2006年10月18日

CIA、MI6、NATOによる自作自演のテロ謀略史

911テロがアメリカ政府の謀略であるにしても、その規模があまりにも大きすぎて、可能性を論じる気にもならないという人たちがいる。CIAなどの諜報機関による謀略ならば、もっと「見えにくいところ」で「秘密裏」にやるはずだ、という意見だ。

しかしながら、過去に積み上げられた数々の謀略の歴史に目を向けてみると、911テロは「想像を絶する壮大な謀略」ではなく、「ほんの少し派手にやりすぎた謀略」に過ぎないのである。テロ作戦の謀略史を理解するビデオとしては、アレックス・ジョーンズの『Terror Storm(テロの嵐)』を是非ともお奨めしたい。



すなわち「自作自演」のテロリズムの歴史である。『Terror Storm』はまず、1933年のヒットラーによる議会ビル放火事件から始まる。

マック・レイカー:9/11トリック─「テロ」は起きなかった
ナチス独裁の契機となったベルリンのライヒスターク(帝国議会議事堂)炎上事件とは、共産党の仕業に見せかけるためナチスが仕掛けた「自作自演の放火」であったが、今回もそれと同様の手口、イスラムの仕業に見せかけるための「自作自演テロ」にほかならない。1962年3月、アメリカ統合参謀本部(議長はライマン・L・レムニッツァー)はキューバへの軍事侵攻を正当化する口実として自作自演テロ「ノースウッズ作戦」(Operation Northwoods)を極秘に立案・計画したが、実行寸前まで行ったところでジョン・F・ケネディ大統領に却下され、あえなく頓挫。

1953年、イランが石油の国有化を宣言したことで、米英諜報部合作によるクーデター作戦が実行される。背後にあるのは、BP(British Petroleum)の利権である。

イラン石油国有化後のCIAの策謀
 マドレーン・オルブライト米国務長官は2000年3月19日、イランのモサデグ政権を転覆した1953年のクーデタへの「関与」を初めて公式に認めた。しかし、この介入時の状況はまだあまり知られていない。4月にニューヨーク・タイムズ紙によって暴露されたCIA(中央情報局)のレポートは、中近東の力関係を覆すことになったこの事件で英米両国の諜報機関が演じた役割を明らかにしている。[訳出]<中略>

 CIAのレポートを読めば、どのように作戦が準備されたのかがよくわかる。53年3月にアイゼンハワー大統領の許可を受けて、CIAの高官はどうすればクーデタを起こせるのか研究を重ね、モサデグに代わる首相について検討を進めた。その結果、ファズロラ・ザヘディに白羽の矢が立った。彼は退役将軍で、過去にも英国政府とモサデグ転覆のための謀議を練ったことがある。5月にはCIAの工作員と英国SIS(秘密諜報機関)のイラン担当の専門家がキプロス島ニコシアで2週間にわたり協議をはかり、計画の第一次草案を練った。2人の上司がさらに検討を加え、最終案が6月中旬にロンドンで起草された。・・・・

さらに衝撃的なのは、ソ連との冷戦中に画策された「Operation Gladio(グラディオ作戦)」である。

アラブの声ブログ:「西欧諜報機関の秘密作戦」(2005/4/22)
 イタリアの首相ジュリオ・アンドレオッティが1991年に初めて明らかにしたグラディオ(ラテン語の「グラディオ=剣」が語源)は、今日も依然として創設者のCIAとMI6によって守られている。それでも、イタリア、スイスとベルギーの議会による調査によって、過去数年間に真実の断片がいくつか明らかになった。これらはCommonDreams.org.のリラ・ラジヴァが報告しているように、ダニエル・ガンサーの新刊書「NATOの秘密の軍隊:グラディオ作戦と西欧におけるテロリズム」に纏められている。
 本来、ソ連が西欧を侵略した場合に、国境線の背後で活性化されるべき秘密細胞のネットワークとして作り上げられたグラディオは、あっという間にNATOとワシントンによって率いられる政治的抑圧と操作の手段へと進化した。右翼の民兵、暗黒街の大物、政府の煽動者や秘密の戦闘部隊、グラディオはイタリア、フランスや西独のような民主国家において、広範にテロリズム、暗殺や選挙破壊工作を行ったばかりでなく、スペインとポルトガルではファシストの圧政を支持し、ギリシャの軍事クーデターを幇助し、トルコにおけるクルド人抑圧を手助けした。
 ガンサーが暴き出した「決定的証拠」の中には、国防総省の文書で「共産主義者の破壊工作」に対して「十分効果的に対応しようとしない」国々においてテロリスト攻撃を立ち上げる方法を詳細に説明している戦場マニュアルFM30-31Bがある。・・・・

