2013年10月17日

「ブレイキング・バッド」のヒロポンでワルになる!

病院・犯罪に関わる英語ドラマはあまり見ないようにしてきた私だが、「ブレイキング・バッド(Breaking Bad)」はおもしろいではないか!

このドラマにたどりつく遠因となったのは、探偵モノの「ヴェロニカ・マーズ(Veronica Mars)」のあるセリフだった。

<Veronica Mars 1-9>
You're jacked up like some hillbilly kid who just stumbled into Daddy's meth lab.(田舎の子が父さんの meth lab を見つけちゃったみたいに、舞い上がってるじゃない)

はて、meth lab とは何ぞや、と調べたところ、覚醒剤メタンフェタミンをつくるラボ(製造場所)のこと。「メタン+フェタミン」ではなく「メタ+アンフェタミン」で、そう、昔懐かしの「ヒロポン」のことではないか!

ヒロポンといえば、私は20代後半に東京・渋谷の会社で働いていたことがある。事務に新潟から出てきたという女の子がいたが、上京する前に「行ってはいけない!」とお母さんにさんざん引き留められた。お母さんのセリフが奮っていて、「東京ではヒロポンの注射を打たれたりするから危ない、行っちゃダメ!」というのだ。(新潟でも相当田舎のお母さんかしらね)そういえば、私もヒロポンというニックネームがつけられたことがあったが、その危なさに気づいてくれる人が少なかった...

というわけで、「ブレイキング・バッド」はドラッグものなのだ。だが、マフィア抗争や麻薬カルテルの話でない。素人の50才の高校化学教師が、ヒロポンを自ら製造してこの業界に参入しようという(ある意味で悲惨な)プロセスが描かれているのでおもしろいのだ。

浮かない生活を送っていた高校教師が末期ガンの診断を受けて変貌する。かつては先端研究者であったので、化学の知識や実験センスは抜群。サーマイトの原料をかき集めて倉庫ドアのカギを溶かしたり、麻薬売人の本拠地に乗り込んで小型爆弾を炸裂させたり、正当防衛で殺した売人を薬剤で「処理」したり、砂漠でクルマのバッテリーが上がっても、電池をみごとに自作したりと、化学好きにはとくにおもしろい。

舞台はニューメキシコ州のアルバカーキ。50代の変身ドラマ、奇想天外なサスペンス劇場として楽しめるのだ!(現在シーズン1と2の観賞を終了)

■このドラマの楽しい教訓
・主人公の製造ラボ(meth lab)は、キャンピング用のたのしいRV車。
・ヒロポンはもともとは「疲労をポン」と取ってくれる大日本製薬のお薬です。
・50才を過ぎたら、ルール無用の本音で生きるべし!
・でも「お金=幸せ」だと思ったら大まちがい。
・覚醒剤ドラマは、人生に「覚醒せよ(Wake up!)」という強烈なメッセージなのだ。

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posted by ヒロさん at 09:36 | Comment(9) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・アニメ

2013年10月03日

幸せの魔法の光がサンサンとふりそそぐ肩運動

肩回りをほぐして、肩コリにサヨナラをするための第一歩として、

1)スワイショウ
2)タオル肩回し

の2つは、誰にでも気楽にできる基本形だ。さらに刺激のバリエーションを増やしたいときは、回転や捻りを加えるのもよい。また、音楽を使って適切なスピードや回数に誘導したり、エイブラハム瞑想CDで呼吸にリズムをつける“動禅”にすることもできる。

「肩コリ」はとても多様かつ広範囲な症状をカバーしているので、それぞれの状況に応じて最適な運動を見つける必要がある。以下、私の考察だ。

★肩によいとされるヨガの「鋤のポーズ」は、10代の頃から取り組んでいるが、これで症状が好転したことはない。肩甲骨の上方の筋肉がキリキリと伸びる感覚があるものの、あまり気持ちよくならない。刺激の方向が、腕を前後に振る方向と同じだからだろうか。

★タオルを使った肩運動は、前後に一生懸命に振るよりも、左右にゆらぎをつけながらストレッチした方が気持ちがよい。なるほどね。

★鋤のポーズ、スワイショウ、タオル肩運動などは、場所と空間を選んでしまうので、いつでもどこでもすぐにやるわけにはいかない。椅子に座りながらすぐにできるものは、肩を上に引き上げて回すだけの肩運動。上に思いっきり引き上げて、ストンと落とすだけでもいい。後ろ方向や下方向にも大きく強く回すと効果あり。寝る前にこれをやると眠りが深い。

★回転系は私にはとても効くようだ。腕を10時10分の角度に伸ばして、手首で円を描くように回転させる。これも(左右に人がいなければ)座ったままでもできる。腕の角度はいろいろと変えて研究してみて。

★腕を胸に引き寄せて、肩の付け根の外側をグッと伸ばすストレッチも気持ちがよい。胸側の付け根にも刺激がいく。このストレッチをやりながら、首を左右に回したり、横にゆっくり倒したり、ゴロゴロと回転させたり、いろいろやってみる。

★肩の付け根にさらに刺激がいくのが、合掌しながら肘を逆ヒザの外側にもっていくポーズ。立ってやるのもよし、椅子に座ってやるのもよし。

★で、私にとって最大のヒットだったのは、首を横に向けて上下に何回もうなずく「横向き上下運動」。単に横を向くのでなく、後ろを見るように限界まで首を後ろに回す。その状態で首を上下に振る。この運動は10年ほど前に速読教室の先生に教えてもらったものだが、最近ふと思い出して試してみたら、天国に上るほどの気持ちよさとなり、肩回りは活性化して、ポカポカとした温かさが続いている。私に必要なのは、これだったのか!

器具を使わずに、人のマッサージやツボ押しに頼らずに、自分のカラダだけで自分を幸せにできる。どうぞみなさまも、それぞれにご研究くださいまし。


posted by ヒロさん at 14:22 | Comment(6) | TrackBack(0) | 四肢は百獣の王
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