2010年03月13日

コーチングという教育・健康への道しるべ

最近コーチング関連の本をよく読んでいる。授業中の学びだけではなく、自宅や日常生活で訓練するスベを教え、学習の習慣をつけさせるのも教師の務めだ。ティーチングだけではなくコーチングも大切だ、というわけだ。

先日参加した教育関係のセミナーでは、教師の心構えは「5者から6者へ」を強調していた。「5者」とは学者・医者・易者・役者・芸者のことで、教える内容に学識があり、生徒の健康状態にも気を配り、進むべき方向を示し、意欲を引き出すさまざまな演出をし、教壇のエンターテイナーになれ、という意味での「5者」だ。これに加えて、支援者・カウンセラーとしてのコーチにもなれるといいね、という趣旨だった。

自らを振り返ると、私は学者と芸者の要素が強い。医者は小学生では非常に大事だが、高校生ぐらいになると部屋の温度に気を配るとか、寝ている子を上手にたたき起こすとか程度で、あまり為すすべはない。易者は大学受験の分析・指導に関しては初心者だが、長い人生の教育については(勝手な思い入れで)そこそこ語ることはある。コーチングはできるとしても、少人数であることが前提だ。

他者の教育やコーチングというおこがましいことを考え始めると、すぐに自分に跳ね返ってくる。じゃあ、あなたはどうなの? 目標設定は明確? よい協力者・指導者に出会えている? システマチックな手法、進捗の計測、モチベーションの維持はできてる? やっていて楽しい?

『見抜く力―夢を叶えるコーチング』の著者は、平泳ぎの北島康介、背泳ぎの中村礼子、自由形の上田春佳というオリンピック・メダリストを3人も育てた名コーチ。オリンピックを目指す選手の練習メニュー、自己管理、克己心、瞬発力、持久力、精神力etcに比べたら、肩凝りを直すためのメニュー、お腹をスリムにするダイエット、視力を上げるための持久的な訓練など、たいしたことはないように思えてくる。

 たとえば、練習方法のひとつに「ストレート・セット」という方法がある。これは20本なら20本を同じタイム、同じストロークで泳いでいくという持久系の練習である。この2、3年は、こうした単調な練習を意識的に増やしているのだ。
 肉体的にも疲れ、精神的にも消耗していく中で、いかに単調な練習を我慢して耐えていけるか。こうした地味なトレーニングをすることで、「精神的持久力」といったものが鍛えられるのではないかと思っている。(p97)

以前は「精神的持久力」といった話には耳を貸さなかった私だが、最近ジョギングに目覚め始めたため、単調なトレーニングももっとシステマチックにたくさんやってみるかという気になっている。ただ、指導者なしで「耐える」「我慢する」と頑張ると挫折しやすいので、とにかく“快”を維持していく工夫が必要だ。

走ることがどのようなメカニズムでアンチエイジングにつながるのか、という「学者」の知的武装。ジョギングはMP3プレーヤーで好きなオーディオを聴きながらにする、という「芸者」センス。ジョギングウェアにこだわりがでてきたら「役者」に目覚め始めてきた証かも。

posted by ヒロさん at 09:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 四肢は百獣の王

2010年03月03日

34年間の肩凝りと決別するためのストーリー

強烈な肩凝りが始まったのが15才のときで、その後、手を変え品を変え、症状をさまざまに変えながら34年間も続いてきたことになる。2009年11月末に「肩凝りの完全解消」を決意し、いまは「常に気持ちのよい肩」ができあがりつつある。過去100日間の改善のストーリーは以下のようなものだ。

■まずは決意すること、ただし、けっして戦わないこと

いままでに肩凝りを“退治”するべくヨガ、ストレッチ、マッサージなどに何度も取り組んできた。だが、慢性病は力づくで治そうと頑張ってもダメだ。アファメーションは「私の肩はとても温かく、とても気持ちがよい」などを使い、ストレッチや運動をするときもも「少しでも気持ちのよい状態」が感じられる方向にひたすら誘導する。

■24時間首を温める

決意をすれば何かに出会う。普段とは違うデパートをぶらぶら歩いていて見つけたのが、ネックウォーマーと「肩楽寝」という枕だった。肩凝りは肩の冷えと関係があることはわかっていたので、外出用・就寝用など数種類のネックウォーマーを24時間着用。また首の寝違いを起こしにくく、肩を冷やさないとの能書きがあった「肩楽寝」をすぐに購入。この2つだけで翌日から肩の快適度が急上昇した。

■局所運動ではなく、全身運動

私のジョギングは週2〜4回のペースで現在も続いているが、続いている理由の1つは「肩凝りに効く」からだ。いままではヨガポーズ、ストレッチ、両手肩振りなど、肩に狙いを定めた運動ばかりをやってきたが、単純に走りながら腕を振ることがこれほど肩に効くとは、以外な盲点だった。水泳も同様によいはずだ。

■座るときの姿勢が問題だ

ジョギングで爽快な肩になるものの、パソコンに向かっている間に再び肩が凝ってくる。画面の文字を追って、首が前に少し飛び出るような姿勢になるのが問題だ。そんなときにこちらのサイトで知ったのが姿勢矯正ベルト。このベルトをしていると常に座り姿勢を意識せざるを得なくなる。私はメッシュタイプを使っているが、肩胛骨の内側がじわりと温かくなる感覚があり、とても気持ちがよい。

■肩の凝らない関係、心理状態

肩が絶好調になったある日、知人の紹介で初対面の3人と和やかな昼食会になったが、1時間ほどすると肩が凝っている自分に気がついた。楽しい談笑の会合だったが、場を盛り上げようと私はいくぶん気を遣っていたらしい。座り姿勢もいまひとつだった。目の前のものに集中したり、ストレスの強い状況にさらされると、私の場合は肩が怒り肩になり、首が前に飛び出しやすい。失望、当惑、イライラ、過度のリップサービスなどの心理状態も、肩凝りに直結しているように思える。

自分の感情に気がついたら、どんな状況であれ「感情の22段階」を1段でも上に登るコトバや話題、イメージ、視点、過去の体験、音楽、体の動作などを見つけて、よりハッピーな私を目指すことが大切だ。

posted by ヒロさん at 21:07 | Comment(4) | TrackBack(0) | 四肢は百獣の王
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