1980年8月2日、イタリアのボローニャ駅で爆弾テロが発生し、85人が死亡し、200人以上が負傷した事件がある。これは左翼過激派のテロではなく、「グラディオ作戦」の一環なのだという。

次に、アメリカがベトナム戦争に本格介入するきっかけとなったのは、1964年8月のトンキン湾事件だ。

ウィキペディア:トンキン湾事件
1964年8月、北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ軍駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる事件。これをきっかけにアメリカは本格的にベトナム戦争に突入、北爆を開始した。アメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領決議を支持した。しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、7000ページに及ぶペンタゴン・ペーパーズと呼ばれる機密文書を入手、トンキン湾事件はアメリカが仕組んだものだったことを暴露した。

2001年11月には、ジョンソン大統領とマクナマラ国防長官の電話会談の内容も公開され、「トンキン湾事件をベトナム攻撃の口実として使う」ことが、はっきりと示されている。そして、2005年には機密文書が一般公開となった。

Chosei's Weblog:DECLASSIFIED! トンキン湾事件の真相(2005/12/2)
 昨日アメリカ政府のN.S.A.国家国防機密委員会(The National Security Agency:国家安全保障局と日本では呼ばれている)は最高機密であった、トンキン湾事件の書類を公開した。
 我々日本人は未だにGHQの機密文書の公開を待ち続けている、まだ公開されていない日米の安保の真相、GHQの真相。日本国憲法になった元の英語の原書、それに日本の利権にスパイ活動である。全てがThe National Security Agencyのライブラリーに残っている。
 アメリカ東海岸のメリーランド州Fort Meade にあるthe National Security Agency (NSA) には30,000 人以上のエージェントがはたらいており、外国のコミュニケーションによるインテリジェンスへの妨害や、電話、電子メールメッセージおよびファクシミリのようなアメリカの政府コミュニケーションの機密保護の保護を行い、その中にはコンピューター専門家のcodebreakers 、および言語学者を含んでおり、最も大きいアメリカの情報機関である。
 ライブラリーにはアメリカの歴史、大日本帝国の真珠湾攻撃も含んでおり、朝鮮戦争およびキューバのミサイルの危機に於いての多くの主要なエピソードに於いてのインテリジェンスの情報の役割の調査を公開した。最も広汎なプロジェクトを公開する部門がある。

アレックス・ジョーンズの『Terror Storm』は、1976年10月のクバーナ航空455便の爆破事件が、CIAエージェントの工作であることを明かにしたあと、このビデオの佳境である、2005年7月7日のロンドン爆破テロの真相へと迫っていく。

ビデオは1時間50分だが、最初の60分をお奨めする。

■一括で見たい人:
TerrorStorm Full length version (2時間14分)

■分割で少しずつ見たい人(各10分):
Terror Storm 2nd Edition Pt 1/12
Terror Storm 2nd Edition Pt 2/12
Terror Storm 2nd Edition Pt 3/12
Terror Storm 2nd Edition Pt 4/12
Terror Storm 2nd Edition Pt 5/12
Terror Storm 2nd Edition Pt 6/12


posted by ヒロさん at 07:42 | Comment(11) | TrackBack(0) | 国際政治/謀略
この記事へのコメント
TITLE: 自作自演
まず1898年のスペインと合衆国の戦争のきっかけとなったハバナ港の合衆国戦艦メインから見て下さい。remember pearl harborまではremember the maineだった国です。今はremember 9/11ですけど。
Posted by chosei at 2006年10月18日 09:19
TITLE: Rememberと叫んで、過去を顧みない国
http://salsita-latin.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/911_353d.html
『ちょうど1世紀前に起きた米西戦争のきっかけとなった「メイン号事件」です。当時、スペインの植民地キューバではホセ・マルティ先導による独立運動の機運が高まっていて、政情不安になっていました。そこでアメリカはキューバに住む合衆国市民の保護の名目で軍艦メイン号をキューバの港に停泊させていましたが、ある夜、この船が爆発して乗っていた300人近くのアメリカ人が死亡、これをスペイン軍の仕業と決め付けた、当時イエロージャーナリズムと呼ばれたウイリアム・ハースト系の新聞が戦意を煽り立て、戦争へ発展、アメリカはスペインに大勝し、キューバと、同じくスペインの植民地だったフィリピンを事実上自国の植民地とし、さらにどさくさに紛れてハワイまで領土にしてカリブ海から太平洋へと莫大な権益を得ました。』

