2008年06月30日

冷奴、きびなご、タコ、イカ、ニラが恋しい、逢坂の関

講談社現代新書『日本語をみがく小辞典<動詞編>』をサッと開いたら、「知る」というページが開いて、小倉百人一首の歌で始まっていた。

これやこの ゆくもかへるも別れては
知るもしらぬも 逢坂の関 (蝉丸)


ブログの上をさまざまな人が行き来し、出会っては別れ、別れては出会い、
それでいて、忘れた頃に、心にしみじみと響くリンクを残していってくれる方もいるなぁ。

私のことを知っている人も、知らない人も、一期一会の人も長らくお付き合いの人も、
一体何のご縁でございましょうねぇ・・・と思いつつ、もうすぐ大阪(逢坂)に向かう私だ。

と代弁してくれた蝉丸だが、イギリスにはミンミンと泣くうるさい日本の蝉がいない。
寝苦しい夜がない(5年で2〜3回程度)。クーラーのついた家を見たことがない。
5年ぶりの日本はどうだろうか。

食べたいものは、冷やっこ、きびなご、タコとイカの刺身、ニラ。

5年間ごぶさたしているカラオケで何を歌うだろうか。

中島みゆき・・・・瞬きもせず
スピッツ・・・・チェリー
大黒摩季・・・・君に愛されるそのために
米米Club・・・・浪漫飛行
西田敏行・・・・もしもピアノが弾けたなら

イギリスに長期滞在して日本を訪れると、硬水に慣れたせいなのか、あるいは発汗機能が低下しているせいなのか、腎臓を痛める人が多いそうだが、真相はいかに。

ブログは書籍関連を数回アップしたあとに、長期夏休みに入る予定。
posted by ヒロさん at 07:29 | Comment(6) | TrackBack(0) | ネット生活と読書

2008年06月18日

ヤッター!スーパーヒーロー「マシ・オカ」の日本語でしゃべらナイト

? 英国最大手のスーパーでのレジのバイトはもうじき終了だが、私のネームプレートが「Hiro」になっているのを見て、お客さんによく声を掛けられる。

「あなた日本人でしょ。BBCドラマの『Heroes』の主人公と同じだね」

ドラマ『Heroes』はハリウッド製で米NBCが本家本元だが、イギリスやオーストラリアでも大人気になっている。日本では2007年10月〜2008年3月にCSで放映されたが、この4月から日本テレビ系列で吹き替え版の放映が始まっている。

主人公ヒロ・ナカムラを演じるのはマシ・オカ。6歳のときにアメリカに移住し、IQは当時189で『Times』の表紙も飾り、天才教育を受ける。ハーバードとMITにも受かったが、これを蹴ってブラウン大学に進み、コンピュータ・サイエンスと舞台芸術を専攻。卒業後はジョージ・ルーカスの会社で特殊効果映像の制作に励み、『スターウォーズ』『ハルク』『パイレーツ・オブ・カリビアン』などを担当。

数学の天才だが、働きながら演劇とコメディアンの修行を続け、知能指数(IQ)だけでなく感情指数(EQ)も高そうだ。アメリカ移住後も日本語土曜学校に通っており、日本語も流暢。その彼が2008年6月2日放映のNHK『英語でしゃべらナイト』に出演しており、司会役のパックンことパトリックとの対決は見ものだ。

マシ・オカはアメリカと日本のコメディの違いについても評論し、日本の「ツッコミ」はアメリカでは全く受けないが、日本の「体のアクション」はとても先進的だという。

また、ドラマ『Heroes』の台本は英語オンリーなので、台詞に出てくるあらゆる日本語は、すべてマシ・オカがで自分で和訳したもの。脚本には「万歳!」のつもりで「Bonsai!(盆栽)」と書かれた部分があり、彼はこれを「ヤッター!」に直したが、結果的に番組の人気フレーズになった。

ドラマでは時空をピタっと止めることができる超能力を持つ彼だが、ときにお寒いジョークで周囲の時空をフリーズさせるのも得意だ。でも、悪びれずニコニコしているのが、この人の特徴。たとえば、こちらとか。

