2005年11月30日

国連予算の5倍の金脈:イラクの「石油食糧交換プログラム」

国連改革はノロノロ運転である。郵政法案や外務省改革よりも難しい。国連を日本の政局にたとえると、「小泉独裁」的にふるまえる最強の国はアメリカだが、常任理事国5ヵ国には、「民主党」のような国、「共産党」のような国、「社民党」のような国もいて、みな拒否権をもっている。人権委員会を抱える経済社会理事会(ECOSOC)には、「解放同盟」や「朝鮮総連」のような国々が陣取っている。

国連を舞台にした汚職スキャンダルも途絶えることがない。最近話題になった史上最大級の汚職事件は、イラクの「石油食糧交換プログラム」で、ポール・ヴォルカー率いる独立調査委員会が2005年10月27日に「最終報告書」をまとめている。

このプログラムは、湾岸戦争(1991年)後の経済制裁で石油輸出が禁じられていたイラクに対し、食糧や医薬品の購入の代金に充てるという条件のもとで、国連が石油輸出を認めたプログラムのことを指す。

中岡望の目からウロコのアメリカ:『国連改革の陰の部分:「ボルカー報告」が明らかにする国連の腐敗』(2005/4/4)
 湾岸戦争後、国連はイラク制裁を実施し、石油売却などを厳格に規制していました。しかし、食糧や医薬品などの必需品が必要であり、それを購入するという条件で1996年に国連の安保理はイラクに石油販売を認めたのです。石油販売代金は国連の特別勘定に入金になり、イラク政府は自由に使うことができませんし、その資金も食糧や医薬品などを購入するため以外に支出は認められていませんでした。
 では、それがどうしてフセインの不正利得に結びついたのでしょうか。それは、このプログラムでは、石油の販売先と食糧や医薬品などの購入先を決定する権限はイラク政府にあったからです。イラク政府は、石油売却に際して最終購入者(主に石油メージャー)する前に非公然に仲介業者(ミドルマン:middlemen)を置き、そこを通して石油売却を行なったのです。
 その際、仲介業者に市場価格よりも安い価格で石油を販売しました。仲介業者は、それを石油メージャーに売却することで、利益を得たのです。その得た利益がキックバックとしてフセイン大統領に支払われたのです。また、フセイン政権は、最終的に石油購入先を決定する権限も与えられていました。要するに、フセイン政権は、自ら利益を得るだけでなく、影響を与えたい企業や個人を石油の買い手に選んだのです。

イラクが石油を売却した「代金」と、食糧&医薬品を購入する「代金」を国連が管轄するというものだ。ところが売却の際に、イラクご用達の「卸売り業者」が間に入って中間マージンをとり、末端購入企業や国連職員を含めて賄賂(キックバック)が横行したという巨大汚職事件なのだ。

これは例えてみれば、日本のODAに絡む汚職のようなものだ。ある国のプロジェクトに100億円が投入されるとする。ところが100億円のうち、実際のプロジェクトに使われるのは80億円で、残りの20億円は独裁者の懐に入ったり、斡旋した政治家や官僚に還流されたりする。現地で入札する企業は、日本の政治家の「口利き」であらかじめ受注が決まっており、そこに賄賂が発生する・・・といった構図である。

Economist.com:A fair-minded report at a crucial time(2005/9/7)
The oil-for-food programme was the biggest financial undertaking in the UN’s history. Iraq, under comprehensive and crippling trade sanctions after its invasion of Kuwait in 1990, was allowed in 1996 to start selling oil to buy food and medicine for its people. The programme began modestly but grew exponentially, eventually encompassing $64 billion in oil sales and $37 billion in purchases for Iraq. As it grew, it simply overwhelmed the UN’s auditing and managerial capacity.

【訳】「石油食糧交換プログラム」は国連の歴史の中で最大の会計業務だ。1990年のクウェート侵攻に対する包括的かつ致命的な経済制裁を受けたイラクは、国民向けの食糧・医薬品を購入することを条件に、1996年に石油輸出を開始した。プログラムは緩やかに始まったが、加速度的に増加し、ついには石油売却が640億ドル、購入品は370億ドルに膨らんだ。単純に、国連の会計監査・管理能力を遥かに超えていたということだ。

初年の1996年は微量だから、ということだろうが『Economist』の別の記事(2005/10/27)によると、1997〜2003年の7年間の石油売却額を「640億ドル」としている。当時の平均為替レートを115円とすると、7兆3600億円に相当し、1年に1兆円という金額である。

80兆円の日本の国家予算から見れば微々たる数字に見えるかもしれないが、国連の2004年の予算は15億ドル(1725億円)、2005年は18億ドル(2070億円)である。

つまり、最大2000億円しか扱ったことのない機関が、いきなり5倍の1兆円を管理せよ、と安保理からお達しを受けたわけである。日本の国家予算は80兆円だが、もしも今年からいきなり、5倍の400兆円という「特別ODA」を委託されたとすれば、この利権をめぐってどれほど凄まじいユスリ、タカリ、ダキコミが起こるであろうことは、想像に難くない。

最終報告書を出したヴォルカー委員会は、独立監査理事会の設立を強く推奨しているだけで、個別の汚職を摘発する「司法権」が与えられているわけではない。当時のサダム・フセイン政権に還流した金額は、140社から2億2900万ドル(263億円)、賄賂の金額は2253社の総計で15億ドル(1725億円)に上るという。

