2012年03月31日

肩体操は、音楽ビートで伸ばす、回す、捻る、振る

さて、春の到来。

冬はカラダがなまりやすい。寒さで縮こまり、厚着をするとますます動きが鈍くなる。ジョギングのほうはボチボチと続いているが、上半身、とくに肩の柔軟性や筋力がいまひとつだ。

日常的に、上方に向けて腕を伸ばす動作がほとんどない。「万歳三唱」で手を振り上げる機会はメッタになく、ジョギングをしてもグリコの「お手上げ」のポーズはやらない。

台所では、せいぜい包丁でトントントン、食器をふいてキュッキュッキュッ。趣味のピアノはよほどの大作でない限りポロポロポロ。ワープロやマウスも限定的な指先の作業にすぎない。

道路の雪かきや屋根の雪下ろしも少ない(ありがたいのだけれど)。天秤棒で井戸の水を運ぶこともない(母は子供の頃やっていた)。薪を運んだり、割ったりしない(薪ストーブが懐かしい)。庭に関心のない人は草取りもしない。板間のぞうきん掛けもしない。洗濯板でゴシゴシはもうやらない。全般的に家事に伴う運動量は、明治時代の10分の1程度と言われている。

私の場合、夏にはタオルの肩回しが楽チンでできていたが、2月上旬にまったく回らなくなっていることに驚いた。ジョギングを続けているにもかかわらず、だ。タオルではできなくなっていたので、バスタオルで長さ80cmくらいから肩回しを始め、体制を立て直すことになった。

時間があったら運動する、では足りない。時間があってもなくても、みんな歯を磨き、トイレに行き、ご飯を食べているではないか。そこで、起床後にビート音楽を使い、肩運動を毎日実践することになった。

1曲目はスクワットと組み合わせた垂直平泳ぎ。2曲目はタオルを使った前後の肩回し。3曲目は腕を左右に振る回転・捻りで、これは以前見たことのある由美かおるの西野流呼吸法ビデオに触発された。で、さらに余裕があるときは4曲目に「スワイショウ」と呼ばれる前後の肩振り

いろいろ試した結果、朝だけでなく夜にも1セットやると、寝付きも寝覚めもいいことがわかった。運動するなんて、かったるいな〜と思うことはしばしばある。だが、パソコンで曲をスタートさせると、あれよあれよと15分ぐらいが経過しているので、音楽ビートの威力は恐るべし。(いずれヨガ体操、ストレッチにも応用する予定)

posted by ヒロさん at 22:15 | Comment(5) | TrackBack(0) | 四肢は百獣の王

2012年03月17日

人生がときめく、本や服の片づけ方

昨年秋から進めていたオーディオCD200枚の整理は、気に入った曲だけをパソコンに取り込み、処分が完了した。服や本は以前からだいたい整理が終わっていたが、近藤麻理恵の『人生がときめく片づけの魔法』を読んで、この2週間で「ときめかないモノ」をダメ押しで廃棄した。

この本には廃棄・収納のテクニックもさることながら、モノと向き合うための人生哲学がある。ため込む理由は「<過去の執着>と<未来への不安>の2つしかない」とか、「捨てる前に理想の暮らしを考えよ」とか、残すものは「触ったときにときめくかで決める」とか、「モノを手に入れるのも、モノを捨てるのも、自分が幸せになるためだ」とか。

自分の部屋にあるものはすべて自分が引き寄せたもの。モノとの関係を1つひとつ見直しながら整理することで、好きなものややりたいことを再発見したり、足すことよりも引くことが大事だと感じたり、本当に必要な情報やモノを流し込む心のスペースをつくったりする。モノとの関係を突き詰めたことがきっかけとなって、ヒトとの関係、カラダとの関係、食べ物との関係にも気づくものがあるだろう。すべては自分との縁(えにし)なのだから。

テクニック的には、クロゼット衣装のハンガー掛けは、「左→右」の方向で「重い→軽い」にするとか、収納ボックスの衣類配列は「手前→奥」で「薄い→濃い」という色彩のグラデーションにするとか、心理学的な配慮や遊び心もある。お風呂のシャンプー類は放置せずに、銭湯のように持ち込んで、使用後は拭き取って収納するのもよし。箱・パッケージ・袋・カレンダーなど、室内や収納スペースにある「ときめかない文字情報」に対処する方法や、本棚はクロゼットの中に仕込むという得意技もある。

はて、と思って自分の本棚を眺めてみた。本は分野別や大きさ別に並んでいる場合が多いが、色彩のグラデーションで並べたらどうなるか。ウチの本棚は幅45センチなので、グラデーション遊びをしてもパっとしない。今度の図書館の本棚で、こっそりグラデーションに並べて遊んでみよう(笑)。

