そこで気になって購入したのが『糖質ゼロの健康法』だ。主に糖尿病治療を意識して書かれているようだが、パラパラめくって読んだところ、「アーモンド、ピーナッツ、ギンナンなどにも意外なほど大量の糖質が入っています。クルミ以外は避けてください」という記述が目に止まった。
そこで生協の「無塩クルミ」を買って、ある日のこと、昼食前の軽いおやつのつもりで食べてみた。そうすると不思議なことに、空腹感がまったくなくなり、午後2時、3時、4時と経過しているうちに、夕食の時間が来てしまった。
私は以前、自家製ヨーグルトを常食したことがきっかけで、1年半の1食生活を続けていたが、その後は昼夜の2食に戻していた。昼は玄米にちょっとしたおかずを添えるだけだが、不思議なほどに、きっちり4時間後にお腹が空き始めて、夕食のつまみ食いをしたり、夕食時間を早めることが多い。昼食の比率は「糖質6:蛋白3:脂肪1」という線であろう。
ところが、クルミ+コーヒー+ココアだけで、目覚めてから10時間以上、食事なしで持ちこたえることができる。これは不思議だなと思い、『糖質ゼロの健康法』をまじめに読み始めた。筆者も1日1食で、彼が朝食と昼食の代わりにしているのは「バター入りコーヒー」だという。
コーヒーにバター? 少々意外に感じられたが、私もクルミの代わりにバターコーヒーやバターココアを飲んでみると、これもまた不思議なほどに空腹感が起こらず、この2週間はほぼ1食の生活が続いている。バターのパワーが幸いしてか、体が冷えて困るということもない。(ただ目ヤニが少々増えるような気がする)
◆『糖質ゼロの健康法』(釜池豊秋) p69−70
これまでの"常識"的な食生活を思い出してみてください。朝7時、8時にごはんやパンを食べれば、お昼前にはお腹がすきます。そして、お昼に丼物やめん類を食べれば、夕方にお腹がすきます。つまり、朝食に糖質を摂れば、最低でも1日3回の食事になってしまうのです。
これに対して、ヒト本来の食事法である糖質ゼロ食では、1食の糖質摂取量を最大で5グラム未満にします。その結果、血糖値を引き下げるインスリンが放出されません。つまり、食べる前より血糖値が下がることがない ので、空腹感は起こりません。
いわゆる「糖質制限」「低炭水化物」といった緩い糖質制限ではインスリンが放出されてしまうので、1日3食以上になってしまいます。糖質摂取をゼロに近づけ、1日1食が理想と提唱するのは、修行のためではありません。これこそがヒトの体が求めている自然な食事法だからなのです。
私たちの食生活は人類史上前例のない「糖質過剰」の生活をしており、体の機能がそれに順応できていない。とりわけ、血糖値を急激に引き上げる食品(GI値の高い食品)があふれており、急上昇のたびにインスリンが大量に放出されてこれを引き下げようとする。血糖値が下がったあともインスリンは1時間ほど血液中に残り、今度は低めになるため「お腹が空く」というメカニズムだ。
「お腹が空くのは体が求めている証拠」とは必ずしもいえないのだ。私も朝にヨーグルトやキャロットジュースを飲むと、昼に食べずにはいられなくなる。ヨーグルトも乳糖が多く、キャロットジュースは血糖値を急速に引き上げる。もし、朝食を抜くことを考えている人は、ミルクや砂糖なしのバターコーヒーまたはバターココアを試されることをお奨めしたい。
お腹についた皮下脂肪をみて、「脂肪を摂りすぎたせいだ」と思いがちだ。ところが実際は、糖質・炭水化物を摂りすぎた結果、インスリンの作用で糖質が変換されて中性脂肪になっていることを忘れてはなるまい。(→こちらのサイトも参考に!)
私はいまのところ、残された1食を「糖質ゼロ」にすることまでは考えていない。だが、長年親しんできた玄米食の量を徐々に減らす一方で、魚やチーズや野菜の量を増やしていくとどうなるのか、実験してみたい。また、バターの代わりにオリーブオイルをココアやコーヒーに入れるとどうなるのか、これも研究してみたい。
今日の話は40代・50代以上の人や、メタボで困っている人は1度じっくりと考えてみてくださいね。
■参考:
著者が「ヒト本来の食事」とか「自然な食事法」という表現を使っている理由は、農耕が始まる前の人類の主食が、動物の骨の骨髄であったという説による。詳しくは『親指はなぜ太いのか』をご参照のこと。
少々遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年もちょくちょくお邪魔させて頂きます。簡単ながら新年のご挨拶に代えさせて貰います。ではでは。
ピンちゃん、新年おめでとうございます。
私は日本酒ではなく「糖質80%カット」のビールのお正月でした(笑)
こちらは吹雪が1回あったきりで、毎日晴天です。雪の大地でご活躍くださいね。