この事件を1つ取ってみても、国連の組織改革は前途多難であるに違いない。

■注:円表示は、いずれも円ドルレート115円で計算した。
posted by ヒロさん at 06:49 | Comment(2) | TrackBack(1) | カテゴリ無し

2005年11月29日

ノリミツ・オーニシの「靖国神社」と「日本に来るな」

現在イギリスのわが家では、岩手県から来た学生が下宿している。平泉の中尊寺や、宮古の浄土ヶ浜、詩人の石川啄木など、ローカルな話題で盛り上がったりしているが、食べ物の話になって、そういえば、盛岡は冷麺でも有名だった。

週刊トラベルメールマガジン:「メール イカロス No.228」(2002/7/5)
 韓国を旅行すると「冷麺」というメニューに出会います。ハングルでは「冷麺」と書いて「ネンミョン」発音します。「冷麺」の本場は北朝鮮の平壌。金大中大統領が平城を訪れてまず名物の「冷麺」を食したのは有名な話です。私も昨年、平壌でしっかり食してまいりました。今年の9月には中国の延辺朝鮮族自治州への旅に同行して、ここでも「冷麺」を必ず食するぞと心に決めております。
 東アジア「冷麺」文化圏は、中国・朝鮮半島を含み西日本にまで広がり、その東の最果ての飛び地として盛岡冷麺ががんばっています。
 盛岡冷麺は戦後、北朝鮮出身の在日朝鮮人がはじめた「ぴょんぴょん舎」が始まりですが、私の住む関西でも、在日韓国・朝鮮人が多く暮らし、半島の文化を身近に体験できるため、韓国料理店、朝鮮料理店で「冷麺」と注文すると半島風の、例のバトミントンのラケットのネットをそのまま茹でたのではないかと思うほど腰のある麺が登場します。

注(2005/11/30):コメント(ノーマターさん)のご指摘で、盛岡最初の冷麺は「食道園」が正しいようです。(参照)

冷麺は韓国料理かと思っていたのだが、主に「北」が本場の食べ物だという。下宿している学生さんいわく、港町の宮古では在日の人が多いですよ、とのこと。岩手県境を越えてお隣の宮城になるが、「嫁に来ないか〜」と歌った新沼謙治が出身の気仙沼でも在日の人が多いという。

もう1つ、岩手の名産といえば「南部せんべい」。南部せんべいといえば「南部藩」、南部藩といえば「靖国神社」。

盛岡タイムス:南部利昭氏が靖国神社に 「大変名誉なこと」と抱負(2004/7/4)
 南部家第45代当主の南部利昭さん(68)=東京都=は3日、盛岡市内で記者会見し、靖国神社の宮司に9月12日付で就任すると発表した。同神社宮司はほとんど旧華族出身者が就任しており、南部さんは9代目となる。「大任を全うしなければならないと考えている」と抱負を語った。
 会見した南部さんによると、現宮司が9月11日で75歳の定年を迎え、この際、旧華族出身者がなり元に戻してほしいと願い出たという。現宮司は旧華族出身ではなかった。
 南部さんが所属する旧華族出身者の社団法人霞会舘(旧華族会館)は同神社に推薦を求められ理事会で南部さんが推薦された。推薦を受け、同神社の宮司推薦会議、総代会が満場一致で内定した。

私は靖国問題をあまり追いかけていないので、南部藩の「華族」さまのことを知って、ほ〜ぅと驚いている。靖国神社の宮司は、本来「華族」さまが基本のようだ。

◆毎日新聞:インタビュー記事「靖国神社第9代宮司の南部氏に聞く」(2004/12/29)(ネットソース)
 今年9月に靖国神社の第9代宮司に就任した南部利昭氏(69)に現状と課題を聞いた。明治維新で「賊軍」とされた旧盛岡藩・南部家の第45代当主で、広告代理店電通に約23年間勤務したという異色の経歴の持ち主だ。
−−中国が首相の参拝を問題視しています。
◆国のために命をささげた英霊を祭っているのだから、国の代表として首相が参拝するのは当然だ。亡くなった先人に敬意を表すのも人間として当たり前。「内政問題であり、余計なお世話だ」と突っ張ねるべきだ。
−−首相にはいつ参拝してほしいですか。
◆春秋の例大祭に欠かさず参拝してほしい。「不戦の誓い」と説明しているのだから、8月15日にも参拝されたらいい。
−−中国が求めているA級戦犯の分祀(ぶんし)についてどう思いますか。
◆分祀はあり得ない。他の神社で祭神が気に入らないから、替えてくれとは言えないはずだ。東京裁判で連合国がA級、B級などと決めたもので、一緒に日本人が言うことはない。(終戦記念日に行う)全国戦没者追悼式には、いわゆるA級戦犯らを含んでいる。天皇・皇后両陛下、首相も出席するが、誰も文句を言わないではないか。
−−戦没者追悼目的の「国立無宗教施設」構想をどう考えますか。
◆靖国神社が戦没者を祭る日本の中心的神社との考えが定着しており、全くナンセンスだ。若い人に靖国神社というものを教えていかなければならない。「靖国に行くな」とか営業妨害はやめてもらいたい。【聞き手・田所柳子】

「賊軍」出身なのに宮司を引き受けるとは、なんと心の広い方だろう。毅然とした信念の持ち主で、しかも電通の出身とあっては、話題性にこと欠かない。毎日新聞がどんなに突っ込んでもひるまないとすると、ここで秘密兵器「Norimitsu Onishi」を投入するしかあるまい。

New York Times:(SATURDAY PROFILE) 「Ad Man-Turned-Priest Tackles His Hardest Sales Job」(2005/2/12)有料記事
To that end, it is not surprising that, for the first time in Yasukuni's history, its new chief priest is not only a salaryman but a former advertising man as well. ''I cannot take advantage of my experience on issues such as China's opposition to the prime minister's visit to Yasukuni,'' Mr. Nambu said of his time at Dentsu. ''That is a matter for the country to deal with. But I can help in making efforts to promote awareness among young people.''

