ただ、昼ごろになると、「火桶の火も しろき灰がちになりてわろし」というネガティブモードになりやすいとのことなので、代案を考えた。
バーチャル暖炉によって薪をパチパチと何時間も燃やせばいいのだ。メンテナンスは不要で、想定外のことも起こらない。小ぶりで安全なプロメテウスの火だ。ゆらゆらとした火影を見つめていたいという人は、やや大型のディスプレイを壁ぎわのフロアに置いて楽しんではいかがだろうか。
YouTubeで「fireplace」と入力すれば、数分から数時間のさまざまな暖炉・たき火の映像とオーディオが見つかる。映像がきれいなもの、オーディオ重視のもの、ゴウゴウと豪華な業火のごとく燃えるもの・・・。中には1時間48分のビデオもあるが、108分なので、もしかしたら煩悩退治を狙っているのかもしれない。
私はオーディオのみで使用し、さらに音楽系のオーディオを重ねることも多い。早朝や夕べのひとときに流すと、落ち着いた気分になれる。
今年は、雨の音、波の音、せせらぎの音、ひぐらしの声、風鈴の響きなど、さまざまな自然音のオーディオに助けられたが、冬はやはり炎のサウンドとイメージに浸りたい。