2011年07月29日

願いを心に描くときは「変えよう」という意識を捨てること

YouTubeに「地球人のためのスピリチュアルレッスン」と題するプレイリストがある。この中にエイブラハム(エスター・ヒックス)の字幕付きビデオがたくさん含まれているが、いずれの字幕もすばらしい名訳であり、今後いくつかを紹介していきたい。

エイブラハムの「引き寄せの法則」シリーズは日本語訳がたくさん出されているが、心に響く名訳になるためには、今後、何度も改訂版や新訳版を重ねていかなければならないだろう。

私の場合は、英語のオリジナル版が最初の出会いだが、本の内容もさることながら、添付されているセミナーCDの録音に度肝を抜かれた。淀みのないハイスピードの口調、声の響き、ウィットとユーモア、セミナー参加者の微妙な質問に回答するときの迅速さと的確さにも驚かされた。



このビデオでは、「視覚化(visualization)」を行うときに、現状を変えようとする心づもりや、何かを引き起こそう(make it happen)とする意識が引き寄せを阻害している、と指摘する。

「こちら」から「そちら」に行こうと考えると、両方に意識が走る。「現状」を「新しい状況」に変えようとすると、現状を引きずりやすい。「A→B」という思考をやめて、純粋に「B」だけを考える。しかも、娯楽映画を観るつもりで、楽しみや気晴らしでやることが大切だ、と説いている。「ピュアな思考」とは「A→B」ではなく、「B」そのものなのだ。

これに加えて、「軽いタッチ」で「ひとつ先を考える」という余裕があればさらによい、ということかもしれない。


posted by ヒロさん at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Abraham Audio

2011年07月18日

祝:日本女子サッカー、世界制覇!!

ワールドカップ関連のYouTubeビデオは、ほとんどすべて削除されてしまったが、高画質の鮮明な映像を数本ダンウロードさせてもらったので、今後も自分を「キターッ、ヤッター、ガッツポーズ!」と高揚させるツールとして活用していきたい。

とりわけ、延長後半12分の澤穂希のシュートは「奇跡のシュート」だ。コーナーキックの前に澤・宮間・阪口が立てた作戦、絶対に勝つという信念とイメージ、信頼のコンビネーションとアイコンタクト、そして何よりも彼女たちが長年鍛え上げた身体能力が、まさに状況を渦巻きのように動かし、澤のいうところの「サッカーの神」を引き寄せたのだ。

私自身は、この“事件”をきっかけに、身体能力や健康関連で「奇跡は起こる」という確信をさらに強めた。日本女性の平均寿命は86才で、世界ランキングで20年以上のトップを独走している。

寿命は確かに長い。だが、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)はまだまだ改善の余地がある。内臓や循環器系の病気を免れたとしても、脚を鍛えていない人はいずれ「転倒→骨折→寝たきり」という順路が待ち受けている。50才、60才を過ぎていればこそ、足取りが軽快な「なでしこジャパン」になる必要があるのだ。

すでに運動の習慣がある女性がそれを中断してしまう理由のNO1は、パートナーや旦那さんの介護。歩けなくなるということは罪深い。旦那が倒れると、嫁の寿命も確実に縮めてしまう。男性も100才まで柵をまたげる、ダンスができる、自転車に乗れる、走れる、スキーができるという「さむらいジャパン」を目指しましょうよ!


キターッ! ヤッター! ガッツポーズ! 大勝利! 奇跡は起こる!

posted by ヒロさん at 12:34 | Comment(3) | TrackBack(0) | 四肢は百獣の王

2011年07月10日

空を見上げながら、印象派の散歩道をのどかに歩く


 Monet - Bridge at Bougival
フランスの印象派画家に関する翻訳の仕事を引き受けたので、印象派の作品を大量に眺めてみた。印象派は展示会でも人気が高い。自然を素直に捉えている、わかりやすい、心がなごむ、という。


 Manet - Riverside Path at Argenteuil
私はどのような作品が好きなのだろう。全般的に社交の場や人物に焦点を当てた作品は、とくに心に響かなかった。自然の風景がよい。しかもできるだけ人の数が少なく、空や水辺が表現されているものがいい。

何百枚の中から絞り込んでいくと、モネ、マネ、ピサロに収束していく。とりわけ、目の前に道がまっすぐに伸びていく光景が好きだ。ほどよく雲が散りばめられた瑠璃色の空、ゆったりと立ち並ぶ街路樹、そしてできれば水面が静かに揺れていてくれれば、最高だ。


