「途中でまちがえても、さりげなく(何度も)弾き直してもいい、お気楽なピアノ演奏会ですよ」と奨められて、9月初旬から参加することに決めた。お気楽とはいっても、関西でそこそこ有名なピアノの先生のスタジオなので、そのお弟子さんや知り合いたちが毎回集まってくる。
初回は人数が少なく、お茶やお菓子をつまみながらのアットホームな雰囲気だったので、私も「あの・・・場違いとは思いますが、いちおうピアノが好きなので・・・」と言い訳しながら、短い曲を3曲弾かしてもらってきた。得意曲なはずなのに、やはり何度かひっかっかてしまう。
この日はたまたま“天才”と呼ばれる2人が参加していて、深く感化された。譜読みから3日目でドビュッシーの難曲を弾いた全国コンクールレベルの15才の少女と、パリ音楽院ピアノ科の卒業生でエリオット・カーター(Elliott Carter)の現代曲をアレンジして弾いた25才の乙女。わずか2〜3メートルの距離で、この世のものとは思えない波動を浴びてしまった私は、その日の夜から連日、デジタルピアノで練習を続けている。
1カ月はあっという間にやってくるので、毎日の練習計画表をつくるようになった。11月の課題曲は以下の2曲。
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Scott Joplin - Maple Leaf Rag (2分) |
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Tico Tico No Fuba (2分) |