見ると、最高1626倍だった。一般市民を尻目に、解放同盟だけは特権入居することができたのである。
その結果、入居から住居年限を外したり、募集当日に東墨田に居住していれば入居できる要綱を作成。申し込み用紙も特別に作り、他地域の開放同盟関係者が入居できるように、前例のない「東墨田向け」の募集が行われた。この年の都営住宅全般の入居倍率を見ると、最高1626倍だった。一般市民を尻目に、解放同盟だけは特権入居することができたのである。
次に驚くべき、公共施設の不法占拠の実態!
荒川区は72年、荒川8丁目に、「環境改善仮会議室」を建設した。ところが、解放同盟荒川支部が、この施設を支部事務所として不法占拠。解放同盟の街宣車を置き、解放同盟支部専従者を常駐させた。このことは荒川区も容認していた。同施設が取り壊されると、89年、区民のために約4億3300万円を投じて建設された「さつき会館」の1室を解放同盟支部事務所として提供。同会館の「相談室」には、公然と「部落解放同盟荒川支部」の看板が掲げられ、不法占拠状態が続いている。
墨田区でも、社会福祉会館1階にある「同和相談室」が74年から解放同盟墨田支部事務所として不法占拠され、会館には解放同盟墨田支部の看板が掲げられた。加えて、年間120万円の団体助成をしたうえ、「生活相談事業」と称して年間940万円(92年)も支出してきていた。
台東区では、今戸児童館の3階にある「台東区同和対策協議会連絡事務所」が、開放同盟台東支部事務所として占拠されてきた。現在も、事務所で仕事をしているのは台東区の非常勤職員だが、実態は解放同盟の専従である。
葛飾区でも、奥戸7丁目にある「仮奥戸集会所」を、解放同盟に屈服した区が支部事務所として提供。事務所の電気・ガス・水道・電話料金からカーテンのクリーニング代、郵便受けの購入費、ガラスの修理代まですべてを区が負担(現在も)。70年代には、6年間で、解放同盟が約1奥3000万円にものぼる同和予算を独占したこともあった。
品川区でも、区大井第1出張所分室2階の「同和相談室」を解放同盟支部事務所として使用していた。同分室は2001年に建て替えられたが、今は3階を「相談室」として、事実上、「解同」支部が事務所にしている。部屋には「解同」の故・松本治一郎の写真が大きく飾られ、一般区民はおろか区会議員の入室も、同和担当職員によって拒否された。
大田区では、解放同盟品川支部員の家主が、借家人7世帯の立ち退きを要求。6世帯は立ち退いたがが、残るYさんが立ち退かなかったため、8年前にYさんが「エッタ」と発言した(発言の有無の事実は不明)と言い、「大田区が同和行政をしないから差別事件が起こった。差別行政の結果だ」と大田区に持ち込んで、立ち退き問題を「部落差別問題」にすり替えたのだ。
数少ない事例として、解放同盟の不法占拠に法的措置を取った自治体もある。
足立区でも、解放同盟足立支部が、区内の公園に「同和対策協議会連絡事務所」を作って不法占拠するという出来事があった。その無法ぶりには区議会も反発し、区は明渡しを要求、訴訟になっている。18年間にわたる不法占拠の末、90年7月、最高裁は解放同盟の上告を棄却し、解放同盟に利用権がないことが確定した。<中略>
結局、足立支部は立ち退かざるをえなくなったが、91年、区は解放同盟足立支部に「立ち退き料」として1400万円を支払っている。のちのこの金は、東京都の特別区財政調整交付金から出たものだったことが明らかになるが、まさに“泥棒に追い銭”を地で行く話であった。
結局、足立支部は立ち退かざるをえなくなったが、91年、区は解放同盟足立支部に「立ち退き料」として1400万円を支払っている。のちのこの金は、東京都の特別区財政調整交付金から出たものだったことが明らかになるが、まさに“泥棒に追い銭”を地で行く話であった。
裁判に負けても、あらゆる方法で金を毟り取る連中である。
