2007年02月02日

北朝鮮を遥かに凌ぐ、犯罪超大国アメリカの拉致部隊

いよいよドイツの逆襲が始まる。そしてアメリカ崩壊への序曲だ。

産経Web:独検察、CIA職員13人の逮捕状 誤認逮捕、監禁容疑(2007/2/1)
【ベルリン=黒沢潤】ドイツ検察当局は31日、レバノン系ドイツ人が米中央情報局(CIA)に誤認逮捕された事件で、監禁容疑でCIA職員13人の逮捕状を取ったことを明らかにした。
 このドイツ人は独南部出身の無職ハレード・マスリ氏(43)で、2003年12月、テロ活動に関与したとしてマケドニアでCIA職員に拘束された後、アフガニスタンで過酷な尋問を受けたとされる。しかし、のちに人違いであることが判明、04年5月にアルバニアで釈放された。
 独メディアによれば、13人のうち数人はCIA関連の航空会社に偽名を使って勤務し、現在は米ノース・カロライナなどに住んでいるという。
 逮捕状は米国内では効力を持たないが、13人が欧州連合(EU)域内に入国した場合には、ただちに拘束される。
 マスリ氏は米国で05年12月、CIAに対し損害賠償を求める訴訟を起こしたが、秘密活動の実態が明らかになるとして却下された経緯がある。
 一方、マスリ氏が拘束中、ドイツの諜報機関要員とみられる男性からも尋問を受けたと主張していることが事態を複雑化させている。シュレーダー前政権はイラク戦争に強く反対したことで知られるが、諜報機関を統轄する立場にあった同政権のシュタインマイヤー首相府長官(現外相)が実は裏で米国と協力していた疑いがあるとして非難の矢面に立たされている。(2007/02/01 10:35)

ドイツだけではない。イタリアでもCIAエージェントへの逮捕状が出ている。

中日新聞:「CIA拉致は犯罪」独検察が逮捕状(2007/2/1)
【ベルリン=三浦耕喜】米中央情報局(CIA)がテロ容疑者として外国市民を他国で拉致していることに欧州で反発が広がっている。ドイツ検察当局は31日、拉致にかかわったとして13人に対する逮捕状を取得したと発表。イタリア当局も別の拉致事件でCIA要員を追っており、大西洋を挟んだ外交問題に発展しそうな勢いだ。
 独検察が捜査しているのは、2003年12月にレバノン系ドイツ人のハリド・マスリ氏が米中枢同時テロとの関連を疑われ、旅先のマケドニアでCIAに拉致された事件。同氏はアフガニスタンに移送された後、拷問などの虐待を受けたが、人違いだったとして5カ月後にアルバニアで解放された。
 捜査は米国が協力を拒否したため難航したが、移送に用いられた飛行機が立ち寄ったスペインの捜査協力で実行犯の13人を特定。独検察は身元の詳細は明らかにしていないが、CIAの要員または協力者とみられる。
 CIAによる拉致事件では、イタリア検察当局も03年にミラノでエジプト人イスラム教聖職者ムスタファ・オサマ・ナスル師を拉致した容疑で、これまでにCIA要員ら26人の逮捕状を取得している。
 これらの拉致には、内々に現地国側の了承があったことも取りざたされており、独伊両国とも米国の責任を真正面から問うことは避けている。だが、司法当局は捜査を進めており、各国で追及を求める声が高まりそうだ。

2006年9月から注目すべき報道が起こっていた。

◆毎日:「CIA機:スペイン外相、存在認める」(2006/9/15)
【ブリュッセル福原直樹】スペインのモラティノス外相は14日、米中央情報局(CIA)のテロ容疑者不当拘束疑惑を調べている欧州議会で「CIAが不当拘束に使用したとされる飛行機がスペインの空港に66回着陸した」と証言した。欧州連合(EU)加盟国の閣僚クラスが同議会でCIA機の存在を認めたのは初めて。ブッシュ米大統領は今月6日に秘密収容所の存在を認めており、外相の指摘するCIA機が秘密施設の間を結んでいた可能性がある。
 外相証言によると、スペインの照会に米国は離着陸を認めたが、「(スペイン着陸時は)テロ容疑者を運んでいなかった」と説明したという。だが、外相によると、飛行機の一部は秘密収容所の存在が指摘される東欧や、収容所のある米軍グアンタナモ基地(キューバ)を経由したという。外相は「スペイン経由のCIA機が過去に(不当拘束という)犯罪を行った可能性がある」としている。
 米国のテロ容疑者不当拘束疑惑では01年の同時多発テロ事件以降、CIAがテロ容疑者を法手続きを無視して拘束し、第三国や米国の収容所に移送したとされる。欧州議会は01〜05年にCIA機が欧州に1000回飛来したと指摘している。(毎日新聞 2006/09/15)

拙ブログが『スペインの「311テロ」と、赤道ギニアの石油利権クーデター』でまとめた通り、スペインはアメリカ諜報機関のやりたい放題の拠点であった。それがいよいよあからさまにバレ始めているということだ。