【訳】この意味(若者を呼び寄せるという意味)で、靖国史上初のサラリーマンかつ電通マンが宮司になったことは、驚くには至らない。「中国の靖国参拝反対などの問題で、自分の経験を使うことなどあり得ない」と南部氏は電通出身の身の上を語る。「それは国が扱うべきこと。私としては若い人の意識を呼び覚ますお手伝いをしたい」と語る。

最初にこの記事を読んだときは、なかなかいい目のツケドコロだと感心していた。サラリーマンから神官へ。そして、靖国に軍服を着て現れる「保守派」が高齢化する中で、電通のマーケティング手法を生かして、いかに若者を神社に呼び寄せるか・・・。

これは切り口として実にうまい。さすがは New York Times だと感心する。新任の宮司から「若者を惹きつける」ためのさまざまな仕掛けやテクニックを聞き出せれば、最高に面白いだろうと思っていたのだが、なにしろオーニシである。読み進めていくうちに、だんだん面白くなくなっていくのだ。

◆ソース同上
WEEKDAY mornings, a car picks him up at his residence and brings him to the shrine around 9:30 a.m. He changes from a suit to his priest's robe, undergoing purification by pouring water over himself. On weekends, he laments, his new duties often get in the way of his golf game.

平日は宮司の衣装で「ミソギ」の清め祓いを行うが、週末のゴルフがままならなくて可哀想だね、とからかっている。そしてその後は、一番書きたかったであろう靖国神社の解説である。

◆ソース同上
According to the museum at Yasukuni Shrine, Japan waged war against Western powers to liberate Asian countries. It brushes aside Japan's own brutal occupation of Korea and Manchuria and its other aggressive acts against China, like the Rape of Nanking in which 100,000 to 300,000 Chinese were slaughtered.<中略>

After the enshrinement of the 14 in 1978 -- for reasons that have never been explained -- official visits became political minefields that most prime ministers simply avoided. Emperor Akihito has never worshiped at Yasukuni; his father, Emperor Hirohito, paid his last visit in 1975.

文章の構成が、何となく朝日新聞に似ている。いくぶん筆の立つ「天声人語」のような印象を受ける。この記事は「SATURDAY PROFILE」という人物紹介のコラムだが、今話題になっている「時の人」を扱うものだ。

オーニシがこの次に「時の人」として選んだのは、「チョン様」こと鄭香均(チョンヒャンギュン)だった。2005年4月2日の『母国で外国人として生まれて』という記事だ。全般に事実を淡々と書いてあり、気になるところは、以下の記述くらいだった。

New York Times:(SATURDAY PROFILE) 「Born to Be a Foreigner in Her Motherland」(2005/4/2)有料記事
DURING Japan's colonial rule, from 1910 to 1945, some Koreans came here seeking economic opportunities while others were brought as forced laborers.

それにしても、彼女が「日本に来るな」と叫んで66日も経ってから、わざわざ取り上げる理由は何なのだろうか。これは私の邪推だが、毎日新聞の中村イルソン記者が、ほぼ同じ時期に「哀れな国」:都庁国籍任用差別裁判・最高裁大法廷判決が意味するもの(インパクト出版会 2005/4)を出版しているので、日米の(韓カナダの? 韓韓の?)の連係プレイなのかな、と素直に疑ってみたくなるのである。

■つぶやき1:Norimitsu Onishi は2〜3本のエントリに凝縮してまとめようと思ったのだが、なにしろ相手は天下の New York Times である。彼の全記事を読んで、じっくりと攻めることにした。今後のメディア界の「伝説」になるであろうノリミツ・オーニシに敬意を表して、「ヒロさん日記」のカテゴリに「Norimitsu Onishi」を追加しました。

■つぶやき2:まったくの偶然だが「鄭香均」も岩手県出身。鄭香均、南部利昭、東条英機・・・と、いま(ヒロさんの中で)岩手が熱い。(だが、冷麺は寒い、ブルルぅぅ)

■追加1
  • NYT:Norimitsu Onishi 記事一覧
  • posted by ヒロさん at 04:55 | Comment(8) | TrackBack(3) | Norimitsu Onishi

    2005年11月25日

    国連憲章53条に規定された「敵国6ヵ国」のゆくえ

    「日本の歴史教科書は、偏向している、妄言のかたまりだ」という議論に対して、「あなたたち、その教科書の中身をほんとうに読んだことがあるのですか」という反論がある。

    憲法9条の議論をする人たちが「日本国憲法」を1度も読んだことない、というバカな話はあり得ないだろう。私も教科書で読んだ記憶があるし、主要条項の英文を一時暗記していたこともある。しかしながら「国連憲章(UN Charter)」のほうは、どうやら1度も読んだ記憶がない。

    産経:麻生氏「国連分担金に疑問」 タイ副首相と会談(2005/11/24)
     麻生太郎外相は24日午後、次期国連事務総長に名乗りを上げているタイのスラキアット副首相と外務省内で会談し、日本の国連分担金について「敵国条項があるにもかかわらず19・5%も負担していることに多くの国民が疑問を抱いている」と見直しが必要との考えを表明した。

    「敵国条項がある」という話は、大学生の頃に本で読みかじって以来、私の脳内にも「常識」として定着してきているわけだが、そもそも、どんな「条文」で、具体的のどの国が「敵国」なのであろうか?