Remember Alamo、
Remember Main、
Remember Pearl Harbor、
Remember Ground Zero。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2006年10月18日 09:36
TITLE: 「アメリカ神話のウソ」佐倉哲
http://www.j-world.com/usr/sakura/japan/american_myth.html
『有名な西部劇『アラモの砦』は「正義」のために命を捧げて戦うアメリカ人義勇軍を賛える映画であるが、実際にはテキサスのアメリカ人移民の奴隷制綿花栽培の産業を守るための経済的争いの一つだったのである。』
Remenber Little Big Horn
http://toron.pepper.jp/jp/text/sankei/sankeius.html
「カスターはインディアンの女性や子供まで虐殺した」
http://f4.aaa.livedoor.jp/~indian/sitting.htm
Posted by えの at 2006年10月18日 10:20
TITLE: 暗黒外交
被白人の独立国家で一番古い歴史のあるハイチもひどい目にあっていますね。宰相と言われたWoodrow Wilsonですらパナマ運河とハイチの政権をコントロールしています。さかのぼっては、Theodore Roosevelt, Jr.による、バナナ外交と呼ばれる合衆国の裏庭と言われるカリブでのアメリカ外交の暗躍、ルーズベルトはパナマ運河の設立のためパナマの独立をコロンビアからなど企て、かなりの手腕をふるっています。どんな政治もそうでしょうが全て自分の手におさめないととんでもない損失になったのでしょうが未だにハイチで政権が不安定なのもウィルソンの所為のようですね。そうそうパナマだとノリエガの事もわすれられませんね。それに続くイラン・コントラ・・・永遠と続きます。
Posted by chosei at 2006年10月18日 10:22
TITLE: 「聖戦の風景」田原牧
http://web.chokugen.jp/tahara/
『第12回「文明というトリック」(中)
 パレスチナ自治区では2006年1月、民主的な総選挙でスンナ派急進主義組織ハマースが勝利した。ご存知の通り、米国はこの結果を認めず、パレスチナ自治政府を政治的に孤立させ、兵糧攻めにしている。監督者が「親米」という結果を指定し、主権者に民主主義ごっこを演じさせること、これが民主主義なのだろうか。』
Posted by えの at 2006年10月19日 12:23
TITLE: スパイ天国での工作活動の実態は?
>「共産主義者の破壊工作」に対して「十分効果的に対応しようとしない」国々において
>テロリスト攻撃を立ち上げる

これを読みまして、オウムのサリンテロを連想しました。
当時は村山内閣でしたよね。
いくら一新興宗教の起こした事とはいえ、あれだけ大掛かりな動きをしていたんですから、
日本国内にいる各国の諜報関係者が知らない訳がないと思うのですが・・・
オウムについては、ロシアや北朝鮮がらみの話は良く出てきますが、
CIAがらみの話って何かありましたっけ?
Posted by arcadia at 2006年10月19日 18:10
TITLE: 大義など必要ない
陰謀だとしても、アメリカの勝手です。戦争に大義はなく、大義は無知蒙昧な庶民を鼓舞するためのプロパガンダにすぎません。大義はなくても、戦争していいのです。共産国はもっとひどい陰謀をしています。(ロシアは今でも、卑劣な暗殺をしているでしょう。)アメリカのみ非難するのは、反米主義です。

オウムの地下鉄テロ後、日本の対応が生温かったため、直接米軍が介入する予定でしたが、日本政府が素早く対応すると約束したので、見送ったという情報があります。もし、アメリカ人の被害者がいたら、米軍が直接オウム壊滅に乗り出し、東京には厳戒令が出され、日本再占領という歴史になったかもしれません。
Posted by M78 at 2007年01月01日 06:44
TITLE: 指令者は生殺与奪を駆使する銀行家と学府
私は右翼でも共産主義者でもなく、中道主義者でもありませんが、反社会的な政治犯罪は許せないですね。イスラムテロ組織だけでなく、CIAなども、ヘイトサイトや偽装サイトを作り、あらゆる市民活動を監視しています。気をつけたほうがいいです。

