私はナショナル・ギャラリーに行くと、必ずのように売店で絵はがきを買っていた。誰かに送るためというよりも、机上や小窓に置いて、ささやかな画廊気分を楽しむためだ。
引き出しを開けると、そのときの絵はがきが何枚も出てきた。ため込みはやめて、これから知人・友人・親族にどんどん送ることにしよう。以下、私のお気に入りの絵はがきで、年末のご挨拶。

The Virgin in Prayer (Sassoferrato, 1640-50)

Lake Keitele (Akseli Gallen-Kallela, 1905)

Self Portrait in a Straw Hat (Elisabeth Vigee LeBrun, 1782以降)

Sun Rising Through Vapour - Fishermen Cleaning and Selling Fish
(William Turner, 1807以前)

Toilet of Venus (Velazquez, 1647-51)
ステキな背中!

今年1年もヒロさんにとって稔り多き年になりますように。
さて、上で紹介されている絵ですが、私は一枚目と三枚目に感じるところがありました。要するに女性の絵なんですが(笑)。
「The Virgin in Prayer」は、一見したところCGみたいな肌触りの色調ですけど、顔にかかる陰影と、祈りを捧げる手の表情がいい感じです。よくよく見ると、雑念のない純粋な心境のようにも見えるし、何やら悩みがあって気もそぞろにも見えます。そのへんのミステリアスな感じが興味をそそります。
「Self Portrait in a Straw Hat」これはもう、タッチの勝利(笑)。ある種、カマトト表現といってもいいと思うけど、髪の毛の描き方とか、当時としては革新的だったのではないかと想像します。冷静になって顔を眺めて見ると、かならずしも美人でもないけど、タレ目がチャーミングだから許す。おっぱいが大きそうなのは、更に許さねばなるまい。ただし、手というか指の描き方はダメだと思う。
──ということで、今年もヒロさんのエントリを楽しみにしております。
明けまして嫁でとうございます。
ピンちゃん、北海道の正月はどうですか。今年はピンちゃんに(おかあちゃん以外の)ステキな人が現れるといいですね。普通の人の思考体系は「自分はデブだから・・・」「金がないから・・・」という風に、容姿と経済力を理由にステキな人は現れない、って自己暗示してます。
仮に小金持ちになったとしてですよ、それだからやってくる人って、半分金目当てじゃないですか。今のピンちゃんが好き、っていう人と一緒に、これから、ちょっとリッチになると、きっともの凄いステキな人生がやってくると思いますよ。
ピンちゃんに、チャーミングな垂れ目で、おっぱいの大きな人がやってきますように。
偉くお久しぶりです。
ヒロさんのPB関係がほとんど終わった(!?)ので余りここを覗くことがありませんでした。
約30年前に3年住んでいましたが、英国では美術関係に愛想をつかしていたのでほとんど美術館:博物館などを巡ることは有りませんでした、いや、休暇中の大陸ヒッチと違って英国ではあんなに勉強に追われていた日々もありませんでしたから。
さて、その英国で唯一好きな、それも大好きな絵がNational Galleryに有ります。
「レディ・ジェイン・グレイの処刑」ポール・ドラローシュ
作家のことは全く知りませんが、この絵を見たときには
「ロンドン塔行かなくちゃ……」でした。
また、数年後にロンドンに行った時に真っ先に見に行ったのもこの絵でした。
先日、友人がロンドン観光から帰ってきたおり、ナショナルギャラリーに立ち寄ったと言うので、
「あそこにはいい絵があって…」
と話してみたら、彼女も全く同じこの絵に引かれていたと言っていました。
ではでは、ヒロさん、時々覗きに来ますのでそのときは宜しく。
そのお口調、もしかしたら「ちゃねらー」様ではございませんか!
PBは『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想』を読んで、ちょっぴり想うことがあったので、そのうち書くかもしれませんけれど、PBごときに1秒たりとも貴重な時間を使うもったいないこの頃なのでございます。
>「レディ・ジェイン・グレイの処刑」ポール・ドラローシュ(元乗船者@44thさん)
まあ、なんとおぞましい絵がお好きですこと!あのギロチンでPBの首もバッサリとお願いしてもよろしい?
(o_ _)ノ彡☆バンバン 自分のHNも忘れていましたよ、お察しの通り、『ちゃねらー』です。
あの絵は決しておぞましい絵では有りませんよ、ウン。
『ヨハネの首を捧げるサロメ』などに較べたらその絵の美しさに惹かれました。
『PBを断頭台に』などと云わないで下さい、英国王室とLady Jane に失礼です。
他国は知りませんが、英国では断頭台に掛けられるのはそれなりの身分が必要だった筈。
ましてやロンドン塔の処刑台など、PBには分不相応です、PBにふさわしいのは
『どこぞの街頭で吊るし首』、それで充分です。
『希望難民ご一行様』、あれはシュールな論文ですね。立ち読みしただけでしたけれど、
今度買ってじっくり読んでみましょう。
『「地球の歩き方」の歩き方』の作者は「最近の若者は何故海外に出なくなったか?」をテーマに
数冊の本を書いていますが、バックパックがやりづらくなった今では海外に行こうとする若者の目指すものが何なのか私にもわからなくなっています。
(『歩き方の歩き方』に私が出ているんじゃないかと出版されるまでは冷や冷やしました)
確かにσ(^^)の絵に対する興味は偏っているかも知れませんね。
風景画、肖像画、印象派など一切興味無し。
テーマを持っている宗教絵画、しかも壁画を好みますし、
その意味でネオ・ルネッサンス、ビザンチン絵画も大好きです。
そうですね、死ぬまでにもう一度、ミケランジェロのピエタと最後の審判を見ておきたいですね。
私など船守のカロンヌに足を引っ張られて地獄逝きが決っております。