ジョン・アサラフがビジョンボードについて語るシーンは特に印象的だ。
『引き寄せの法則』を知っていたので、私はそれを実際に使ってどうなるか試したかったのです。そこで1995年にビジョン・ボード(夢の掲示板)というものを作りました。私が夢に見ている車、腕時計、ソウルメイトなど達成したいものや引き寄せたいものの写真をボードに貼っておきました。毎日書斎に座り、このボードを見てそれをイメージしました。そして、それらをすでに手に入れた時の気持ちに自分をもっていきました。(p146)
わが家でもビジョンボードをつくったが、短期的に大きな効果は特になかった。自分の夢や願望は文字に書け、ビジョンは映像にして貼り出せ、という。だが、これだけではあまりにも弱い。例えていえば、ぼんやりとテレビを見ている状態に過ぎない。
ビジョンボードのイメージは「見る」ためのものではない。心の中に視覚化(ビジュアライズ)するための材料であり、絵コンテなのだ。毎日目を閉じて、生き生きとした「心の映画」をつくり、その中に没頭して(水野晴男のように)いや〜、人生って、本当にすばらしいですね!とつぶやくため材料にしなければならない。
ジョン・アサラフは高校を卒業した1980年頃からさまざな自己啓発セミナーに参加し、アファメーションとビジュアライゼーションの練習を積み、不動産業界でも大きく成功した。その後、『ザ・シークレット』にも登場するボブ・プロクター(Bob Procter)と出会い、彼を師として仰ぐことになる。ボブ・プロクターが1995年にビジョンボードを始めたことから、ジョン・アサラフも彼にならって自分でもこれを始めたというわけだ。
私は引っ越しの準備をしていました。全ての家具や保管して、5年間に3回も引っ越しました。最後はカリフォルニアに落ち着き、この家を購入し、1年かけて改装して、5年前に住んでいた家から全ての家具を運び入れました。
ある朝、私の息子キーナンが書斎に入ってきた時に、5年間ずっと封をされたままだった箱がドアの所にありました。彼は私に『お父さん、この箱の中身は何?』と聞きました。私は『それは私のビジョン・ボードだよ』と答えると、『ビジョン・ボードって何?』と彼が聞き返しました。『それに自分の最終目標を貼るのだよ。目標や人生で達成したい事柄の写真をボードに貼っておくのさ』。 勿論、5歳半の息子はそれを理解できませんでした。それで、『では、見せてあげよう。それが一番分かりやすいからね』と言ってその箱を開けました。
そのビジョン・ボードには5年前にイメージしていた家の写真が貼ってありました。それを見て私はとても驚きました。まさに、今その家に住んでいたのです。それに似た家ではありません。私はまさに夢の家を購入、改装、修理し、それに気付いていなかったのです。その家の写真を見て、私は泣き出してしまいました。あまりにも感動したからです。(p146〜147)
ある朝、私の息子キーナンが書斎に入ってきた時に、5年間ずっと封をされたままだった箱がドアの所にありました。彼は私に『お父さん、この箱の中身は何?』と聞きました。私は『それは私のビジョン・ボードだよ』と答えると、『ビジョン・ボードって何?』と彼が聞き返しました。『それに自分の最終目標を貼るのだよ。目標や人生で達成したい事柄の写真をボードに貼っておくのさ』。 勿論、5歳半の息子はそれを理解できませんでした。それで、『では、見せてあげよう。それが一番分かりやすいからね』と言ってその箱を開けました。
そのビジョン・ボードには5年前にイメージしていた家の写真が貼ってありました。それを見て私はとても驚きました。まさに、今その家に住んでいたのです。それに似た家ではありません。私はまさに夢の家を購入、改装、修理し、それに気付いていなかったのです。その家の写真を見て、私は泣き出してしまいました。あまりにも感動したからです。(p146〜147)
1995年のこと、彼は『ドリームハウス・マガジン』誌から豪邸の写真を切り抜いて、ビジョンボードに貼り付けた。その豪邸の場所も値段もまったく関知せずに、欲しい家のイメージとして小さな写真のみを切り抜いて貼り付けた。しばらくの間、ビジュアライゼーションを続けていたが、最初の引っ越しの際に段ボールの中にしまい込まれてしまった。そして、その5年後の2000年に感動の瞬間が訪れる。
以下のビデオで彼の豪邸をごらんあれ。