

アメリカン航空11便をハイジャックし、WTC1に突入したとされるモハメド・アタは、当時33才だった。左は、推定15才前後のモハメド・アタの写真である。右は、2001年9月27日からFBIのウェブサイトの掲載されている写真である。
もし左側のような「かわいらしい」写真が公開されていたならば、カミカゼ特攻隊のイスラム原理主義者にいくぶんの同情票が集まったかもしれない。何が彼をここまで追いつめたのか・・・・かわいそう・・・・。人は「マスク」に弱い。オウム真理教の麻原彰晃は容赦なく叩かれたが、甘いマスクの上祐史浩にはファンクラブまでできていたではないか。




エジプト人のモハメド・アタは美男子なのである。左から2つ目の写真は、アタの自宅に飾られている写真からのクリップだ。おそらく大学に入ったころの写真であろう。3つ目はカイロ大学に在学中の写真で、推定20才以降である。4つ目は時期は不明だが、レストランで撮影された彼の写真だ。




この4枚は、31〜33才の写真である。
一番左の写真は、ロンドンの「Sunday Times」が入手したというビデオからのクリップで、いくぶん不気味な顔が選ばれているが、実際のビデオ映像を見てみると、目がクリクリと動く、お茶目な表情の「男優さん」である。(ビデオ映像を見たい方はこちらから)
共和党の選挙参謀カール・ローブが「October Surprise(10月にビックリニュース)」がある、としきりに匂わせていたが、この捏造ビデオが「ビックリ」のつもりなのだろう。「Sunday Time」が入手したビデオの怪しいいきさつについては、こちらの記事でどうぞ。
アタは1993年〜1999年にドイツのハンブルグ大学に留学している。年齢は25〜31才である。ハンブルグではアゴ髭を生やしていた。ハンブルグからアフガニスタンに渡ったときは、かなりの髭モジャだったことになる。そして、ドイツに戻り、アメリカの渡航する直前に、髭をバッサリと落としたわけだ。
最初の左2つの写真があまり似ているようには思えない。髭モジャなので比較が困難だ。911テロ当日に撮影されたという「左から3番目」は解像度が低いが、「2番目」とは同一人物かもしれない。
そしてネット上で、新聞・雑誌で、テレビで繰り返し、繰り返し使われているのが「右端の写真」だ。FBI発表の「極悪人アタ」の写真である。父親は当初から「あれは息子の写真ではない」と主張している。ほんとうのアタは美男子なので、極悪非道のイメージをつくるために、FBIが徹底的に修正して作り上げたものと思われる。
ポートランド空港では監視カメラがはっきりととらえているのに、ハイジャック犯がハイジャック便に搭乗した監視カメラ映像は1つもない。本当はあるのだろうが、1枚でも公開してしまう「すべてを出せ」という声がさらに高まる。そうすると、ハイジャック犯の19人のうち、大半は搭乗していないか、別人であることがバレてしまうので、まずいのであろう。
モハメド・アタは、アルオマリと一緒に、たぶんアメリカン11便に乗ったに違いない。その後自分に起こることも知らされぬままに・・・。
◆Complete 911 Timeline:American Airlines Flight 11
(6:50 a.m.-7:40 a.m.): Mohamed Atta Observed at Logan Airport Running Late for Plane?