    日本財団図書館:国連憲章全文
    第53条
     1. 安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。
     2. 本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。

    【原文】2. The term enemy state as used in paragraph 1 of this Article applies to any state which during the Second World War has been an enemy of any signatory of the present Charter.(英文ソース)

    第107条
     この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国のであった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。

    【原文】Nothing in the present Charter shall invalidate or preclude action, in relation to any state which during the Second World War has been an enemy of any signatory to the present Charter, taken or authorized as a result of that war by the Governments having responsibility for such action.(英文ソース)

    この「連合国」憲章は1945年6月26日にサンフランシスコで発効している。日本が降伏する50日前のことだ。第53条2項の「署名国」は50ヵ国(のちにポーランドが加わり51ヵ国)だが、50ヵ国の内訳がわかるソースをまだ発見していない。

    上記の条文は少々読みづらい。「敵国」となっていると何が問題なのだろうか?

    ウィキペディア:「敵国条項」
     敵国条項は国連憲章53条と107条に規定されている。第二次世界大戦において連合国の敵だった国が、国連憲章に違反した行動を行なった場合に連合国の構成国は(単独でも)国連決議に拘束されずに無条件に軍事制裁を課すことができるとしている。

    つまり、日本が国連憲章に違反した場合には、「署名国」の中国などが「単独で」「国連決議に拘束されず」「無条件」に軍事制裁を課すことができる、という話らしい。これはまずい。

    「敵国」は具体的には名指しされていないが、どの国々を指すのだろうか?

    国際連合憲章:敵国条項
     内容は、第二次世界大戦の際に枢軸国だった日本、ドイツ、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、フィンランドを対象(イタリアは途中で枢軸国から脱退し、連合国側に立って日独に宣戦したので除外)に、これら諸国が国連憲章等に違反した軍事行動を起こした際、旧連合国が国連決議等の拘束力に優先して軍事制裁を課す事が出来るとした差別条項だが、戦後半世紀が経過し、日・独が国連の中でも重要な地位を占める現状においては死文化条項であり、時勢に合わない等理由から、1995年の国連総会にで同条項の国連憲章からの削除を求める決議が圧倒的多数で採択されたが、安全保障理事会改組問題の難航で、国連憲章の改正に支障を来しており削除自体は未だ実現していない。

    日本とドイツが敵国になっているのは有名だが、コマネチのルーマニア、ヨーグルトのブルガリア、フン族のハンガリー、シベリウスのフィンランドも、いまだに全世界を敵に回す「盟友」であったとは知らなかった。(イタリアは抜け駆けかい。裏切り者!)

    追加(2005/11/27):コメント(MUTIさん)のご指摘で、2001年7月発行の外務省パンフ『日本と国連』では、イタリアも敵国条項削除の協議を行っているとのこと。よって敵国は「7ヵ国」が正解のようだが、同じく途中から鞍替えした「タイ」がどうなるのか、気になるところだ。
    追加(2005/11/30):ルーマニア、ブルガリア、フィンランドは1944年に、イタリアは1945年に日本に宣戦布告している(コメント欄参照)。よって日本を裏切っていないのは、ドイツとハンガリーのみ。

    敵国条項削除の話は、1995年から持ち上がっているのに、この10年進展していない。国連憲章の改正には、加盟国の3分の2以上の同意が必要である。

    産経:国連総会 成果文書最終案に合意 特別首脳会合開幕 旧敵国条項削除盛る(2005/9/15)
    分裂露呈 アナン事務総長 遺憾表明
     【ニューヨーク=長戸雅子】十四日にニューヨークの国連本部で開幕した国連創設六十周年の特別首脳会合は、包括的な国連改革に関する成果文書を十六日に採択する。加盟国のぎりぎりの妥協によってまとまった成果文書の最終案では、日独など敗戦国に対する「旧敵国条項」を国連憲章から削除することが盛り込まれた。しかし、安全保障理事会の拡大は、改革の決定時期が示されなかったほか、日本など四カ国(G4)が提案した決議案は審議未了で廃案となった。
     首脳会合を前にした国連総会では、成果文書案をめぐる加盟国間の駆け引きで主に米国と途上国の意見が対立。一時は合意文書なしの首脳会合という最悪の事態も想定されたが、十三日午後まで交渉を続けた結果、ようやく最終案の合意にこぎつけた。
     アナン事務総長は十四日の特別会合での冒頭演説で、「国連改革は重要であり、継続しなければならない」として、加盟国の結束を訴えた。一方、改革議論の目標として当初念頭に置いた九月を迎え、結局、安全保障理事会の改革を達成できるめどが立っていないことに遺憾の意を表明。国連の信頼回復に努めなければならないと述べた。
     成果文書では、国内に人権問題を抱える国がメンバーとなっている現在の人権委員会を改組して人権理事会を創設することや紛争後の和平定着を担う平和構築委員会の設置など一定の進展もあるものの、当初の草案には示されていたテロリズムの定義や軍縮に関する項目が削除されるなど、加盟国の分裂ぶりを映すものともなった。
     一方、テロについては十四日の安全保障理事会の首脳会合で、英国が提案したテロの扇動を禁じる法整備を求める「対テロ決議」が採択された。小泉純一郎首相は十五日に演説する。

