ピークアワーの前後で、客が途絶えたときに見どころのある子供店員には、日本語で1〜10の数え方とかを教えてあげた。が、中にサムという生意気な16才の坊やがいて、彼が知っている唯一の日本語を、私に紙に書いてほしいという。なに? えっ? ヘン? 最初は聞き取れなかったが、何だ、君が知っている唯一の日本語というのは、
HENTAI!
だったのか! たぶん、日本のエロアニメ用語から覚えたのだろう。だが日本語で「こんにちは」も話せないガキから「へんたい」がどうのこうの言われるのは気分がよくない。私は「いったいどこで覚えたの、そんな言葉を・・・」と苦笑せざるを得なかったが、以下のようにウェブサイトのメタタグ(meta tag)にわざわざ「HENTAI」を貼り付けて、世界中に「日本は変態だ」と発信する人たちは笑って済まされるのかな?
■IT Media News:毎日新聞「低俗過ぎ」英文記事問題で余波 “引用元”釈明、「hentai」メタタグも(2007/6/25)
MDNのトップページのメタタグに「hentai」「japanese girls」「geisha」などが設定されていたことも判明。「hentai」は性的表現のある日本の漫画やアニメ全般を指す言葉として海外で使われている(Wikipediaの説明)。現在は削除されているが、「hentaiなどの検索キーワードで記事が上位に引っかかるようにする思惑があったのでは」と2ちゃんねるで議論になっている。
Part2:Hentai Mainichi Daily News (4分) |
事情がまだよくわからないという人は、右のビデオか、以下のリンクを眺めてみるのがよい。
毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki
毎日新聞には民団や朝鮮総連から出向してきたかのような、朝鮮半島の利権で動いている記者が少なからず存在する。英文部門にも「反日の不良外人」がたむろしている。今回の「変態事件」では、ライアン・コネル(Ryann Connell)という変態記者がいたことをしっかりと覚えておこう。New York Timesのオーニシに匹敵する不逞なジャーナリストだ。
英字部門というのは、大手マスコミでは昔から採算を度外視した「慈善事業」になっていて、社内では別会社のように浮いている。毎日英字部門の不祥事といえば、昭和天皇崩御の前に「X-Day」として用意していた天皇崩御特集記事(たしか社説だったかな)を2〜3日前に印刷してしまったこと。日本語の本紙の方はいろんなチェック機能が(わずかながら)あるが、英文部はほとんど高校の学級新聞のような杜撰な編集体制だ。
今回のライアン・コネルもほとんど編集チェックをへずに、1人で好き勝手に発信していたようなので、ここまで恐るべき歪曲・捏造・妄想記事が次から次へと発信されたわけだ。そして海外でこれを読んだ人たちは、日本の大手マスコミのサイト(イギリスでいえばGuardianみたいな新聞のサイト)だからと、えっ!と思いながらも、少なからず信じてしまっているわけで、発信元の罪は重い。
毎日新聞にはいろいろお世話になった身の上だが、今日を限りに「一生涯、毎日新聞の出版物・サービスにお金は払いません」と宣言することにしよう。
■資料追加:
今回の変態事件を報道した日本テレビの映像は良質だったが、すぐに削除されてしまった。最近のYouTubeは削除が早い。ともあれ、この事件は5月ごろから急展開を見せ、6月に爆発炎上したわけだ。そして7月の抗議行動。ニホンは熱い。
- GIGAZINE:テレビや新聞で詳しく報道されない「毎日新聞英文サイト変態記事事件」、一体何が問題なのか?(2008/7/21)
- 性・宗教・メディア・論理:モナとWaiWai(2008/7/20)
- 池田信夫:毎日「変態ニュース」騒動が示す、メディアの地殻変動(2008/7/15)
- ガ島通信:毎日新聞「Wai Wai」問題と私刑化する社会とネット時代の企業広報の視点(2008/7/7)
- 朱雀式:毎日変態新聞がひどすぎる (2008/5/28〜 記事多数)
- 世の中を暖かく見守るブログ:Ryann Connell pisses off Japanese cyber community (2008/5/30)
- Japan Inc:I love the Mainichi Shimbun online. Sort of. (2008/2/26)