役所相手はチョロイものだ、となめられているのではないか。「人権」を盾にして、ユスリ、タカリ、オドシで「特権待遇」「助成金」「減税」に預かり、「不法占拠」や「滞納」を続けても法的制裁を受けることがない。こんなオイシイ話が何十年も続いているのだから、朝鮮総連や暴力団からも「お手本」にされているに違いない。
「朝鮮総連」の悪態も、このような「解放同盟」を見習ってのことなのか。それとも「朝鮮総連」の方が「解放同盟」の親玉なのか。
◆『同和利権の真相3』 p165〜166 以下同じ
あまり知られていないことだが、部落解放同盟は1985年以来、金日成、金正日の2代にわたる北朝鮮と緊密な関係を維持している。82年に上杉佐一郎氏が中央本部委員長に就任後、解放同盟は反差別国際運動を掲げ国際活動を重視し始めるが、北朝鮮との交流もその一環だった。<中略>
85年5月下旬、上杉氏ら本部役員7人が始めて北朝鮮を訪問している。訪朝団は約1週間かけて金日成生誕地や、チュチェ思想塔、板門店、博物館や美術館などをめぐり、観劇、映画『金正日書記』鑑賞など、もっぱら観光旅行をしていたが、金日成と会談したり、チュチェ思想学習会にも参加したりしている。
85年5月下旬、上杉氏ら本部役員7人が始めて北朝鮮を訪問している。訪朝団は約1週間かけて金日成生誕地や、チュチェ思想塔、板門店、博物館や美術館などをめぐり、観劇、映画『金正日書記』鑑賞など、もっぱら観光旅行をしていたが、金日成と会談したり、チュチェ思想学習会にも参加したりしている。
解放同盟はヤクザと変わらないような団体ではあるといえ、そのタテマエの看板は「人権」なのである。人権を蹂躙する国へ赴いて、洗脳映画を見たり、チュチェ思想学習会に参加するというのは、どういうことなのか?
解放同盟は2002年6月にも、組坂繁之委員長を団長とする訪朝団を送っている。<中略>
組坂氏らが北朝鮮を訪れた約3ヵ月前、よど号乗っ取り犯の元妻が、有本恵子さんを北朝鮮に拉致したことを法廷で証言している。それ以降、日本国内の拉致問題に対する関心は急速に高まっていた。また、訪朝直前の5月には中国瀋陽の日本総領事館に北朝鮮亡命者家族が駆け込んだ事件が大問題になっている。これらを契機に、マスコミによって北朝鮮国内の実態がくり返し報道されるようになったのは、記憶に新しいところだ。もはや、85年当時のような北朝鮮を礼賛する声など、めったに聞かれなくなった。
だが、解放同盟は違った。朝鮮対文協での組坂氏の挨拶は、「キム・イルソン主席生誕90年、キム・ジョンイル将軍が60歳を迎えるという記念すべき年に、朝鮮民主主義人民共和国の訪問を実現できたことを心より感謝申し上げます」と、相変わらずの金父子への賛辞より始められている(『解放新聞』02年7月15日)。
組坂氏らが北朝鮮を訪れた約3ヵ月前、よど号乗っ取り犯の元妻が、有本恵子さんを北朝鮮に拉致したことを法廷で証言している。それ以降、日本国内の拉致問題に対する関心は急速に高まっていた。また、訪朝直前の5月には中国瀋陽の日本総領事館に北朝鮮亡命者家族が駆け込んだ事件が大問題になっている。これらを契機に、マスコミによって北朝鮮国内の実態がくり返し報道されるようになったのは、記憶に新しいところだ。もはや、85年当時のような北朝鮮を礼賛する声など、めったに聞かれなくなった。
だが、解放同盟は違った。朝鮮対文協での組坂氏の挨拶は、「キム・イルソン主席生誕90年、キム・ジョンイル将軍が60歳を迎えるという記念すべき年に、朝鮮民主主義人民共和国の訪問を実現できたことを心より感謝申し上げます」と、相変わらずの金父子への賛辞より始められている(『解放新聞』02年7月15日)。
解放同盟から北朝鮮に大量の金が流れていたのでは、と勘ぐりたくなる。
明日の日本のためにも、こやつらは絶対に倒さなければならない!!
■追加1:やはり「朝鮮総連」の方が暴力業界のお手本なのか
左翼系在日朝鮮人騒乱史
■追加2:「北朝鮮」「総連」関連の記事はこちらから。