    国連改革の具体的な内容と、悪名高い「国連人権委員会」については、次回、まとめてみるつもりです。

    ■追加1:連合国一覧
    ウィキペディア:「連合国」
    ★アメリカ合衆国(フィリピン)、イギリス(インド)、ソヴィエト社会主義共和国連邦(白ロシア、ウクライナ)、フランス(レバノン)、中華民国
    ★オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、チェコスロバキア、ユーゴスラビア、ギリシャ、デンマーク、ノルウェー、ポーランド
    ★オーストラリア、ニュージーランド、エジプト、南アフリカ連邦、カナダ、ドミニカ共和国
    ★メキシコ、キューバ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、サルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン、チリ
    ★イラン、イラク、シリア、トルコ、サウジアラビア、エチオピア、リベリア

    ■追加2:日本はどこに降伏したのか
    ウィキペディア:「連合国」
    ミズーリ号降伏文書調印に署名した国=9ヵ国
    ★アメリカ、中華民国、ソ連、イギリス、フランス、オランダ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド

    ウィキペディア:「極東軍事裁判」
    極東軍事裁判で判事を送った戦勝国=11ヵ国
    ★上記の9ヵ国+フィリピン+インド
    posted by ヒロさん at 19:27 | Comment(21) | TrackBack(0) | 日本史・世界史

    2005年11月23日

    イルソン記者の傀儡師たち:「ウトロの森」の妖怪ネットワーク

    京都の「ウトロ問題」が執拗なほどに燻り続けている。在日韓国人同士の利権争いから発展した「強制立ち退き」問題に過ぎないのだが、これを「日本という国が抱える少数民族差別」という別の構図に置き換えようと、必死の「宣伝工作」が繰り返されている。

    2005年7月のこと、国連人権委員会のディエンなる人物が、わざわざ10日間も来日し、アイヌや部落、在日朝鮮人への差別について意見を聞き、挙句の果ては「ウトロにショック」という言葉を残して去っていった。そして11月7日には、国連総会第3委員会で日本を非難する「中間報告」が行われた。

    朝鮮新報:国連人権委報告官 国連総会で報告 「外国人排斥は日本社会における現実」(2005/11/16)
     今年7月、京都朝鮮中高級学校ウトロ地域を視察した国連人権委員会の人種差別問題に関する特別報告官ドゥドゥ・ディエン氏(セネガル)が7日に開かれた人権問題を扱う国連総会第3委員会において、人種差別や外国人排斥に関する調査報告を行い、日本で在日朝鮮人をはじめとする少数者集団に対する差別が実在していると指摘、人種主義や外国人差別に特化した国内法の制定などを求めた。
     ディエン報告官は、朝鮮学校関係者やウトロ住民、無年金状態におかれた在日高齢者らの情報提供に基づき作成中の具体的な対日勧告を盛り込んだ報告書を、来春の第62会期国連人権委員会に提出する予定だ。

    この話は忘れた頃に、プスプスとボヤ火が立ち上がるわけだが、来春には「本報告」が行われるので、確実にもう1度、火の手が上がることになっている。そのときに騙されないように、また家族や友人を啓蒙できるように、じっくりと、気長に勉強しておきたい。以下のブログをザーッと読めば、全体像がつかめると思う。

    木走日記:「反差別国際運動と部落解放同盟とチュチェ思想国際研究所の関係」(2005/11/15)
    愛・蔵太の気ままな日記:国連人権委員会とその関係者を政治的に利用している人たち(3):「国連人権委員会の人種差別問題に関する特別報告者のディエン氏(セネガル)」と明治学院大学のあやしい組織(2005/11/16)

    上記のブログをザーッと読む気力のない人のために、最後の「愛・蔵太の気ままな日記」から「まとめ」の部分を引用すると、

    • ディエン氏は「7月初めから10日間にわたって日本を訪問」した。
    • 「京都朝鮮中高級学校」と「宇治市伊勢田町のウトロ地区」を見た。
    • 「法務省入国管理局が不法滞在外国人の情報を電子メールで募っている」ことについての情報を得た。
    • 日本の歴史教科書についての情報を得た。
    • 国連人権委員会は「基本的に一方の話で報告書を書く」という話。
    • それらの情報を提供したのは「反差別国際運動日本委員会」
    • 『反差別国際運動日本委員会』と『部落解放同盟中央本部』の所在地は同じ。
    • 『反差別国際運動日本委員会』の理事・武者小路公秀氏は『チュチェ思想国際研究所』の理事もしている。
    • 『チュチェ思想国際研究所』と『日本キムイルソン主義研究会』の所在地は同じ。

    という話だ。さらに、「明治学院大学のあやしい組織」については、

    明治学院大学の「朝鮮民族学校生」の公募推薦を決めたのは、学長が「中山弘正」氏だった時代で、中山弘正氏は「明治学院大学国際平和研究所(PRIME)」という団体の中で「武者小路公秀」氏とつながっています。

    ということが明らかになっている。

    大手マスコミは、国連人権委員会の発表は垂れ流すが、その原点となった「ウトロ抗争」や「朝鮮学校」の実情をはっきりと取り上げない。その中でも確信犯的に歪んだ「隠蔽」記事を書き続けるのが、毎日新聞京都支局の中村一成だ。彼が2005年9月2日朝刊の「記者の目」で書いた記事は、mumurブログ:毎日新聞社会部中村一成には記者の資格無し(2005/11/22)に全文引用されている。

