2009年03月05日

いつまでもデブと思うなよ、と挑発する「50」のインパクト

凄まじいインパクトがある。なにしろ1年で50キロの減量だ。私なんぞが50キロも痩せた暁にはまちがいなく絶命する。比率でみても<117キロ→67キロ>という43%の減量だ。私なんぞが43%も減量すると、たぶん生死の境目をさまようことになる。

これほど痩せられるのも、凄まじい「デブ」のみに与えられた特権的な神業だ。この1年間、私の身の回りにも3人のダイエット成功者が現れたが、減量値はそれぞれ、20キロ、25キロ、30キロだった。成人後の私の体重差はせいぜい12キロ程度だったので、20キロ以上の数値を聞いて、ひっくり返るほどに驚いた。岡田斗司夫はこれを超絶する50キロだ。

私の最大の関心は、これを実現させるに至った彼の動機とビジョンは何だったのか、ということ。本人は、食べる内容を記録しているうちに、あれよあれよとダイエットが進んで、ほとんど何も苦しまずに楽しく痩せられたと言っている。さらに調子に乗って、時代は<家柄主義→学歴主義→ブランド主義→見た目主義>に移行している、なんて後講釈までしている。

彼を最も動かしたのは「50歳への決意」ではなかったか。60歳を過ぎた人が、健康診断の数値や体調を心配しながら、こんな無謀な取り組みができるとは思えない。20〜30代に人たちには、デブとは「カロリーの多重債務者」であると喝破し、カロリー収支をすべて数値化していくような“ビジネス感覚”は望めない。新陳代謝が活発な10代にとって、いっさい運動をしないという大前提はさすがに厳しい。これはやはり、起業も執筆もこなすオタクキングが、50歳という大台を目前にした大見得の大演技であったにちがいないのだ。

『僕たちの洗脳社会』や『オタク学入門』を知らない女性たちまでが岡田人気で沸いてので、さすがは洗脳パワーが抜群だ。とはいってみても、1年で50キロの減量なんて、狙ってできるものではない。本当にやってしまったのだから、とにかく偉大なのだ。

アマゾンのブックレビューを全部読んでみると、「本当に感謝してます」と手を合わせるように心情を吐露している人が何人もいる。一方で、ダイエットは自分には関係がないが、この手法はあれにも、あそこにも、あんなことにも応用できる・・・と見抜いている人がいる。

岡田が散りばめている黄金のキーフレーズは、

「とにかく記録する」「数値化せよ」「汝自身を知れ」
「お金をかけない」「ローリスク、ハイリターン」
「とにかく食べることが好き」「外見で関係性は変わる」
「どうすればいいかと問い続ける」「書けば実現する」
「ゲームのように楽しむ」「罪悪感や反省はまったく必要ない」
「本当にほしいもの、必要なもの」

などだろうか。私もいいことを思いついたので、そのうちにまた。

■おまけ:「デブ、デブ」と言うなかれ
117キロの巨漢になると、洋服にかけるお金も特大サイズで60%増しになるという。ダイエット中にどうしてもやめられないポテトチップスの棚の前で泣き崩れた話は、涙を誘う。それでもチップスは買うが、一口食べたら水道蛇口で水を思いっきり入れて「使用不能」にしてしまう大胆さ。そんな風にして超ダイエットは成功したが、有頂天になってデブの人たちのの前で「デブ、デブ」を連発し、不用意に敵をつくってしまったとか。

■彼に続くもの
「50」という封印が破られてしまった以上、次に世間をアッと言わせるには「100」しかないだろう。相撲力士が100キロの減量に成功し、フィギュアスケート選手として再デビューを果たした・・・みたいなニュースはないものか。あるいは100歳の巨漢が1年で決死の50%減量に成功したというニュースとか。

posted by ヒロさん at 21:21 | Comment(6) | TrackBack(0) | 食生活&サプリ
この記事へのコメント
TITLE: 50kg、100kgの減量となると
大陸から返品されてきました。どうもよろしうに。

それだけの減量をすると「皮のたるみ」は避けられないはずなんですが。
いかがなものなんでしょうか。自分でもせいぜい体重の上下動は15kg。
まあ、通勤途上歩くか、もしくは強度のストレスを受けると痩せますw
Posted by SY1698 at 2009年03月06日 01:20
TITLE: 今でもつけています
以前の日記(08/9/3)で始めたレコーディングダイエット、要は記録してカロリー計算するだけ。
でも記録してみて「現実」を眺めると、「認識」することの難しさと重要さを痛感。
記録をつけていると、カロリーだけでなく、意思の弱さも太る原因も見えて来て嫌になります…。

9月からつけ始めたレコダイのおかげで半年で5kg痩せたものの、そこから全く痩せず(^^;)
どうやら基礎代謝が低いため、そっちを改善するか運動でも始めない限りは
摂取カロリーの上限設定をさらに低くしないと体重も減らないらしい事に最近気づいた。
ただいくら分析して対策をたてたとしても、モチベーションがイマイチだとねぇ…。 現在停滞中。
Posted by ザキ at 2009年03月06日 01:39
TITLE: SY1698さーん
鉄人SY1698さん、返品ですか? 食品安全基準や耐震安全基準が満たなかったのでしょうか、ふむふむ。(本当は大陸の地検特捜部ににらまれて脱走なんでしょ? 大陸は強度のストレスがあるので、痩せたい人にお勧めですかぁw) 「皮のたるみ」といえば、愛妻の産後のおなかの皮の緩みも要注意ですよー。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2009年03月07日 12:55
TITLE: ザキさーん
あっ、こんなステキな記事を書かれていたとは!
http://www.mypress.jp/v2_writers/zaki/story/?story_id=1766132
ザキさんてば、5キロも痩せちゃっているのに、完璧主義なんだから、もー。まさか、50キロを目標にしてないよね?
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2009年03月07日 12:57
TITLE: Re: 返品
>返品
今まで国内各地で第53次まで実施してきた「各種工作」が公安に発覚してw
(本当に危険なのは、この手の「工作活動」よりも「売買春」。パスポートに「恥」のスタンプを押されるとか押されないとか)

本年は、上海からの返品、もとへ帰任者が増える年になりそうです。
上海に限らず、中国の駐在員は、非常に強度の高いストレスを抱えてますねー。
なんとなく。
Posted by SY1698 at 2009年03月07日 13:26
TITLE: イギリスからの巨体の情報なんですが・・・。
ヒロさんこんにちは! お久しぶりです。
いつもすごい記事たくさんありがとうございます。
実は先日、イギリスの知り合いがFaceBookで書いてたので、ほほーう!と思ったのですが、
・・・イギリスでは、肥満の人を動かす為に消防隊が呼ばれることがどこかで必ず毎日あるそうで、毎年4百万ポンドの税金がその為に使われているとか・・・。 肥満で歩くこともできなくなった人達の事だと思うのですけど。

前にRiversideBluesだか、消防士のドラマで、火事から命がけで肥満の人を運び出すドラマを見たことがありますが、この4百万ポンドは、火災でなくても、とにかく肥満の巨体を動かす為に呼ばれるのだと思います・・・。
Posted by macco s-sparrrow at 2009年03月16日 20:53
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