待てよ。本の表紙カバーなんて不要じゃないのと思って、今度はカバーを次々と廃棄してみた。服ばかりチャラチャラしていて、中身のないヒトもいる。裸にしてみたら意外にそそられて、関係性が変わるということもあり得る。見た目は地味になるが、使いやすさという機能性に絞れば、カバーなしの方がいい。

裸にしてガッカリしたのは、「新潮文庫」と「PHP新書」だった。いや〜ねぇ、ものすごく小さいじゃないの、背表紙のタイトル文字が。「岩波新書」のように出版社名が消えているものもある。外では偉そうにしているくせに。肌の色は白・ベージュ・グレーが多いが、「講談社現代新書」だけはブルーまたは赤茶で異色だ。外見は知的に見える白抜き文字の「講談社学術文庫」は<ベージュ地の茶文字>や<レモン時の赤文字>となってかなり軽薄だ。で、一番看板に偽りがなかったのは「中公新書」だった。表紙があってもなくても、見かけにほとんど変化がない。

片づけコンサルの近藤麻理恵は「持っている本は30冊ぐらい」だという。あまりにも少ない!(この人大丈夫?)私も3000冊を300冊にまで減らしたので、彼女の場合は300冊を30冊にしたのだろうか。本を捨てるときは、必ず手にとって「ときめき」を感じたうえで判断せよという。私の場合はもう1歩踏み込んで、必ず裸にしてウフフになるか試してから、次の展開を決めることにしよう。



全員、スッポンポンです。



「家なき子」はハダカの方がよかった。服なき子、もう1度読もう!

posted by ヒロさん at 12:43 | Comment(7) | TrackBack(0) | そうじ力、整理学

2012年03月09日

「101歳、人生っていいもんだ(Life is so good)」

アメリカでは、白人、ヒスパニック、黒人の順に寿命が長い。黒人でしかも男性が100才を過ぎてもピンピンしていると話題になりやすい。テキサス州マーシャル生まれのジョージ・ドーソン(George Dawson)もそんなひとりだ。19世紀末の1898年に生まれ、21世紀初頭の2001年に103才で逝去。

彼の話題性はさらに別のところにあった。98才のときに、縁あって読み書きを習い始めた。初日でアルファベット26文字を覚え、すぐにフォニックスに入り、1年と数カ月で小学3年レベルに達した。このことが新聞で紹介されると一躍有名になり、100才の誕生日には全米の小中学生からたくさんの手紙が届く。彼は目を細めながら、何百通というメッセージに目を通したことだろう。

とにかく丈夫なじいさんだ。背筋はピンと伸びて、杖なしでスタスタと歩く。歯は全部自前だという。20才までは農作業ひと筋、30才まで肉体労働をやりながら冒険旅行、40才まで道路工事、65才まで乳製品工場、引退後は90才まで庭師として働く。

父親も99才まで生きているので、長生き遺伝子があるのかもしれない。彼が共同執筆した『101歳、人生っていいもんだ(Life is so good)』によれば、長生きの要因は、@粗食、A若い頃から肉体労働で鍛える、B危険なもの近寄らない慎重派、C「差別社会」から「希望ある社会」への転換、D楽天と感謝、の5つであろうか。

幼少期には、近所の黒人の子が白人少女をレイプした嫌疑を掛けられ、目の前で殺されるのを目撃している。白人にはどんなに親切にされても、けっして交わらない、危険なものには近寄らない、という信条を守り通した半生だった。

だが、危険なものを避けるためにも「読み書き」がときとして助けになる。20代に道路・鉄道・堤防工事の労働者をやりながら放浪の旅に出るが、字が読めないために列車切符の区間をごまかされたこともあった。道路標識も読めないので、目的地へ行くためにはよき道案内、口コミが頼りだ。ただ、「White Only」の看板を知らないと命取りになるため、この2語は「図形」としてしっかり認識していた。自らもアマチュアリーグでプレイする大の野球ファンだったが、黒人大リーガーの草分けジャッキー・ロビンソンの打率を新聞で探せないことがちょっと残念だっという。

子供7人は全部高校を卒業させ、大学に行った子もいる。教育熱心で、子供の宿題の面倒はちゃんと見てあげていた。といっても「今やったところを声に出しておさらいしてごらん」と子供にテキストを読ませて、よくできた、と誉めるだけだったというけれど。息子のひとりは、高校になるまで父親が字を読めないことを知らなかったというから、凄腕の教育者ではないか。

100才を過ぎたドーソンじいさんは言う ― 食べ物やお金のことは心配するな。手に入ったものを感謝しろ。本を読んでも脳みそがやたらと速く働くようになるだけで、豊かな人生には関係がないよ、と。

■参考:
テキサス州サウスレイク(Southlake)には彼の名を冠した公立中学校も設立された。「Never too late to change」がスローガン。Ophra Winfreyの番組で紹介されたビデオはこちら

posted by ヒロさん at 23:46 | Comment(5) | TrackBack(0) | 100歳の誕生日