    以下、mumurブログからの孫引用だ。

    ◆毎日新聞:【記者の目】戦後60年と「ウトロ地区」=中村一成(京都支局)(2005/9/2)
    ◇責任果たす最後の機会−−過去に向き合う作業を

     京都府宇治市にある在日コリアン集住地域「ウトロ地区」が、韓国内で関心を集めている。60世帯余り約200人の住民は法律上、土地所有者による強制立ち退きがいつでも可能な状態に置かれており、未清算の過去を象徴する問題と認識されているからだ。さらに、やむにやまれぬ打開策として、住民自らが土地を買い取ろうと日韓での民間募金も始まった。植民地支配と戦争を背景にした問題の「解決」が、日本側の謝罪と補償でなく、善意による募金によって図られようとしているのだ。戦後60年、日本社会は植民地支配という暴力の歴史にどれほど向き合ってきたと言えるのか。<中略>
     土地は戦後、国策会社の後身「日産車体」に引き継がれた。その後、多くの住民が知らないうちに周辺地価の約7分の1で売却され、転売された不動産会社が89年、住民に土地明け渡しなどを求めて提訴。00年12月に住民側の敗訴が確定した。現在の所有権は大阪市内の個人に移り、いつ立ち退きを強制されてもおかしくない事態が続く。

    そもそもの発端は「日産車体」所有地の不法占拠であり、転売先の「不動産会社」(=有限会社西日本殖産)とはウトロの元住人・許昌九の会社であり、現在所有権をもつ「大阪市内の個人」とは在日の井上正美である。(追加 2005/11/29:京都府宇治市にあるウトロの現場写真はこちら

    なぜ事実を書かないのだろうか。取材能力のない記者なのだろうか。いや、そうではないはずだ。彼のバックグランドが、そして彼を動かす「傀儡師(くぐつし)」のネットワークが、日本糾弾の記事を「自動書記」のように書かせてやまないのだ。

    全国ネットのテレビの前で「世界中に言いたい、日本には来るな!」「涙も出ない、笑いが先に来る哀れな国だ」と鄭香均(チョンヒャンギュン)が叫んだのが、2005年1月26日のことだが、その彼女を援護するべく、「哀れな国」:都庁国籍任用差別裁判・最高裁大法廷判決が意味するもの(インパクト出版会 2005/4)を著している。

    彼の著者名に注目したい。

    中村, 一成 <ナカムラ, イルソン>

    アマゾンの検索では、彼の著作は「在日無年金訴訟」に関連する1冊のみがヒットする。著者略歴は以下のようになっている。

    Amazon.co.jp:中村一成著 『声を刻む―在日無年金訴訟をめぐる人々』(インパクト出版会 2005/6)
    中村 一成
    1969年大阪生まれ。新聞記者。在日外国人や難民、「病者」といった、「健全な国民」ならざる者たちをめぐる問題などをテーマに雑誌や機関誌、新聞などに執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ここでは「在日」の素性は明らかにされていない。在日の人が新聞記者として活躍することには何の異論もないが、「在日問題」を徹底的に取り上げておきながら、自らが「在日」であることを公にしないのは欺瞞ではないか。特定の利益集団に有利な視点のみを書き続けている以上は、私は毎日新聞の「中村一成」ことナカムラ・イルソンを

    「民団新聞」&「朝鮮新報」からの隠れ出向記者

    として認定したい。

    彼の名前は、すべての外国人学校に大学入学資格と財政措置を求める共同声明:賛同人(2003/6)にも登場する。4320人が署名した「賛同人」のリストは実に興味深い。

    例えば「9条の会」などの自然薯(じねんじょ)ネットワークを調べようとしても、余りにも裾野が広く、収穫物は「左の酸味が利いている」という程度の漠然としてものになってしまう。しかし「外国人学校」に絡む共同声明は、基本的に「半島系」の利権を代弁する人たちなので、焦点がぐっと絞られてくる。

    記者&新聞社を名乗るのは14人。
    • 朴光春 (民団新聞記者)
    • 崔洋一 (「セセデ」記者)
    • 谷瀬 綾子 (「社会新報」記者)
    • 津崎公子 (カトリック教会信徒(記者))
    • 松崎香里 (カトリック新聞社)
    • 中村一成 (新聞記者)
    • 吉岡 一 (朝日新聞外報部)
    • 村田健太郎 (聖教新聞記者)
    • 北村貴志 (聖教新聞記者)
    • 早川健太郎 (聖教新聞記者)
    • 西口尊雄 (聖教新聞社・記者)
    • 牧平和弘 (聖教新聞社・整理記者)
    • 五十嵐旭洋 (聖教新聞社)
    • 平松和朗 (聖教新聞社職員)
    それにしても「聖教」さんが多い。「外国人学校」問題で、圧倒的多数の賛同人を誇るのはこの系列である。
    • 創価女子大・・・・・1人
    • 聖教新聞(記者含む)・・・・・7人
    • 創価学会・・・・・17人
    • 創価大学&大学院・・・・356人
    創価大学の強さはダントツである。他の大学は、東京大学(38人)、早稲田大学(23人)、帝京大学(20人)といった人数なので、その動員力のすごさがわかる。

