911テロにアメリカ政府が関与している(自作自演)という疑惑には、さまざまなレベルがある。
1.ピッツバーグ墜落のUA93便は、米軍の撃墜。
2.ペンタゴン攻撃ではAA77便は突入していない。
3.WTC1&2は、制御爆破による解体。
4.WTC1&2に突入したのは、リモコンのAA11便とUA175便。
5.WTC1&2に突入したのは、リモコンの軍用機。

ネット上の意見を眺めていると、「1」と「2」まではあり得るが「3」はついて行けないという人たちがいる。「3」は陰謀度が急激にアップするが、WTC7の不審な崩落をきっかけに肯定派になった人も多い。「3」の敷居を超えてしまうと、「4」も「5」もあり得る、と進みやすい。ただし、その陰謀の準備・計画・実行形態たるや、どんどん複雑になる。
今回は「3」(特にWTC2)について考える。航空機激突の場所と崩落までの時間は以下の通りだ。
★WTC1(北タワー)・・・・93〜99階、102分(8:46〜10:28)
★WTC2(南タワー)・・・・77〜85階、56分(9:03〜9:59)
2番目に衝突したWTC2の方が先に崩落している。これは衝突部が低い階で、しかもコーナーを破壊しているので、大きな荷重が掛かり先に崩壊したと考えられている。私も最初、そうかもしれないな、と半分納得していた。

確かに、WTC2の上部は傾いている。
この瞬間をビデオで見たい方はこちら(7秒)だ。ここでの大いなる疑問は、1)傾いた塊りがどうして外側に崩れ落ちないのか。2)回転モーメントが掛かると荷重が減少するのに、どうして下層階を順次押しつぶしてゆけるのか。
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追加:崩落瞬間の拡大ビデオ(50秒)ならび
スローモーションのビデオ(20秒)も要チェック>
このような写真や映像をみて、ゼネコンや建築関係者の中に「自重で崩落したことに何の不自然さも感じられない」という人もいれば、「どう考えても制御解体以外に考えられない」という人もいる。みなそれぞれに感じていることだが、その確信に至る決定打は何なのか。
素人の私が「自重でつぶれた崩落ではない」と考えるのは、上記のような回転モーメントがあるにもかかわらず、どうしてシンメトリーな垂直崩落になるのか、ということが1点。
さらにもう1点。自重でつぶれていくためには各階がパンケーキのようにズシン、ズシン、ズシンと連続的につぶれて行かなければならない。いわゆる将棋倒しやドミノ倒しのようなものだ。ところがつぶれた階は圧縮された塊りになるのではなく、小麦粉のパウダーのように吹き飛んでいる。パウダー状になると荷重は減る。こんな状態で、どうして77階から1階までつぶれていくのか。それも限りなく自然落下に近いスピードで。
110階建てのWTC2には、中心部のエレベーターを取り巻く形で47本の鉄骨がある。全壊崩落するためには、この鉄骨がすべてボロボロに崩れ落ちなければならない。ジェット燃料がエレベータシャフトを伝って、下階に広がったという説明があるが、納得できるか。
エレベーター構造の詳細図はこちらだ。各階にはエクスプレスとローカルの2種類のエレベーターがある。77階から1階まで通じるシャフトは全体の半分以下だ。
鉄の融点は約1500℃で、ジェット燃料の燃焼温度は約1000℃。しかも、衝突時に燃料の大半は炎となって燃焼し、崩落までの「過熱」時間はわずか56分に過ぎない。仮に上層の鉄骨がチョコレートのように軟化していたとしても、下層の鉄骨は少しは残るべきではないか。

鉄骨をバラバラにするには、テルミットなどで鉄骨を溶かして切断したに違いないというのが、スティーブン・ジョーンズ(Steven Jones)の説だ。現場近くに降り積もった粉塵を検査したところ、球状の鉄片が確認されており、これは、液状の鉄が空気中に吹き飛ばされ、空中で固まったことを示す証拠だという。(最新の論文:
「Revisiting 9/11/2001 -- Applying the Scientific Method」pdfファイル)
もっと決定的に疑わしい点があるという方、あるいは、不自然な点は何もないという方、それぞれの意見を聞いてみたいものです。
posted by ヒロさん at 08:03
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911真相究明