特に期待するわけでもなく、なにげなしに
佐藤富雄の本を図書館から借りて読んでみた。「人は口ぐせから老化する」とタイトルにあるので、積極思考やアファメーションに関するよくあるたぐいの本だろう、という程度に考えていた。
私が瞠目したのは後半にさりげなく書いているサプリメントの話だった。筆者は栄養生化学が専門で、1970年にスイスの研究所に出向し、ビタミンEの老化防止作用に関する共同研究に参加している。ビタミンEでマウスの回春が起こることを目の当たりにして、自分も飲み始めたのが始まりであると書いている。
彼が推奨し、自分でも飲んでいるというビタミンE、ビタミンC、コーエンザイム10(コーキューテン、別名ビタミンQ)を即、アマゾンから購入してみた。ビタミンCは200粒で約1000円なので、1日2錠を飲んで1カ月のコストは350円。ビタミンEは1日1錠で1カ月あたり450円。コーキューテンはやや高めで1日1錠で1カ月あたり900円。いずれにしても実験的に始めるコストとしては月1700円なので安いものだ。
私はビタミン剤なるものは食生活の邪道であると長年考えてきた。若い頃に「薬は毒だ」という考えにのめり込んだせいか、15歳以来、風邪薬・胃腸薬・頭痛薬・目薬などいっさい手にしたことがない。薬体験はよく通った虫歯治療の麻酔、歯痛を抑えるために歯茎になすりつけた正露丸、世界1周の船に乗るときの黄熱病予防接種ぐらいしか記憶にない。
現在の食生活も主食の有機玄米に加え、食材のほとんどは有機または自然食で、ヨーグルトメーカーで毎日ヨーグルトをつくり、台所にはキャベツとニンジンの漬物、タマネギの酢漬け、ニラとマイタケの酢漬けが常備されているというローフード(Raw Food)生活だ。
だが、この夏からサプリメント系に少々目覚め始めた。きっかけは1日60kcalという驚異的な生活を続けている
森美智代の「食べること、やめました」だった。彼女は青汁どんぶり1杯のみの食生活だが、補助食として@ビタミンC、Aスピルリナ、Bビール酵母の3つを追加している。当時2食から1食に移行して私は、「空腹感を抑えられる」というあるサイトの体験談を援護材料にして、ビール酵母を使いはじめた。ビタミンBの補給元として現在も愛用が続いている。
今回、ビタミンE・C・Qの購入にすんなりと踏み込めた理由は、彼女からの影響に加えて、栄養学者の佐藤富雄(現77歳)も1食の生活に移行しているという事実だった。さらに黄緑野菜のビタミン・ミネラルはこの20年で半減しているという記述も読み、スピルリナも一気に追加することになった。(1日20錠で月当たりコストは650円)
ビタミンE・C・Q+スピルリナ(βカロチン=ビタミンAが豊富)を摂取し始めて3日後、おやっ、と気がついたのは、鼻がツルツルに輝いていることだ。頬の赤みも増してきた。どれがどのように効いているのかわからないが、ビタミンE・Cは活性酸素の除去、免疫力の強化の作用がある。ビタミンCはコラーゲン生成を促進する。ビタミンQはミトコンドリアを活性化させる。スピルリナは黄緑野菜の濃縮エキスに匹敵し、
βカロチンとビタミンB12が突出しているほか、各種の微量ミネラルが豊富だ。
この週末は私の人生にとって大きな転換点になった。図書館にある佐藤富雄の本20冊を読破し、朝5時に起きて、ジョギングも開始。週末の1日はヨーグルト+サプリメントのみの1日準断食もやってみたが、難なくクリアできた。
1日1食にもかかわらず、さらに週末はこの1食も抜き、さらに毎日運動する。にもかかわらず、顔色はよく、ふくよかでやせていない。11時に寝ると4時前に目覚ましなしで起きてしまう。
「ほとんど食べずに生きる人」の柴田年彦と同じような展開になってきた。1年前の私には考えられない「奇跡」の生活。
人生、これからが面白くなりそうだ。
posted by ヒロさん at 06:33
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食生活&サプリ