夕方にたまたま時間が空いたので、私自身も高速の音楽ビートウォーキングを試してみることにした。最近の私のジョギングは山コースと川沿いコースの2種類の8キロコースが定番になってきているので、8月に開拓した5.5キロコースが少々ご無沙汰になっている。そこで、この5.5キロをひたすら歩いてみることにした。
昨年秋に蓄積した80年代ロックに加え、その後、YouTubeの「誰でも知っている洋曲サビメドレー660曲(The Greatest 660 Hits from 1950s to 2008)」などから曲をコツコツと聴き集め、以下のようなBPM(1分間のビート数)130前後の曲が勢揃いした。
テンポはBPM=120〜135にしてある。上限は135程度だろう。これを超えるとジョギングに近い競歩の世界になり、かなり汗をかく。一方、120代で歩けば、道ばたの花を愛でたり、あれこれと思考をめぐらせる余裕もある。
ジョギングは下半身中心の運動だが、ハイスピードのウォーキングでは四肢全体が鍛えられる。ジョギングは腕を曲げて、手を腰のわきに据えるようなスタイルが一般的だが、ウォーキングは腕の振りが大きく、肩凝り対策として効果が大きそうだ。人目をはばからず「大手を振って歩く」のもなかなかよい。
ビート・ランニングは、2003年に八王子市の中学陸上部で導入され、その成果が認められて全国に広がった。特定ビート数のレゲエやポップスを聴きながら走ることで、短距離・中距離走の記録がアップさせることができるという。
こちらのサイトで紹介されている曲目は、BPM=90〜125で、実際の足のビートはこの2倍の180〜250になる。歩くビートは100〜130、競歩は130〜160、ジョギングは160〜200と考えておけばよい。私のジョギングビートは現在160〜176を採用している。
音楽ビートを使うメリットはいろいろある。曲そのものがワクワクと楽しいこと、3〜5分で曲が入れ替わるので飽きが来ないこと、曲の進行で時間測定ができるため時計が不要になること、楽しみながら徐々に体力がついてスピードもアップすること、などだ。
◆BEAT RUNNING
最近では音楽を聴きながらジョギングをすることが当たり前のようになってきています。しかし、BEATJOGは音楽を聞きながら気持ちよく走ることが目的ではありません。あくまで音楽のビートにのって走ることが目的なので、適切なBPMが重要となってきます。
「気持ちよく走ることが目的」ではない、「ビートにのって走ることが目的」だ、と歯切れの悪いことを書いてある。両方をとって、気持ちよくビートにのって走ればよいではないか。楽しく、気持ちよく、ワクワクしながら記録が伸びることもあるでしょうに。
足首にそれぞれ2キロのアンクルウェイトを巻いて、♪=130で5.5キロを歩き切ってみた。最初の5分はちょっときつかったが、その後は流れに乗った。ただ、いままで使ったことのない筋肉に刺激がいっているようで、翌日に疲労感がやってきた。8キロのジョギングの方が楽チンかも、というのが現時点での印象。