According to an article on the conservative news website WorldNetDaily, alleged lead hijacker Mohamed Atta almost misses Flight 11 and has to rush to the departure gate at Boston’s Logan Airport. The article is based on the account of an unnamed American Airlines employee at Logan, and claims Atta is running late because his connecting flight from Portland was delayed (see (6:00 a.m.)). However, the 9/11 Commission claims that this plane was “on time,” and says Atta is observed at Logan with Abdulaziz Alomari, asking for directions in a parking lot (see 6:45 a.m.). The employee says that at the baggage check-in, when asked security questions, Atta claims he does not speak English. A supervisor is called for, who just sends him towards the departure gate, as it is close to his plane’s take-off time. Atta rushes through the security checkpoint, then down to the gate, where he shows up perspiring. The employee comments, “The nitwit. You know, they’d been planning it for five years, and he’s running late for the flight.” An American Airlines spokeswoman will refuse to comment on this account, saying all American employees have been ordered not to speak to the press. [WorldNetDaily, 9/21/2001; 9/11 Commission, 8/26/2004, pp. 3, 5 pdf file]
【訳】保守派ニューズ・ウェブサイト「WorldNetDaily」の記事によると、ハイジャック主犯のモハメド・アタとされる人物は、ボストンのローガン空港の出発ゲートに大急ぎで駆け込み、あやうく11便に遅れるところだった。この記事はローガン空港のアメリカン航空職員(名前は不明)の説明にもとづいている。この記事によると、ポートランドからの接続便が遅れたため、アタは走っていたという(6:00 a.m.を見よ)。しかしながら、911調査委員会はこの接続便は「定刻通りだった」とし、ローガン空港ではAbdulaziz Alomariと一緒に、駐車場への道順を尋ねているところ目撃されている(6:45 a.m.を見よ)。荷物チェックインの職員によると、セキュリティ関連の質問をしたときに、アタは英語が話せないと言っていたという。出発時刻が迫っていたため、スーパーバイザが呼ばれ、アタを出発ゲートに案内した。アタはセキュリティ・チェックポイントに駆け込み、アタは汗を流しながら搭乗ゲートに到着した。この職員(スーパーバイザ?)は「まぬけだね。5年もかけて計画してきたのに、搭乗に遅れそうになって走っているとはね」と語る。アメリカン航空のスポークスウーマンは、全職員がマスコミと話すことを禁じられているため、この話に関するコメントを拒否した。
According to an article on the conservative news website WorldNetDaily, alleged lead hijacker Mohamed Atta almost misses Flight 11 and has to rush to the departure gate at Boston’s Logan Airport. The article is based on the account of an unnamed American Airlines employee at Logan, and claims Atta is running late because his connecting flight from Portland was delayed (see (6:00 a.m.)). However, the 9/11 Commission claims that this plane was “on time,” and says Atta is observed at Logan with Abdulaziz Alomari, asking for directions in a parking lot (see 6:45 a.m.). The employee says that at the baggage check-in, when asked security questions, Atta claims he does not speak English. A supervisor is called for, who just sends him towards the departure gate, as it is close to his plane’s take-off time. Atta rushes through the security checkpoint, then down to the gate, where he shows up perspiring. The employee comments, “The nitwit. You know, they’d been planning it for five years, and he’s running late for the flight.” An American Airlines spokeswoman will refuse to comment on this account, saying all American employees have been ordered not to speak to the press. [WorldNetDaily, 9/21/2001; 9/11 Commission, 8/26/2004, pp. 3, 5 pdf file]
