2006年12月27日

労働党の「血の海」に、マイケル・ミーチャーが出陣か

イギリスの現政権は労働党である。97年の総選挙で18年ぶりに保守党を破り、トニー・ブレアが(20世紀)最年少の43歳で首相となって、現在に到っている。

FACTA online 阿部重夫編集長ブログ:第二の男(2006/10/19)
英政界では、来年5月に党首選が行われ、来夏に新たな首相が選出されるとの見方が強い。党首選に正式に出馬表明しているのはブラウン氏のほか、党内左派の議員グループ代表のマクドネル氏(55)だけ。現時点ではブラウン氏の優勢は揺るぎないが、英政界に詳しいロンドン大経済政治学院のトラバース教授は「党首選は血の海になるだろう。予期せぬ結果が出ることもあり得る」とみる。保守党の支持率が労働党を5%程度上回り続ければ、ブラウン氏以外の候補擁立が党内で一気に加速するとの指摘だ。

ブレアはすでに党首から降りる意向を表明しているので、労働党党首はNo2のブラウン財務相が有力視されている。7月からはマクドネル議員が出馬に意欲を見せ始めた。そしてつい数日前、マイケル・ミーチャー元環境相の参入意向が報道され始めている。

SundayMirror:Race for Labour leadership He's boosted as Meacher splits rivals (2006/12/24)
 A MAJOR split among left-wing Labour MPs made Gordon Brown a "racing certainty" last night to succeed Tony Blair as PM.
 Former cabinet minister Michael Meacher is touting for support to take on the Chancellor for the leadership, according to a leaked email seen by the Sunday Mirror.
 But the challenge has divided left-wing MPs because several are supporting rival candidate John McDonnell.

このマイケル・ミーチャー(Michael Meacher)は、911テロの真相究明運動でイギリス政界の中心人物である。商務相、保健相、環境相と閣僚経験が3回もある現役の大御所である。以下のビデオをご覧あれ。



労働党の党首争いは泥沼になりそうだ。党首選は来年5月だが、時を同じくしてスコットランドの議会選挙があり、スコットランド国民党が過半数を取ると、そのままスコットランド独立宣言という大波乱が待ち受けている。スコットランドでは保守党地盤が弱く、「スコットランド国民党」vs「労働党」という2大対決となっている。そして、ブレアの後継で最有力候補のブラウンはスコットランド人なのである。(参考:「国際情勢の分析と予測 :スコットランドの分離独立と・・・・」

スコットランド利権と民族意識に揉まれるブラウンは、次期党首になるのは難しいかもしれない。となると、2004年の「7・7ロンドンテロ」や、今年の「8・10航空機テロ未遂事件」をお膳立てしたと見られるリード内相も登場するかもしれない。そしてこれを迎え撃つのが、反戦派で閣僚経験もあり、「911はインチキだ」と公言するマイケル・ミーチャーということになる。

現在、保守党の40歳デヴィッド・キャメロンの人気が高まっており、財界も保守党復活を後押している。保守党の人気が高まれば高まるほど、労働党内は「2009年の総選挙はブラウンでは闘えない」という血の海状態になる。この混乱に乗じて、万が一「911真相究明派」のマイケル・ミーチャーが労働党の党首に選ばれ、暫定的に首相になることがあれば、英米の財閥連合に凄まじい激震が走ることになるだろう。
posted by ヒロさん at 06:51 | Comment(9) | TrackBack(0) | 国際政治/謀略
この記事へのコメント
TITLE: スコットランド独立ですか・・
そういう状況になってるとは、全然知りませんでした(^。^;;
ちょっと検索してみたら、「田中宇の国際ニュース解説」にイギリスの生い立ちのようなことも書かれてたのを見たんですが、イギリスの場合もアメリカと同じように、ヨーロッパから移住してきた人たちが先住民を隅に追いやってできたような国なんですね。
Posted by ゴーヤン at 2006年12月27日 11:53
TITLE: 女王陛下のカミカゼ・スコットランド兵部隊
スコットランドというと第一に「空飛ぶモンティ・パイソン」のこのスケッチを連想してしまうのであります。独立したら「女王陛下の」ではなくなるのか。
http://python-airways.cside.com/sketch/fukikae-39.htm
http://www007.upp.so-net.ne.jp/kaze/python/whoswho/whoswho2.html#scotsmen
『田舎ものでテニスが下手。酒飲みでけんかっ早い(7話)。イングランドに比べて貧乏なことはイワン・マックテギルの静謐(せいひつ)な詩「金貸してくれ」からも明か(テリーJ・16話)。なんてジャップごときに言われたくないですよね、すみません。神風特攻のマインド・コントロールもされる(38話)など、さんざんな扱いを受けている。』
Posted by えの at 2006年12月27日 22:38
TITLE: 「金貸してくれ」イワン・マクティガル
http://www.boudicca.gr.jp/irish-on-film/data20.html
Posted by えの at 2006年12月28日 11:41
TITLE: スコットランド独立の可能性とモンティ・パイソン
田中宇:独立しそうでしないスコットランド(1999/5/24)
http://tanakanews.com/990524scotland.htm
 『だがその後、昨年(=1998年)9月時点の調査では、独立支持が51%にまで増えていた。このままいけばSNPが勝利し、スコットランド独立へと導かれるかもしれなかった。
 ブレア政権になってから、スコットランド選出の政治家が、政府内で重要なポストを与えられるようになり、大蔵大臣、外務大臣などをつとめている。スコットランドが分離独立してしまわないようにとられた融和策だった。』