    「聖教&創価」は全体の9%だが、肩書きを全く示さない人(621人)や、会社員(341人)、主婦(136人)、学生(93人)と書く人、居住地域のみを「神奈川」(69人)のように示す人もいるので、実際の「聖教&創価」系は、これを遥かに上回る「圧倒的多数」であることはまちがいない。

    他にまとまったグループや、ほ〜ぅという興味深い団体を以下に列記したい。
    • 「朝(=朝鮮)」を含むもの・・・・・178人
    • 「韓(=韓国)」を含むもの・・・・・52人
    • 「神奈川」を含むもの・・・・・126人(うち「神奈川朝鮮中高級学校」31人)

    • 「キリスト」を含むもの・・・・・85人
    • 「カトリック」を含むもの・・・・・47人(うち「カトリック東広島教会」19人)
    • 「基督」を含むもの・・・・・43人
    • 農村伝道神学校・・・・・15人

    • ピースボート・・・・・14人
    • 女性会議・富山県本部・・・・・13人
    • LAZAK・・・・・9人
    • かながわみんとうれん・・・・・8人
    • バウネット・・・・・6人
    • 反差別国際運動(IMADR)・・・・・6人
    • カラバオの会・・・・・6人
    • 中国帰国者定着促進センター・・・・4人
    • 影書房・・・・・3人
    • アジア女性資料センター・・・・・2人
    • 高嶋教科書を支援する会・・・・・1人
    個人名はたくさんありすぎてチェックしきれないが、私の好みで最後に3人だけ。
    • 西野瑠美子 (なぜかバウネットの肩書きなし)
    • 君島和彦 (東京学芸大学教育学部教授・埼玉県)
    • 中山弘正 (明治学院大学教授)
    慰安婦デマゴーグ、教科書暴力団、チュチェ思想ネットワーク、といったところ。これ以外に、各地の大学に面白い名前がたくさん登場しているので、みなさんも4320人の気になる面々を調べてみてください。

    繰り返しのリンクですが、こちらです。→すべての外国人学校に大学入学資格と財政措置を求める共同声明:賛同人(2003/6)

    ■追加1:イルソン記者は10月1日に京都から大阪へ
    http://honyarado.cool.ne.jp/image/event.html
    2005. 9/14(水) 中村一成氏 緊急送別会
    名著「声に刻む」(インパクト出版)を世に問うたばかりの「毎日のイルソン」こと中村一成記者が10/1より京都支局から大阪本社社会部に転勤

    ■追加2:2ちゃんねるで「賛同人分析」を発見
    http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1132501779/
    ◆現職・元職議員◆
    若竹りょう子(小金井市議会議員) 野見山のぶよし(小金井市議会議員 市民の党) 鶴ヶ岡裕一(串良町議員) 森てるお(西東京市議会議員 無所属) 大野まさき(武蔵野市議会議員 無所属) 曽我 千代子(加茂町議会議員) 杉本英騎(三鷹市議会議員 無所属) 小川美沙子(鹿児島市議会議員 無所属) 竹村泰子(前参議院議員 民主党) 大嶋薫(前札幌市議会議員 民主党) 片山いく子(埼玉県春日部市議会議員 無所属) 坂元愛子(東市来町議会議員) 丸尾(尼崎市議会議員) 荒木龍昇(福岡市議会議員) 井出節夫(臼田町議会議員 日本共産党) 青木ひかる(小金井市議会議員 市民の党) 中村まさ子(江東区議会議員東京) 五十嵐けん(立川市議会議員 市民の党) 谷垣喜一(市議会議員 公明党)

    ◆大学名◆ (度数 > 10)
    創価大学(345) 東京大学(38) 中央大学(25) 早稲田大学(22) 工学院大学(21) 朝鮮大学(19) 東京都立大学(18) 帝京大学(18) 立教大学(16) 法政大学(13) 拓殖大学(13) 横浜国立大学(13) 北海道大学(12) 京都大学(12) 大阪市立大学(11) 一橋大学(11) 筑波大学(10) 杏林大学(10) お茶の水女子大学(10)

    ◆学校名◆ (度数 > 2)
    神奈川朝鮮中高級学校(30) 農村伝道神学校(15) 福岡朝鮮初中級学校(14) 鳥取市立湖南小学校(6) 長野朝鮮初中級学校(4) 大阪府立高校(3) 岡山朝鮮初中級学校(3) 明治学院高校(2) 朝鮮学校(2) 大阪朝鮮高級学校(2) 大阪女学院中学校(2) 広島朝鮮初中高級学校(2)

    ◆地名◆ (度数 > 2)
    東京都(135) 神奈川県(63) 埼玉県(53) 大阪府(37) 世田谷区(33) 中野区(19) 千葉県(13) 鳥取県(10) 福岡県(9) 京都府(9) 兵庫県(4) 福島県(3) 静岡県(3) 三重県(3) 岐阜県(3) 北海道(2)

