世界中のさまざまな言語でいまなお放映が続いているロングセラーであり、人気の証拠に、かくいう私もその観賞が、ひと回りが終わり、さらにふた回りも終わり、現在は超スローペースで3回目の観賞が進行中だ。たまに見ても、やはりおもしろい。
喫茶店とアパートというほとんど2つだけの室内セット撮影であり、脚本と俳優の演技がすべてだ。主人公6人のそれぞれが、エピソードあたり1億円以上のギャラをもらっていたというから、このドラマだけで一生分を稼いだに違いない。
個人的には、チャンドラーのアクションギャグ、ロスが感情的になるときの演技、レイチェルのとぼけ顔やウソをつくときの表情がお気に入りだ。最初に10シーズンを見終わったあとは、心にポッカリと穴が開いて、とても寂しい気分になったものだ(ギルモア・ガールズのときも然り)。が、楽しい永遠のコメディであり、4回目に観賞するときは是非ともブルーレイ・バージョンで見ることにしたい。
このドラマを英語学習に使っている人も多く、全エピソードの翻訳・解説に取り組んでいる人もいる。私の場合は、10シーズンの全スクリプトを1つのテキストファイルとして集約してある。一種の会話文コーパスであり、例えば「different from」と「different than」のどちらが多いか、どんな場面で誰が使うか、といったことを調べることもできる。
いずれ気持ちが向いたら、ほかのドラマでも「全エピソードのスクリプト」ファイルを作成してみたい。
■参考1:Glee (1-20)の会話
シェルビー:How did your dads come up with the name "Rachel"?
レイチェル:They were, um, big Friends fans.
■参考2:
★Fake 'Friends' movie trailer releases online