現在ブレア政権のNo2にブラウン財務相が座っているのも、スコットランドの抱き込み戦術の一環である。スコットランドにはBP(ブリティッシュ・ペトロレアム)の北海油田の利権があるので、独立されては困る。

http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/files/Media/resume_nation_scotland.pdf
【99年5月自治議会の選挙結果】 投票率 59%
S労働党 56
SNP 35
S保守党 18
S自由民主党 17
S社会党 1
S緑の党 1
無所属 1

【2003 年5月自治議会の選挙結果】 投票率49、4%
S労働党 50(−6)
SNP 27(−8)
S保守党 18(±0)
S自由民主党 17(±0)
S緑の党 7(+6)
S社会党 6(+5)
無所属、その他 4(+3)

議席総数は129で、過半数は65。スコットランド労働党(SNP)が65議席を取る可能性は、今のところ非常に低い。

ということで、えのさんお気に入りの「女王陛下のモンティ・パイソン」はしばらくは健在のようだ。スコットランド人でモンティ・パイソンを見て自虐的に喜ぶ人がどれくらいいるのだろうか。要取材。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2006年12月28日 23:53
TITLE: 首相候補、マイケル・ミーチャーに注目!
マイケル・ミーチャーのビデオを差し替えました。閣僚経験が3回あり、2007年5月に首相になる可能性もあるマイケル・ミーチャーと、ドイツの元国防相アンドレア・フォン・ブローのインタビューをまとめたもの。
差替え後:http://www.youtube.com/watch?v=daCAb00FiJc
差替え前:http://www.youtube.com/watch?v=oVzQfa_V1jw

「911はアメリカの自作自演である」と言っている大物議員が、労働党の党首選に出るということは、よくよく考えるともの凄いことだ。党首になると、2009年まで首相を務めることになる。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2006年12月29日 18:24
TITLE: イギリスの下院議員会館で「Loose Change」上映
5月の労働党首選で出馬がウワサされているマイケル・ミーチャーは、2006年6月14日に下院議員会館(?)で「Loose Change」の上映会を企画していた。実際に上映されたのかどうか、不明。

■Former UK Cabinet Minister Showing Loose Change in Parliament
http://valis.gnn.tv/blogs/15280/Former_UK_Cabinet_Minister_Showing_Loose_Change_in_Parliament
  『Labour MP Michael Meacher has arranged a special screening at the Houses of Parliament on 14th June. Loose Change, a 90-minute, $10,000 film by relative unkowns Korey Rowe and Dylan Avery, questions the official line about the cause of the collapse of the Twin Towers.
  This film is, unsurpsingly, the subject of a heated debate. You can read about it and find links to the official site and free Google Video download on Wikipedia(video)”. Please note that several aspects of the article’s neutrality are disputed.
  Meacher says: “I think 9/11 is so important that as many people as possible should see this film. That’s what I hope to achieve. It really deserves to get the fullest exposure” (reported in Broadcast, 12th May edition).』
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年01月07日 04:32
TITLE: 米国ではロン・ポール下院議員に注目
http://www.total911.info/2007/01/prez-explorer-paul-investigate-911.html
Dr. Ron Paul, Texas Congressman exploring a run for President, appeared on The Alex Jones Show Wednesday [MP3 link] and had the following to say about 9/11:

"CALLER: I want a complete, impartial, and totally independent investigation of the events of September 11, 2001 . I'm tired of this bogus garbage about terrorism. Ask Michael Meacher about how he feels about this bogus war on terrorism. Can you comment on that please?

HON. DR. RON PAUL: Well, that would be nice to have. Unfortunately, we don't have that in place. It will be a little bit better now with the Democrats now in charge of oversight. ・・・・・

米大統領選への立候補を検討しているテキサス州選出ロン・ポール下院議員。911同時多発テロの再調査に意欲的である。赤字の「Michael Meacher」は、イギリスの与党労働党の党首選に立候補する可能性がある真相究明派のマイケル・ミーチャー議員。労働党党首=首相なので、彼も首相候補だ。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年01月22日 09:27
TITLE: "Scotland the Brave"
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/tobichi/tobichiongakutai.html
『この曲はバグパイプによる代表的なマーチで、英軍スコットランド連隊の軍楽隊が好んで演奏しているが、その名の通り勇壮なので、イギリスは各植民地で現地軍や警察のマーチとして採用した。かくして大英帝国では、アジア人や黒人がキルトと呼ばれるスコットランドの民族衣装(ようするに男用のスカート)を穿いて、バグパイプを抱えながら行進する軍楽隊が作られた。
そして戦後、イギリスの植民地は次々と独立したが、長い植民地統治の間に、軍楽隊=バグパイプ、マーチ=『Scotland the Brave』という固定概念がすっかり染み付いてしまった。』
Posted by えの at 2008年06月08日 17:05
TITLE: 「スコットランド領」オランダ
「スコットランド領」オランダの旧米軍基地 
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/hitano.html#08
『かなり特別なケースがオランダのゼイスト基地。ここは1994年まで米軍基地として使用されていたのだが、1999年から2002年までイギリスの、正確に言えばスコットランドの法律が適用されていた。』
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2008年06月09日 18:48
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