2010年09月01日

デスパレートなときに必要な“軽いタッチ”の先読み法

浅見帆帆子の本(『大丈夫!うまくいくから』 『やっぱりこれで運がよくなった』)を初めて読んでみた。「ホホコ」という名前の珍しさに惹かれたが、本名らしい。ホホホと微笑む感じもするし、大海原をスイスイと走る帆船のような人でもある。

アマゾンの書評を読むと、軽薄だの、金持ちで苦労知らずのお嬢様だのと攻撃的な意見もあるが、こういう一見脳天気で、でも実験精神が旺盛で、キャピキャピしながら次から次へと前に進む人の話は(苦労ばかりしてきた私には)とくに参考になる。

何が参考になるかというと、「何がなんでも」という、ガツガツとした、デスパレートな必死さが、願望達成の妨げになるということ。

「絶対」とか「何がなんでも」と語気を強めるときに、裏を返して「不安」や「心配」が漂っていないかどうか。ジョセフ・マーフィー博士は願望達成では「lightness of touch(軽いタッチ)」が大切だとさりげなく書いてある。エスター・ヒックス(エイブラハム)は、ただ「allow(委ねる・任せる)」だけでよいとする。

「うまくいかせたいことほど、心配してはいけない」わけだが、○○してはいけない、と意識するほど、○○を引き寄せていることになる。帆帆子はこれにどう対処しているのか。

◆『大丈夫!うまくいくから』 ― p55:大きなこともかないやすくする思い描き方
 そこで、不安を感じなくて済む思い描き方を考えました。
 それは……、かなえたいことのひとつ先のことをするのです。
 「それがかなったら、次はどんなふうにことが発展していくかな?」と考えて、今できることがあれば、先に動いてしまうのです。<中略>
 人間は、そうなることが絶対に決まっていると思うことは心配しません。だから、自分のかなえたいことも「現実になるのが当然」と思える思い方をすればいいのです。そのためには、かなえたいことのひとつ先を考えられるようになると、うまくいくのです。

「願望が達成された後の未来の自分から、今の自分に手紙を書く」という手法もこれに似ている。(が、演出が少々込み入っていて、面倒) それよりも、まずは達成されたあとに、象徴的な行為として自分はどこで何をしているのか、あるいはご褒美としてどんなことをしているのか・・・と考えるのはとてもよい。短い“静止画”のような成功場面ではなく、プロセスとしての“動画”が展開していきやすい。これにワクワクした感情や躍動感が加われば、きっとうまくいく。

「感謝がすべてを解決する」というサブタイトルにかみつく人がいるかもしれないが、「大丈夫!うまくいくから」というコピーはやさしい安心感が漂っているので、私はゲット。毎日のぞき込む郵便受けの中に、このコトバを貼り付けておくことにした。

posted by ヒロさん at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「引き寄せ」の考察
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