映画『ハルク』では制御不能になって暴れまわる怪力男が登場するが、あの効果をマシ・オカがつくったのだとすると、あの映画の独特のペーソスがわかるような気がする。そして、ハリウッドでいきなり超人のごとく登場したマシ・オカのことも。
posted by ヒロさん at 21:36 | Comment(1) | TrackBack(0) | Learning English

2008年06月11日

神経言語の空白理論:ジャーナルによる「要約力」と「質問力」

神経言語プログラミング(NLP: Neuro-Linguistic Programming)の「空白の原則」という話を聞いたことがあるだろうか。

脳に未知に関する問いかけを発すると、脳はその未知の「空白」を埋め合わせるべく、潜在意識的にあらゆるネットワークを駆使してその答えを探してくる、という理論だ。

ただしその問いかけの仕方がとても重要だ。「私はどうして×××ができないんだろう」「何であんな嫌なことが起こっちゃったんだろう」という質問をしても、おまえはバカだから、いい大学を出ていないから、親の教育が悪かったから、日頃の心がけが悪いから・・・に始まって、幼児期のトラウマ、胎児期の障害、先祖の祟り、前世のカルマ・・・などの答えが延々と待っている。

変な質問をすると変な答えが返ってくる。

「私はどうしたら○○○ができようになるだろうか?」

という質問を、心がワクワクしているかどうかを感じ取りながら、何度も何度も問いかけることが重要だ。分析や方法論は考えてもいいが、自分の信じている枠組みから出てくるものはタカが知れている。とにかく問いかける、それもリラックスした状態で問いかける。

日本にいて、英語が全然できない、金もない、コネもない、親が許さない、海外生活は1度もやったことがない、でも「私はイギリスに留学したい」という偽りのない気持ちがあるならば、「私はどうしたらイギリスに留学できるのか」と問い続けることだ。

これはネット検索のようなもので、およそ想像もできないような世界がたくさん待っている。人間の脳(あるいは命)もネットワークになっているようなので、質問した答えは意外なルートで意外なところから、ポッとやってくることが多い。実際にインターネットを使った場合でも、明確な「問いかけ」がある人には未来を開くページが見つかるが、「世の中甘くない」と考える人には、ああやっぱりそうだった、というページが待っている。

何かができるようになりたい人は「ジャーナル(日誌)」をつけることも大事だ。主に心の内面に注目してスポーツの上達を目指すティモシー・ガルウェイ(Timothy Gallway)の「Inner Game」という著作シリーズでも、毎日、長期・中期・短期の目標を書き続けるジャーナルを推奨している。

ものごとの上達のコツについて、斎藤孝は<コメント力><段取り力><まねる盗む力>の3つを提唱しているが、1つ目の<コメント力>は「要約力」と「質問力」がテーマだ。ジャーナルをつける意味を、この「要約力」と「質問力」に当てはめるとどうなるだろうか。

「要約力」は自分の状態や問題点を遠目で観察し、これを言語化するという作業だ。が、ジャーナルで最も大切な「要約力」とは、現況の問題点を書き連ねることではなく、

「○○したい」という未来の要約を書き続けることだ。

「質問力」はもっと簡単だ。優秀なジャーナリストに求められるような技能はいらない。ただシンプルに

「どうしたら○○○ができるようになるか?」と問い続けることだ。

人生うまく行っている人たちの思考形態と習慣は実にシンプルなのだ。


■参考:
  • 「わかっちゃいるけどやめられねぇ」の解明及び逆利用
  • 「部分と全体」の楽観主義、「拡大解釈」のアファメーション
  • 内田樹の研究室:妄想のすすめ(2008/5/28)
     少年時代から、私は大学の教壇で教えている自分の姿、武道の稽古をしている自分の姿、官能的なスタイルをしたヨーロッパの車を運転している自分の姿、美しい女性とたいへん愉快なことをしている自分の姿などなどを繰り返し想像した。想像のもたらす現実変性能力は侮れない。
     しかるに、今どきの人々はどちらかというと「取り越し苦労」的妄想を優先的になしているように思える。「こんなことが起きたら厭だな」ということを選択的に想像する。自分の嫌いな人間がやってきて、自分が聞きたくないことを言い、自分がされたくないことをする。それをまず前件としておいて、それに「どう対処するか」を考える。
     「最悪の場合に備えて」いるのだとご本人はおのれの先見性を言祝いでいるかもしれない。けれど、「最悪の事態」をあらかじめ事細かに想像して、それにどう対処しようかということばかり考えている人の身には、「最悪の事態」が計ったように到来する
  • posted by ヒロさん at 18:32 | Comment(6) | TrackBack(0) | 「引き寄せ」の考察