    ◆組織名◆ (度数 > 2)
    日本キリスト教会横浜長老教会(20) 日本キリスト教会横須賀教会(18) カトリック東広島教会(18) 在日韓国青年同盟大阪府本部(16) 在日本朝鮮青年同盟京都府本部(13) ピースボート(13) 日本キリスト教会 金目教会(12) I女性会議・富山県本部(12) 朝鮮青年同盟西東京本部(10) 大阪弁護士会(10) 日本キリスト教婦人矯風会(9) 桜本保育園(9) LAZAK(9) 人間と性教育研究協議会・さきたまサークル(8) かながわみんとうれん(8) 日本基督教団牧師(6) カラバオの会(6) 在日本朝鮮留学生同盟中央本部(5) 日本聖公会横浜聖アンデレ教会(4) 日本キリスト教団牧師(4) 朝銀北東福島支店(4) 中国帰国者定着促進センター(4) 在日本朝鮮留学生同盟大阪地方本部(4) 日本カトリック正義と平和協議会(3) 日朝友好促進京都婦人会議(3) 在日本朝鮮人人権協会(3) 影書房(3) カトリック正義と平和協議会(3) ふれあい館(3) 日本基督教団事務局(2) 日本基督教団在日・日韓連帯特別委員会(2) 日本基督教団佐敷教会(2) 日本基督教団隠退教師(2) 日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会(2) 日本YWCA(2) 日本YWCA(2) 東京演劇アンサンブル(2) 調布ムルレの会(2) 朝銀(2) 中信同胞生活センター(2) 大阪女学院中学校教諭/日本キリスト教会池田教会会員(2) 松本強制労働調査団(2) 小金井市議会議員(2) 在日本韓国YMCA(2) 在日大韓基督教神戸教会牧師(2) 在日大韓基督教会青年会全国協議会(2) 在日韓国民主女性会(2) カトリック修道女(2) カトリック園田教会信徒(2) VAWW-NETジャパン(2) UniversityatBuffalo(2) KEY東京(2) DPI日本会議(2)

    ■追加3:ナカムラ・イルソンのやりたい放題
    百年祭りの観察:「【毎日記者・中村一成】よ!【ガルトゥング君】と一緒に逝ってヨシ!」(2005/11/15)

    posted by ヒロさん at 06:14 | Comment(15) | TrackBack(9) | 韓国&北朝鮮

    2005年11月22日

    イギリスの神秘:「馬の栗毛」と「甘いハチミツ」はいかが?

    イギリスで冬を迎えるのは3回目ですが、今年は厳冬のようです。夜霧、朝霜は毎度のことなのですが、芝や畑にかかった「霜化粧」が昼になっても消えやりません。朝の外気はマイナス5度くらいのようですが、年末に向けてマイナス15度になるという話です。

    私のいるところはイギリスの南東部(フランス近く)で、一番暖かい場所であるにもかかわらず、です。周辺は、ヒツジ、馬、牛がたくさんいるところですが、馬を育てている人が11月初旬から予言していました。「今年は、馬の毛がすごく伸びてる。こりゃ、とてつもなく寒くなるぞ」と。

    固有引力:馬の毛も伸びる候(2005/1/23)
     冬に急激に冷え込んだ翌朝、厩舎の戸を開け、一番手前の馬房にいる彼に「おはよー」と覗き込むと、そこには。
     熊のぬいぐるみのようなものが!!
     寒さのあまり一夜にして2センチくらい毛ののびたじーさん馬がそこには立っておりました・・・。寒い季節は身体には、ローブのようなものを着せてあげるんですが首から上は寒いらしくて。着てる部分もそれなりに伸びて、春までにもこもこの毛になります。(春にバリカンで刈るんです)
     若い馬も多少は伸びますけど、そこまで顕著に一気には伸びません。すでに、防寒対策として毛の伸びをコントロールしてたんじゃないかとすら思った。急に寒くなるとヤツを思い出します。

    一晩で2センチも伸びるとはすごいことです。私の近所の馬たちの毛が、どれほど伸びていたのかは目視確認していないのですが、たぶんこんな感じで伸びていたのだと思います。

    イギリスの天候はあまりにも変わりやすいので、誰も長期天気予報など信用していませんが、日頃から自然や動物を観察している人たちには、大きな流れがわかるものなのですね。

    この馬の毛の話で、もう1つ、この夏に聞いた不思議な話を思い出しました。

    友人づてに聞いた、近所の農家の話です。その農家ではウリ科の植物を大量に栽培していたのですが、去年の夏から急に不作になり、なぜかな、と観察を続けていたのだそうです。実ができるためには、オシベがメシベと合体する受粉が必要ですが、ウリ科は「虫媒花」です。

    ハチたちが花のミツを吸いにきますが、ミツのお代は取らないかわりに、しっかり花弁の中に入って、糞まみれ、いえ、粉まみれになって受粉に協力していただくことが、「業界の掟」となっておりました。ところが、農家の人いわく、昨年から「掟破り」の連中が大量に現れるようになったとのこと。

    すなわち、花の中に入り込まずに、花を抱えるように馬乗りになって、花弁とガクの間に口を突っ込んで、ミツをごちそうになるという「行儀の悪い」連中です。これはいけません!食事のマナーに厳しいイギリスの紳士・淑女たちが顔をしかめています。

    上記の写真のソースはこちらで、農家の話とは無関係ですが、「正統派マナー」と「型破りの無作法」を目視確認していただくために、ご紹介しました。

    これが近所の畑だけの現象なのか、イギリス南部の流行なのか、はたまたヨーロッパ全体の病気なのかはわかりませんが、「101匹目のサル」ならぬ「101匹目のハチ」みたいな話がはやり出したら、どうしましょ。


    ■参考:チョウの中にも「目的のためには手段を選ばない」連中がいるよ
    カクトラノオのドラマ [1]チョウ&ガの仲間:No.544〜545の写真に注目!
    posted by ヒロさん at 07:16 | Comment(3) | TrackBack(0) | イギリス見聞録