2007年05月29日

わが家の日本語教育・・・パソコンがフリーズしたら、ゴメンね。

最近、日本語の乱れが激しい。9才になるわが子の話だ。

1年ぐらい前から「昨日、本をゲットしてきてね・・・」「教室にレフト(left)しちゃった・・・」と動詞に変化が見られ、最近は「Three friends が・・・」「The whole class で・・・」「More people が・・・」と形容詞+名詞もほとんど英語になってきた。

キッチンの皿洗いを一緒にやっているが、私がちょっとひと休みすると「Come on, do it!」と怒鳴られたりする。しかし、媚びるときの哀願モードは「お願いだから、オムレツつくって、あの、と〜ってもおいしいやつ」と日本語オンリーになる。

イギリスは4年目だが、「廊下」「和室」というコトバが通じなくなってきた。少し日本語の感性を取り戻さないといけないな・・・と思い、夕食後に勉強会を開いた。

2年ほど前のことになるが、日本でアニメ「かいけつゾロリ」(テレビ朝日系)がヒットしていたことを知り、ネットで検索すると

  • バスをぶっとばす
  • すぶたをすうぶた(吸う豚)
  • ポテトがぽてっとおちた

    などが見つかった。これを食卓で披露したところ、たいへん受けがよかったので、その後日本から取り寄せたのが『これをダジャレで言えますか?』という本だ。この本を2年ぶりに開いての勉強会である。

    「食べ物系のダジャレで、今でも覚えている傑作はな〜に?」とわが子に尋ねると、「三匹の昆布茶(子豚)」だという。以下、半分イギリス人になったわが子に今でも受けるダジャレ集だ。

  • おいしいブドウを選ぶどー。
  • 鶏肉をとりに行くね。
  • 指きり玄米、ハリセンボンの〜ます!
  • このタマネギ、まずくてたまんねーぎ。
  • このワッフル、わっ、古!
  • ♪ハッピーバースメン、つーゆー♪(麺つゆだよ)

    どう? 寒くなった?

  • そんなの、おじやギャクじゃん。(おじやまで冷めちゃったよん)
  • 紅茶まで凍っちゃったよ。
  • どうもすいマフィン。

    次は動物の部。

  • 豚をぶった。
  • イルカはいるか?
  • ライオンが来た、しっしっ!
  • カンガルーが考えるー。
  • トカゲがいるなんて、ホントかげ?
  • カラスが声をからす。
  • ヘビさん、いい加減にすねーくぁ!
  • 小鳥が倒れる・・・コトリ。
  • カタツムリに勝ったつもり?
  • ああ、くわがった(怖かった)。
  • ガチョーン。

    「クワガタ」は残念ながら通じなかったが、説明したら思い出してくれた。「ガチョーン」は文化背景がないと無理。以下は私が懐かしいなと思ったもの。

  • アントニオひのき舞台。
  • ウルトラマンが電話を取りました。ジュワッキ!
  • いってらっしゃい! ♪宇宙玄関ヤーマートー♪
  • ルイ16世が嫁はんに言いました。アントワネット、あんたは寝とっけ!

    15年ほど前にね、東京の吉祥寺の居酒屋に行ったときのことを思い出すよ。あるお客さんが「あんこう」を注文すると、近くのご紳士が「アンコ〜椿と恋の花〜♪」と都はるみを歌い出す。「もずく」を注文すると「もーずくはーるですねぇ♪」とキャンデーズが始まる。「肉じゃが」になるとギターを弾く格好をしながら、ローリーングストーン(ミック・ジャガー)の物まねをする。うるさいったらありゃしない。

    ■関連記事:
  • シャレのわからない人は、日本に住むな、日本に来るな〜

  • posted by ヒロさん at 07:53 | Comment(19) | TrackBack(0) | 言語学&コトバ遊び
    この記事へのコメント
    TITLE: エッ?
    一体どうしたのでしょうか?

    アッ!

    唖然!