オウムがロシアから軍事ヘリや戦車を輸入した時、税関をスルーできたのはCIAが後方支援していたからとも言われています。
自作自演型のアメリカ型管理社会を日本にも作る目的だったと思われる。
CIAは表向き様々な名目で活動していますが、実際はテロ組織を育成し、武器を与えたり殺人技術と知識を与えています。政治利用のためのビジネスです。
彼らCIAは、各地でテロ活動(暗殺も含めた政治暴力)を実行してきました。
一部のイスラムテロ組織も危険ですが、CIAなども同等に反社会的で危険な存在です。
オウムの洗脳の手法が、CIAなどが長年培ってきた技術と驚くほど似過ぎていることも、専門家から指摘されています。
CIA創設は、ナチスドイツのゲーレンの諜報組織とOSSのアメリカの親ナチであるダレスが同盟を結び作り上げた組織で、ペーパークリップ計画により様々な犯罪活動を続けてきました。
「億万長者はハリウッドを殺す」「赤い楯」などの広瀬隆氏の書物では、CIAがロックフェラーの持ち物であり、FBIがモルガンの持ち物である事実が証明されています。
「第四の選択」などジム・キースの著書にも、参考になる部分があります。
ロックフェラーのCFRとモルガンのモルガン照会は、過去に、ナチスドイツに政治資金を送っていました。KKKに活動資金を与えたのもロックフェラーです。

“陰謀”という言葉ほど曖昧で煙に巻く危険なものはないでしょう。正確に表現するなら、「利権維持のための政治犯罪」といったところです。
エイズが、性的マイノリティー、黒人、政敵を殺し人口調節の目的で親ナチ勢力が作り出した生物化学兵器ということです。ペーパークリップ計画の成果です。
最初に同性愛者に感染させたこと。これは性差別と社会不安や危機を煽る効果もありました。
次にアフリカの黒人に感染させたこと。様々な偽装を行う親ナチ勢力は好都合なアフリカ起源説を捏造しました。
これは、かつてのイギリス優生学会の提案にも見られるとおり、CFRやTLCなどの長期的な旧優生学政策の一環なのです。伝統的な倫理と家族主義に基づく旧優生学政策の犯罪は、戦後影を潜めたかのように見えますが、裏では着々と進められています。
キリストの本来の教えを歪め、神は白人でなければならないと信じるキリスト教原理主義勢力は、世界的な分業政策により歴史的に実行してきました。
現在もです。
Posted by 研究者 at 2007年06月25日 14:33
TITLE: 指令者は生殺与奪を駆使する銀行家と学府
ナチスドイツと類似する黒人絶滅計画が、アメリカの親ナチにより継続された可能性が指摘されている。集団自殺として偽装された人民寺院事件は、信者の多くが黒人で占められていた。
大量の青酸カリが発見されたものの、死体からは青酸カリによる自殺者特有の症状がなかった。
アイスピックで刺されたような傷跡も見られているが、政府関係機関は様々な偽装工作を行った。
機関銃を持つ教団内の監視員は、なぜか白人ばかりだった。事件以後行方不明になった白人の教祖はダブルを雇っていたし、黒人から集めた資金の行方も不明になっている。

関係者の証言によれば、教祖は教団設立と維持に、陸軍やFBI、CIA、アメリカ大使館の人間たちからも後方支援を受けていたことが判明している。
MKウルトラや、以降の洗脳実験、社会操作実験のケースとしてカルト宗教が作られ利用された可能性が高い。
Posted by 研究者 at 2007年06月26日 16:18
TITLE: グラディオ作戦を明らかにしたイタリアの元大統領
http://www.prisonplanet.com/articles/december2007/120407_common_knowledge.htm
『Former Italian President and the man who revealed the existence of Operation Gladio Francesco Cossiga has gone public on 9/11, telling Italy's most respected newspaper that the attacks were run by the CIA and Mossad and that this was common knowledge amongst global intelligence agencies.』
【訳】かつてグラディオ作戦の存在を明らかにした元イタリア大統領が、911テロがCIAとモサドによって引き起こされたもので、これは国際的なインテリジェンス機関の間では共通の認識となっている、とイタリアの最大手新聞に語った。
Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年12月10日 20:39
TITLE: 歴史は隠せない
素晴らしい、全く同じことを考えていられる、もっと、肉付けをして半世紀の歴史の証言集を、完成さすことが望まれる!アンドレウオッティは禁固25年!日本の歴史においても松本清張の昭和史発掘しかりです。今回のフォッグオブウオ―も公開されています。
Posted by ojin baiker at 2011年05月07日 16:02
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