しばらく日本のニュースをほとんど見ていなかったが、北朝鮮の紙幣偽造疑惑もアメリカのやらせという報道が出てきている。朝鮮総連が大喜びするような内容だが、注目すべきは発信源がドイツであることだ。

日刊ベリタ:偽ドル“スーパーノート”はCIAが米国内で秘密裏に印刷 北朝鮮説を否定 ドイツ紙報道(2006/1/25)
日本の民放各社が好んで視聴率を稼げるネタとして使うのが、北朝鮮報道である。北朝鮮が陰謀の巣窟であるかのように、拉致問題と絡めて視聴者の反感を煽るように番組は作られている。中でも北朝鮮による偽ドル偽造報道については、米国内にすら証拠が存在しないと指摘されてきたにもかかわらず、“顔を隠し音声を変えられた関係者”の証言だけが確たる証拠として喧伝されてきた。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ゾンターク(FAS)が1月6日、「CIAが議会の承認を得ずに水面下工作の資金を捻出するために秘密裏に偽造に関わり、北朝鮮の仕業にしていた」と報じたことから、海外では大きな波紋を呼んでいる。なぜか日本ではほぼ無視されているが、読者の判断材料として、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)がFASを引用する形で報じた内容を紹介する。(ベリタ通信)

今年は欧州が面白い。

■お薦めリンク(えのさん提供)
通貨偽造も「愛国的行為」― スーパーノートの出所について(2007/1/19 ドイツ在住ジャーナリスト美濃口坦)

■日本の親米保守派にも、ついに画期的な変化の兆し
ジャパン・ハンドラーズ:久間発言で明るみにでた小泉・安倍内閣の親米度(2007/2/2)

■つぶやき:
今後、アメリカとイスラエルの諜報機関の悪事が次々と白日のもとにさらされるだろう。こういう報道が起こってくると、同じように悪さをしているイギリスの「MI6」はどうして報道されないのだろう、と訝る私である。映画『007』の人気も相変わらずだ。広報のうまさが一枚上手なのか、あるいは諜報活動の腕前が田舎者CIAより数段上なのか。

posted by ヒロさん at 10:10 | Comment(8) | TrackBack(1) | 国際政治/謀略
この記事へのコメント
TITLE: 『通貨偽造も「愛国的行為」』美濃口坦
スーパーノートの出所について
http://www.yorozubp.com/0701/070119.htm
Posted by えの at 2007年02月02日 12:22
TITLE: ドイツが見破る「100ドル札偽造」の真相
>スーパーノートの出所について
http://www.yorozubp.com/0701/070119.htm
『米国の挙げる「証拠」は、北朝鮮の外交官がこの偽造紙幣を所持していたとか、あるいは彼らから偽造紙幣を受け取った人が交換しようとしたとか、そのたぐいのものばかりだからである。あるいは、偽造に関係した亡命者の発言(「自慢話」)をもとにしたレポートで、肝心の物的証拠となると機密保持を理由にして米は話してくれない。』

イラク大量破壊兵器の「証拠」や、911がイスラム過激派の仕業だとする「証拠」も、このたぐい。このレポートはとてもインパクトがあるので、本文にもリンクを入れました。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年02月02日 17:53
TITLE: 久間(きゅうま)防衛相のアメリカ批判
ゆ〜けゆ〜け、きゅう〜ま、ドンとゆ〜け〜。

普天間移設政府案修正、久間防衛相が米の対応を批判(2007/1/28)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070127i212.htm
「米国はよく分かっていない。日本は地方分権なので、(公有水面埋め立て許可権限を持つ)知事が『うん』と言わないとなかなかできない。米国には『あんまりえらそうなことを言ってくれるな。日本のことは日本に任せてくれ』と言っているところだ」と述べ、政府案の修正に難色を示す米国側の姿勢を批判した。

久間防衛相「イラク開戦は間違い」(2007/1/25)
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070125-146762.html
 久間章生防衛相は24日午後、日本記者クラブで会見し、イラク戦争について「(イラクに)核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ米大統領は踏み切ったのだろうが、その判断が間違っていたと思う」と述べ、ブッシュ大統領の開戦判断を批判した。
 戦後処理についても「後をどうやってうまく処理するか、処方せんがないままだった」と指摘。久間氏は昨年12月の国会答弁などでも「もう少し慎重を期しても良かった」と米国の対応に疑問を呈してきたが、ブッシュ大統領が一般教書演説でイラク増派の正当性を訴える中での発言だけに波紋が広がりそうだ。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年02月02日 18:57
TITLE: きゅうまが反米発言を繰り返す理由
日刊ゲンダイ:久間防衛相 反米発言を繰り返す理由(2007/2/1) 
http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/imaiyshd/eid/426387/
 物議をかもしている久間発言をおさらいすると――(1)昨年12月、国会で「政府はイラク戦争を支持すると公式に言っていない」(2)1月24日の講演で「イラク開戦は、核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ大統領は踏み切ったのだろうが、その判断が間違っていたと思う」(3)27日の地元の講演で、普天間基地の移転問題について「私は米国に『あんまり偉そうに言うな。日本のことは日本に任せてくれ』と言っている。県知事の意見も聞き入れながらやっていかなければならないが、米国は根回しが分からない」
 こうした発言はまったく正論だが、当然、米国側の猛反発を招き、閣内不一致として問題になる。そのため「イラク戦争不支持」は翌日に「私の間違いだった」と撤回し、「ブッシュの判断間違い」についても「感想といえども言わない方がよかった」とトーンダウンしている。