    9歳ってヤバスよ。3年生でしょう。
    今から一番感受性と刺激の固まりになりやす。
    元に戻れないす。
    Posted by chosei at 2007年05月29日 08:33
    TITLE: ニューヨークのパソコンが凍りつく日
    Choseiさんのマックも凍りつく! たいへんだ!
    I am a gnome. Do you know me?
    It is against the law to whisper. -- It is not allowed. (loud)
    Where did you buy this lion? -- Jungle sale. (jumble sale)
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年05月29日 09:10
    TITLE: ハッスルする
    略してハッスル よりも寒いですね。(ギャグ漫画日和より)

    私が未だに覚えているしょうも無い駄洒落集
    恐怖の味噌汁を飲んだ

    山の霊
    田舎の実家に手伝いに帰ったところ、親父が、「おーい、ヤンマー乗れいや」と叫んできた。

    これは駄洒落ではありません。物語です。

    魔法学校に通う3人の子供の話です。ある日、魔法の小川を飛び越えると口にしたものに変われるので、その練習をしていました。
    最初の子が、強くなりたいので「虎!」と言いました。その子は勇ましい虎に変わりました。
    次の子が大きくなりたいので、「象!」と言いました。そのは大きな象になりました。
    最後の子が、飛び越えようとした時、足を踏み外してしまい、「くそ!」と言ってしまいました。その子は流されていってしまいました。おしまい。
    Posted by Shoon at 2007年05月29日 20:32
    TITLE: ダジャレといえば・・・
    >「怪傑ゾロリ」
    次は「おぼっちゃまくん」→「戦争論」ですな。
    Posted by haruhico at 2007年05月29日 22:35
    TITLE: 残念!
    あるところに『糞(ふん)詰りの質問や暴走する筆勢で...』と書いたのですが、誰も解ってくれなかったようです。それとも余りにもばかばかしいので無視されたのかも...
    Posted by chengguang at 2007年05月30日 13:22
    TITLE: くじら
    最近「くじら」で日本への突き上げされているのが、報道されていませんか?
    アメリカでは結構頻繁に放送されています。年間1000頭の鯨を殺しているそうですが、アメリカ人は月間2000人以上の人間を殺しています。日本人はまだ殺したあと有効利用していますが、アメリカ人はそれさえもしていません。

    ところで、
    >誰も解ってくれなかったようです。
    私も分かりません。
    Posted by Shoon at 2007年05月30日 22:55
    TITLE: 「おやじギャグ」と「おばんギャグ」
    日頃、“地球温暖化防止”に心がけている私には嬉しい記事でした。「関連記事」とその前回の記事も読ませていただきました。

    「おやじギャグは脳内の音処理領域に配属!」なんて研究があったんですね。興味深いです。「おやじギャグ」と「おばんギャグ」の違いと、『話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く』(主婦の友文庫)の関係も気になります。たぶん、女性の方が言語能力が高いというか、複雑で奥深いので、単純な語呂合わせで喜んでいるのがバカバカしく見えるのでしょうね。そうすると「おやじギャクが多いような気がする」ヒロさん日記は、…

    我が家でも、9歳の娘とは楽しんでいます。お題(「この言葉で駄洒落をつくりなさい」)を出し合って、採点したりして楽しんでいます。これができるのも今のうちでしょう。

    shoonさん、アメリカ人に「目くじら立てるな!」と言っておいてください。
    Posted by SeaMount at 2007年05月31日 05:11
    TITLE: 地球温暖化防止ブログ
    >日頃、“地球温暖化防止”に心がけている私には嬉しい記事でした。
    うまい!よく冷えたアサヒドライのような切れ味!(もう4年も飲んでおりませんが)
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年05月31日 07:06
    TITLE: 鯨の記事
    Shoon様
    鯨に関する米・英・濠の新聞記事を読むと、感情的形容詞を多用した自己中心的記事ばかりですが、数日前に今までとは違う記事が、あのBBCに載りました。下記です。
    Cruelty and the kitchen
    By Richard Black: BBC News, Shimonoseki, Japan
    Last Updated: Sunday, 27 May 2007, 11:18 GMT 12:18 UK

    ところで、洒落は矢張りだめですか。
    糞(ふん)詰り ➞ 下らない、暴走する ➞ 抑制が効かない
    のつもりだったのですが...
    Posted by chengguang at 2007年05月31日 15:42
    TITLE: なるほど
    ソースか醤油ことですか。

    私は鯨に関しては、ただ単に 
    鯨狩り=悪い人 
    イスラムの女性差別=悪い人
    悪い人=殺しても構わない

    この洗脳がまた始まっているような気がしたのです。

    また、日本に対して「9・11に関してばらすなよ」という警告のようにも聞こえるのです。
    Posted by Shoon at 2007年05月31日 18:56
    TITLE: BSE 牛肉が売れてない?
     鯨でネガティブキャンペーンをやるのは、BSE 牛肉を売るためかなと考えたりしています。鯨を食べてるから BSE 牛肉が売れないのだ、だから、鯨を保護するように報道しろといった感じで。いまどき、鯨なんてほとんど手に入らないのに。