    2008年06月04日

    空耳による外国語教育、逆空耳による日本語教育

    イギリス生活5年目の今日この頃だが、約1年半前からわが子がいっさい日本語を話さなくなった。海外生活が長い家庭では、「食事中は日本語オンリー」みたいなルールがあったりするが、わが家は共同住宅だったり、下宿人をかこったりが多いので、みんなでワイワイ食事をすると、必然的に英語になる。

    かつては寝る前に必ず日本語の本を読み聞かせしていたが、親が忙しくなってくるとそれも叶わずだ。で、子供の英語力は加速して、1日に英語の本を5冊ぐらい読んでしまうので、その本の「要約」や「あらすじ」を延々と英語でおっぱじめる。学校の経験もすべて英語なので、親が英語を解する以上は、英語で説明するのが自然だ。

    最近はこちらもできるだけ日本語で話かけるようにしているが、返ってくるのは英語だ。日本語は聞いて理解しているようだし、その昔、日本語で読み聞かせをした本の内容を英語でサラサラ説明できるので、日本語の記憶はしっかりとしている。そこで、何かいい手はないものか・・・と考えた。

    拙ブログは「アクセス数の5〜6割が検索ヒット」というブログだ。「逆空耳アワー」とか、「メイポール」とか、「糾弾会」とか、「デンマーク風刺画」とかで、細々と延々とアクセスがある。先日、アクセス解析を見ながら、「よくもまあ、逆空耳アワーで検索する人たちがいるもんだなぁ」とつぶやきながら、まてよ、これはわが子の日本語教育に使えるかもしれない!と思い立った。

    子供は「君が代」なるものを知らないので、夫婦で合唱サービスをすることになった。配偶者の方は普通に日本語で歌う。で、私の方は「Give me gum and you are one」という私の創作歌詞を歌う。

    Give me gum and you are one
    Chew your knee, yea, chew your knee
    thousand days, yea, she knows
    You are old and no return
    Volcano, Monsoon, Mother

    わが子いわく、「Chew your knee, yea, chew your knee」がナンセンスで面白いという。「それって日本語で何なの?」と英語で訊いてくるので、「千代に八千代に」だよと教育するわけだ。「ヒロさん日記」も忘れたころに役に立つことがあるものだなぁ。

    逆空耳アワーはいいとして、本家本元の「空耳アワー」をあまり観たことがなかったので、YouTubeで鑑賞してみた。ただのナンセンスなのに無条件で笑える。もちろん単純な空耳だけではなく、ビデオ演出も面白いのだけれど。。

  • 「レンコン好きです! レンコン好きです! レンコン好きです!」「今誰っすか?」
  • コンドルは飛んでいく、そして「野菜を いっぱい食う」
  • 「母さんが言う、『そういうパーマは変だ』と。死のう!」
  • 「土手のおっさん・・・僕のパパ!」
  • 「花のパリでは なめこそば」
  • 「上がったまま正論言う」
  • 「湯沸かして卵とレバー、チンする」「やかん、くれる?」

    他の外国語を交えるもの楽しい。

  • スペイン語がわかる人へ・・・ジプシーキングスの名曲「バンボレオ」から
  • フランス語のわかる人へ・・・「でっかくて、人並みじゃない」
  • イタリア語がわかる人へ・・・「あの××、あの××」
  • ブラジル語のわかる人へ・・・「休日は鮒寿司食べて暮らす」

    私も休日は寿司食べて暮らそうかな。ブログに「死ね」と書かれちゃったとか、梅雨入りでウツ気味なのよという人は、どうせネットに繋いだならば、1日に1回は「高笑い」の「大笑い」をしようではあ〜りませんか!


    ■追加:「空耳アワー」ではないが、ついでにドイツ語も。
  • ドイツ語のわかる人へ・・・「めざせモスクワ」 で、実際のドイツの字幕はこちら
  • posted by ヒロさん at 00:12 | Comment(5) | TrackBack(0) | Learning English
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