Pissarro - Versaille Road at Louveciennes
モネの「ブージヴァルの橋」は秋の早朝の光景で、清涼感が漂っている。次回フランスを流行したときは、コロー、モネ、ピサロ、シスレー、ルノワールなどがこよなく愛したというブージヴァルの町を訪れてみたい。


 Hiro-san - A View From My Room
暑い日はパソコンのスライドショーで雪の風景を眺めるのもよい。ピサロの描いた冬のルヴィシエンヌも、ブージヴァルのすぐ近く。

私の仕事場の窓には、いつも空がいっぱいに広がっている。窓からは見えないが、少し歩くとため池が2つある。夜になると田んぼからカエルさんの合唱曲。セミはまだ聞こえない。

わが家のささやかな印象派の風景かな。

posted by ヒロさん at 12:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・絵画・写真

2011年07月01日

長寿遺伝子サーチュインが発現する仕組みについて

カロリー制限やレスベラトロールによって活性化されるという長寿遺伝子サーチュイン(Sirtuin)だが、長寿の状態が発現する仕組みについて簡単に整理してみたい。

1)カロリー制限
  ↓
2)ミトコンドリアが補酵素NADを放出
  ↓
3)第10番染色体上のサーチュイン遺伝子がオン
  ↓
4)サーチュイン蛋白(酵素)の製造
  ↓
5)DNAが巻き付いているヒストンを脱アセチル化
  ↓
6)巻き付きが強化されることで、接合型遺伝子座やテロメア領域などの転写を抑制
  ↓
7)アポトーシス(細胞自死)の抑制など、老化スピードが低下

細胞の染色体には、遺伝情報を担うデオキシリボ核酸(DNA)が畳み込まれている。DNAは8量体のヒストンにそれぞれ1.75回巻き付ついている。サーチュイン酵素はこのヒストンの「アセチル化」の部分を取り除くことで巻き付きを強め、DNAの傷つきを遅らせる。

老化抑制にはさまざまな仕組みが働いているが、テロメア領域の仕組みを説明すると以下のようになる。

レスベラトロール効果研究会:長生きポリフェノール「レスベラトロール」2 (2009/3/2)
 近年、長寿・長生きについて、様々な研究が行われています。その研究の中でも、寿命を決めると考えられているテロメアDNAに注目が集まっています。
 テロメアとは、染色体末端部位のことで、その部分にある特殊なDNA配列があります。このテロメアDNAは、細胞分裂のたびに少しずつ短くなっていき、それに伴って細胞分裂の間隔も長くなっていきます。そして、最後に、それ以上テロメアDNAが短く出来なくなると細胞分裂が止まります。細胞分裂が行われなくなると老化が始まり、やがて細胞は死んでしまいます。そのため、テロメアDNAをいつまでも長くしておけば、細胞は死なないで分裂を続け、長生きできるはずと考えられています。
 染色体末端にあるテロメアDNAは、ヒストンと呼ばれるたんぱく質に囲まれています。このヒストンがアセチル化されるとテロメアDNAは表面に露出するので、酵素の働きによって短くなってしまいます。ところが、sir2と呼ばれる酵素は、このアセチル化を防ぎ、テロメアDNAを露出しにくい構造にするため、テロメアDNAが短くなるのを防ぎ、寿命をのばすことができすのです。

サーチュイン遺伝子は、2000年に酵母菌の遺伝子研究を通して発見された。酵母菌で司令塔となる遺伝子はSir2(サーツー)と呼ばれ、Sir1、Sir3・・・など他のサーチュイン遺伝子と連携して働く。1、2、3・・・の数字は、発見された順序を示す。Sir2に相同するヒト(哺乳類)の遺伝子は「Sirt 1」。ヒトのサーチュイン遺伝子は、今のところSirt 1〜7の7種類が発見されている。

「Sir」は Silent Information Regulator の略で、遺伝子情報の転写を抑制する機能をサイレンシングと呼んでいる。1980年代後半から、老化を促進する遺伝子(age-1、daf-2など)が発見されているが、サイレンシングが強化されることで、いままで眠っていた老化促進遺伝子が高齢期に発現することも抑制すると見られている。

サーチュイン遺伝子の画期的なところは、体のすべての臓器・部位に作用すること。肌、心臓、血管、脳といった部位に限定されるものではないということだ。理屈はともあれ、レスベラトロールは飲むべし。

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  • posted by ヒロさん at 14:35 | Comment(1) | TrackBack(0) | 100歳の誕生日
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