     ヒロさんのところは、ホットだと思ってたのですが、冷やし系だとは気付きませんでした。
    Posted by ドボン at 2007年05月31日 23:09
    TITLE: こんな奴もいたって?
    「急転、一々動じた初テロ」

      おだてられれば、木に登り …
    Posted by SeaMount at 2007年06月01日 05:30
    TITLE: 農水省をめぐる謀略
    >ソースか醤油ことですか。(Shoonさん)
    >「急転、一々動じた初テロ」(SeaMountさん)
    もう、座布団10枚、みんなもっていけーぇ。

    > 鯨でネガティブキャンペーンをやるのは、BSE 牛肉を売るため・・・(ドボンさん)
    農水省をめぐる謀略はものすごい。おそるべし。
    http://dokuritsut.exblog.jp/5521197/
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年06月01日 07:13
    TITLE: 「アメリカが日本に捕鯨をさせない本当の理由」三宅善信
    http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-199.htm
    食糧自給率
    http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/300coex/320emcn/fdselsup/fdselsup.html
    Posted by えの at 2007年06月01日 13:22
    TITLE: でもって・・
    レルネット、 アメリカが日本に捕鯨をさせない本当の理由 〜食糧安保
    http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-199.htm

    投稿済みでしたね〜えの さん。

    日本鯨類研究所に知人がをり、様々な情報をいただいています。
    環境NGOが引き起こす問題は深刻です。
    米国の環境保護団体の2002年度の収益の合計は、日本円で焼く1.6兆円と云われ、グリーンピースやWWFなどの「ブランドNGO」が行う、キャンペーンを利用して人々を欺く事実を知らなければならないでしょう。

    「誇大し、半分だけ真実を伝え、わざとらしいキャンペーン」を続けることで、資金を集めていることは、グリーンピース・インターナショナルのディレクターであったウイルキンソン氏自身が述べていることでもある。
    鯨がかわいそう…霊的なモノなんぞとのことだけで反捕鯨活動しているワケでは無いのは、あたり前田のクラッカーですネ。
    最近巷を賑わすゴアの不都合ななんたら も、新たなる環境ビジネスを意図したものだし・・・。 世の中 イカサマばっかりね〜と 嘆いてみる。
    Posted by ちんみ at 2007年06月01日 13:52
    TITLE: 座布団没収覚悟
     甘え理科、ドジッた、斫ったテロ
    (あめえりか、どじったはつったてろ)
    《甘い自然科学系の人達、ドジをした削り落としテロ》

      … 斫る(はつる):削り落とす(建設用語辞典)
    … 理科:昔は、「文科」、「理科」と学生さんを分けたので、
        ← 説明しているところがかなり苦しい(^_^;)
    Posted by SeaMount at 2007年06月01日 19:21
    TITLE: 海は荒れ、山は削がれる
    >甘え理科、ドジッた、斫ったテロ
    はいはい・・・海のものとも、山のものとも言い難いSeaMount流ですね。「斫る(はつる)」というコトバを初めて聞きました。全然関係ないですけど、きのうわが子から聞いたナゾナゾをどうぞ。

    What is the strongest bird in the world? - Crane. (つる/クレーン)

    お互い9才の子供の行方が心配ですね・・・。
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年06月01日 19:46
    TITLE: いるか、いるか
    はじめまして、chouseiさんのブログを経てきました。ten といいます。
    「いるか、いるか」は谷川俊太郎さんの詩、「いるか」一節にでてきます。
    ここに書くと著作権にひっかりますから、書くことができませんが・・
    言葉あそびとして、けっこう面白い詩ですよ。

    私も駄洒落大好きで、たとえば・・
    詩人の死後の私語は、詩語。。とか・

    泉鏡花に敬意を表して
    今日から鏡花強化週間とか・・

    子供向きではないですね。
    Posted by ten at 2007年06月06日 08:55
    TITLE: いるかのリンクはあるか?
    「いるか」 谷川俊太郎
    http://homepage1.nifty.com/moritake/kokugo/1/iruka.htm
     いるかいるか      いるかいないか
     いないかいるか     いないかいるか
     いないいないいるか   いるいるいるか
     いつならいるか     いっぱいいるか
     よるならいるか     ねているいるか
     またきてみるか     ゆめみているか
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年06月06日 09:25
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