 しかし、ぽっと出の新人ならまだしも、久間は当選9回のベテランで防衛族のドン。発言が物議をかもすことは百も承知だ。そこで永田町では失言ではなく確信犯だと見られている。では、その真意は何なのか。ベテラン幹部の解説。
「久間は昭和15年の戦中生まれで、相当な苦労人だ。早くに父を亡くし、東大在学中にはアルバイトで学資だけでなく、郷里・長崎の母親と弟たちに仕送りをしていた。それは農林省入省後も変わらなかったという。敗戦後の日本人の苦労を身に染みて体験しているのです。昨年8月、総裁選の準備をする安倍と食事をした際、久間はふたつのことを諭したそうです。ひとつは戦争の悲惨さ。もうひとつは議員になって金で苦労する中、闇の紳士・許永中と交流したため、そのことが何年も尾を引いたということです。安倍は真剣に聞いていたそうですが、若造ばかりの安倍政権の防衛・外交があまりにもブッシュの言いなりだから、ブレーキをかけているのです」

-------------
そうですか、許永中とつきあっていましたか。在日とアメリカの連携ネットワークは怖いねぇ。でもそれを反省のバネにして、駆け引き上手でがんばってください。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年02月02日 19:14
TITLE: 「高精度偽造米ドル紙幣の鑑定方法とは」遠藤智彦
http://homepage3.nifty.com/cdr/GTK/anzentokanri.htm
Posted by えの at 2007年02月03日 01:38
TITLE: 欧州議会、CIAの拉致問題で非難決議
http://english.hotnews.ro/EP-approves-Fava-report-on-CIA-actions-in-Europe-articol_44320.htm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/6290701.stm
欧州議会がCIAによる「拉致事件」で最終報告書を採択(非難&勧告決議)。これは2006年1月に設置された特別調査委員会の最終報告書。14カ国で不法拘束・拉致・尋問などを政府関係者が黙認した疑い。欧州の米軍基地内やポーランドに秘密収容所があると指摘。また2001〜2005年に欧州にCIA機が飛来したのは1200回以上で、グアンタナモ基地や米国に連れ去れたままの人がいる。賛成382、反対 256、棄権 74で採択。法的拘束力はないが、継続調査を要求。

そのうち、日本語でニュースが流れるでしょう。
これに関連する2007年1月24日の毎日新聞報道はこちら。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/photojournal/archive/news/2007/01/24/20070125k0000m030112000c.html
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年02月15日 09:09
TITLE: いつぞやの偽ドルに関して
【佐藤優の地球を斬る】北朝鮮の情報操作 偽ドル疑惑逆手に米国揺さぶる
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/44373/

「北朝鮮が情報操作(ディスインフォメーション)を強めている。世界で最も情報操作工作が巧みだったのは旧ソ連だ。ソ連の情報操作の特徴は、まず偽情報を西側の、それも反ソ的な新聞につかませる。その後、その記事をソ連国営タス通信やソ連共産党機関紙『プラウダ』が転載し、全世界で騒音を掻きたてるという方法がとられた。マネーロンダリング(資金洗浄)に似たインテリジェンスロンダリング(情報洗浄)を行ったのである。北朝鮮の情報操作はソ連方式を踏襲している。

 少し前のことになるが、1月8日付でドイツの保守系高級紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』が「偽ドルの秘密」(クラウス・ベンダー署名)の奇妙な記事を掲載した。要旨は以下の通りである。
(以下略)」

インテリジェンスの世界は虚々実々ですね。

★ブログ主判断でコメントをこちらのスレッドに移動しました。
Posted by 涼風 at 2007年04月03日 21:07
TITLE: 50〜70年代のCIA犯罪文書が公開へ
CIAが秘密文書を公開へ、海外での暗殺計画も…米紙報道(2007/6/22)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070622id23.htm
 『22日付の米紙「ワシントン・ポスト」によると、米中央情報局(CIA)は来週、外国要人に対する暗殺計画など、CIAによる秘密工作に関する数百ページにわたる文書を機密解除し公開する。
 ヘイデンCIA長官が歴史研究家との会合で明らかにした。
 同紙によると、公開されるのは、1973年に当時のジェームズ・シュレジンジャーCIA長官がCIAの秘密活動の実態をまとめさせた「家族の宝石」と呼ばれる文書で、50年代から70年代にかけての海外での暗殺計画や国内の極左グループに対する工作などが記載されている。(ワシントン支局)
(2007年6月22日23時4分 読売新聞)』
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年06月23日 23:07
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Excerpt: 柳沢厚労相にしろ、久間防衛相にしろ、何かと爆弾発言が問題になる季節である。 久間防衛相は米批判を繰り返して話題になっていた。 http://www.sankei.co.jp/seiji/seisak..
Weblog: にほん民族解放戦線^o^
Tracked: 2007-02-06 22:52
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