【訳】保守派ニューズ・ウェブサイト「WorldNetDaily」の記事によると、ハイジャック主犯のモハメド・アタとされる人物は、ボストンのローガン空港の出発ゲートに大急ぎで駆け込み、あやうく11便に遅れるところだった。この記事はローガン空港のアメリカン航空職員(名前は不明)の説明にもとづいている。この記事によると、ポートランドからの接続便が遅れたため、アタは走っていたという(6:00 a.m.を見よ)。しかしながら、911調査委員会はこの接続便は「定刻通りだった」とし、ローガン空港ではAbdulaziz Alomariと一緒に、駐車場への道順を尋ねているところ目撃されている(6:45 a.m.を見よ)。荷物チェックインの職員によると、セキュリティ関連の質問をしたときに、アタは英語が話せないと言っていたという。出発時刻が迫っていたため、スーパーバイザが呼ばれ、アタを出発ゲートに案内した。アタはセキュリティ・チェックポイントに駆け込み、アタは汗を流しながら搭乗ゲートに到着した。この職員(スーパーバイザ?)は「まぬけだね。5年もかけて計画してきたのに、搭乗に遅れそうになって走っているとはね」と語る。アメリカン航空のスポークスウーマンは、全職員がマスコミと話すことを禁じられているため、この話に関するコメントを拒否した。
アタはアルオマリと一緒にポートランド空港からローガン空港(ボストン)に向かった。ローガン空港で「駐車場への道順を尋ねている」理由はなぜかというと、残り3人のハイジャック犯は車でローガン空港に来ることになっていたため、待ち合わせ場所が「駐車場」だったのである。
車でやって来た3人組が、痺れを切らして先に搭乗してしまったということはあり得るだろうか? 操縦訓練を受けているのはアタだけなので、アタなしでハイジャックをしても、WTC激突という目的は果たすことができない。アタとアルオマリが遅れたのならば、車の3人組も、アタフタと走って、搭乗したはずなのだが・・・。
晴れのハイジャックの日に遅刻してくるとは情けない。だが、前例がないわけではない。日本初のハイジャック事件となった1970年の「よど号事件」では、4人の馬鹿者が遅刻をしたため、3月27日の決行予定が3月31日に延期になっている。(詳しくはこちら)
アメリカ、カナダ、イギリスの「History Channel」には、『Zero Hour』というドキュメンタリ番組がある。このシリーズで放映された『The Last Hour of Flight 11』では、冷酷かつ沈着冷静なテロリストたちが描かれている。やべぇ、遅刻だ、急げ、ハアハア、もっと走れ、ゼイゼイ・・・というテロリストの素顔がまったく描かれていない。『Last Hour of Flight 11 (2/6)』9分30秒をどうぞ。
(続きを見たい方はこちら)

『The Last Hour of Flight 11』では、テロリスト全員の着席場所まで特定し、モハメド・アタは「9D」という座席になっている。いったい何を根拠に、座席位置まで特定できるのか。
◆Complete 911 Timeline:American Airlines Flight 11
★Sweeney calmly tells Woodward, “Listen, and listen to me very carefully. I’m on Flight 11. The airplane has been hijacked.” [ABC News, 7/18/2002]
★According to one account, she gives him the seat locations of three hijackers: 9D, 9G, and 10B. She says they are all of Middle Eastern descent, and one speaks English very well. [New York Observer, 2/11/2004]
★“Even as she was relating details about the hijackers, the men were storming the front of the plane and ‘had just gained access to the cockpit,’” (Note that Sweeney witnesses the storming of the cockpit at least seven minutes after radio contact from Flight 11 stops and at least one of the hijackers begins taking control of the cockpit.)
★According to one account, she gives him the seat locations of three hijackers: 9D, 9G, and 10B. She says they are all of Middle Eastern descent, and one speaks English very well. [New York Observer, 2/11/2004]
★“Even as she was relating details about the hijackers, the men were storming the front of the plane and ‘had just gained access to the cockpit,’” (Note that Sweeney witnesses the storming of the cockpit at least seven minutes after radio contact from Flight 11 stops and at least one of the hijackers begins taking control of the cockpit.)
アメリカン11便の物語の大半は、乗務員スウィーニー(Sweeney)が上司に掛けたとされる数回の機内電話にもとづいている。彼女は電話で「たった今、コックピットに突入した」と目撃譚を報告している。
スウィーニーからの電話は謎だらけである。7:59に離陸したアメリカン11便の無線が途絶えるのは8:13である。彼女からの電話は、8:21、8:24、8:25、8:29に短い通話があり、8:32の通話は12分間続いている。
8:21から始まったスウィーニーの電話によると、すでに2人の乗務員が刺され、ビジネスクラスの乗客1人は首を切られて死亡している。この時点ではコックピットへの突入がまだない。これだけの大騒ぎが起こっているにもかかわらず、パイロットは「ハイジャック緊急信号」を発していない。
それもそのはず、まだ犯人がコックピットに突入していないのに、8:13の時点で交信不能になっているのだ。この交信不能の航空機は、直後にトランスポンダーが切られ(8:13、8:20、8:30の3つの報道あり)、8:24には針路を変えて、ニューヨークのツインタワーを目指して南下を始めている。
911テロのハイジャック4機からは「ハイジャック緊急信号」が1つもない。ボーイング機にはこの信号を出すボタンは、コックピットに4つ以上あるというのに。
■モハメド・アタの写真