5月にはイギリス各地のコミュニティで「May Fair」(5月祭)が行なわれる。5月祭の出し物や形式はさまざまだが、中心になるのは「メイポール」だ。「メイポール」の準備の手順はこちらの写真をどうぞ。伝統的には、サンザシ(hawthorn)または白樺(birch)の棒を使う。柱のテッペンから、数十本の色鮮やかなリボンをたらし、そのリボンの端を持ちながら踊ることになる。
小学1〜2年生の場合は、音楽に合わせて、みんなで同じ方向に回る。リボンは次第に「メイポール」に巻きついていく。ある程度巻きついたところで、今度は逆の方向に回ってほどいていく。
3〜4年生ぐらいになると、右回りと左回りに別れて簡単なパターンをつくる。5年生以上になると、もっと複雑なパターンをつくる。これが大人になると、ポールに巻きつけるのではなく、リボンで「くもの巣」のような模様を編んでいく。必ず、元の状態に解いて終了なので、練習は欠かせない。
Wikipedia:Maypole(English)によると、メイポールはゲルマン民族の祭りで、ドイツ、オーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリー、フィンランド、スウェーデン、イギリスで盛んだという。ドイツ語では「マイバウム(Maibaum)」と呼んでいる。
このメイポールの柱が象徴するものは、北欧神話に出てくるユグドラシル(Yggdrasil)という「世界樹」である。これを世界中の神話に広げると、ファロス崇拝(Phallus Worship)につながる。
◆反・ギリシア神話:男根崇拝(Phallus Worship)
男根原理は、「メイポールmaypole(五月柱)」や「花嫁の杭」のような聖なる杭や柱として、ひそかに崇拝された。「花嫁の杭」は結婚式のとき立てられ、その周囲を「客人たちが、メイポールの周りをまわるように、踊りながらまわった」。スタブズは1583年に、一般の人々が踊りながら、メイポールに花輪をかける様子を描写している。彼はメイポールを「卑しむべき偶像」と呼んだ。古代ローマの女性たちは、「蒔いた種を実らせるために」、神リーベルの勃起したペニスに花輪をかけるのを常とした、と聖アウグスティヌスは述べている。
メイポールのダンスは、結婚の儀式でもある。これにあやかって、小学校の行事でも「May King」や「May Queen」が選ばれて、馬車に乗って登場する。
◆ソース同上
男根に女性の輪をかける同様の性の儀式は、アントワープではかなり後まで行われた。ここではプリアポスの古い男根像が聖ワルプルガWalpurga〔ラテン語形Walpurgis〕の祭壇の前に立てられた。ワルプルガはかつては「ワルプルギスの夜」(4月30日夜)、つまり「五月祭の前夜」に狂宴を行う女神であった。毎年春の祭りのときに、女性たちはプリアポスのペニスに花輪をかけた。この神の像はナポリの聖なる行列のときに、あごまで届きそうな長いペニスを示しながら、街路を運ばれた。この異常生成物は「聖なる男根」il santo membroとして知られていた。
「メイポール」=「世界樹」=「ファロス」は、女神の火祭り「ワルプルギスの夜」ともつながる。これはケルトの火祭り「ベルテン(Beltane)」に相当する。ベルテンは5月1日が多いが、春分と夏至の中間点を祝ったもので、天文学的には5月5日前後である。
◆スコットランドの伝統行事・Beltane・五月祭
男女の裸踊りのほうは、さすがに現在は行われていない(はず)。どこかでやっていたら、見に行きたいものだが。
このメイポール祭りは、さすがに日本ではないだろう、と思っていたのだが、2つ発見した。さながら「新体操」と「フォークダンス」を合体した「マスゲーム」のように見える。
はじめまして。いつも読ませていただいてます。
メイポールダンスですが、母校の高校では体育祭の女子の伝統的な演目でありましたよ。
体育祭なので他の競技は体操着ですが、メイポールダンスだけ制服に裸足で踊るんです。
当時はなぜ裸足?と思ってましたが、神話的な意味でもあるんでしょうか・・・
メイポールは神様への捧げものですから、体操着はもってのほかで、本来は白装束の巫女姿が望ましいですね。イギリスでは上下ともに白い服が原則ですが、掲載した写真のように、徹底していないところもあります。頭には、その日の朝に摘み取って編んだ花輪を乗せます。コンセプトは瑞々しさと純粋無垢でございますよ。そういう服装にした場合は、靴は似合いませんね。やはり素足でしょう。特に5月の芝生は気持ちがいいですし・・。
「信州御柱祭と越後」高橋郁子
http://www.geocities.jp/niigata_minzokugaku/manpitu-sinsyu.htm
『柱祭は海外でも類似したものが行われている。諏訪市立博物館によると、スウェーデンの夏至祭、イギリスのメイポール、ドイツのオクトーバフェスト、ネパールのインドラ・ジャートラ、インドの扉曳き祭、ミャンマーの柱立て祭、タイの新年の木、チベットの聖なる木、メキシコのフライングインディアンなどである。これら柱祭の起源には四本の柱が宮殿を表す、柱が神の依代である、竪穴住居の柱を七年ごとに取り替えた名残り、とういうような諸説がある。』
『一方建御名方命は出雲へ渡ったものの、先ほどの高天原の神(建雷命…春日大社・鹿島神宮)と、父の意に背いて戦ったため、出雲では今でも「勘当された神」といわれている。そのため、神々が出雲大社に集まる神無月にも建御名方命は出雲大社へは行くことができない。諏訪大明神が出雲へ行かないという話は出雲だけでなく、諏訪大社でも承知している話である。』
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-0.htm
『今でも、この国では、カミを数える時に、あるいは死んだ人の霊魂を数える時に、「一柱、二柱…」と数えるではないか。数千年前に三内丸山にいた縄文人たちも、カミを招くために巨大な「柱」を立てたと想像することに無理はない。』
神道において柱に神が宿るとされるのは、神社が成立する以前の古い信仰形態であると記憶しています。古代においては神は里に常駐するのではなく、お祭りのときに神を迎え、その迎えた神の依り代が柱であったはずです。そしてお祭りが終われば神を送るのが古代の神道の形態です。その後、神が常駐する場所として神社が建てられるようになったと記憶しています。
そのことが書かれいる資料を探したのですがどの本に書かれていたかを忘れてしまったことなどもあり、見つかりません。見つかり次第、報告します。
椿大社は一年に何度か参拝する神社なのですが(遠い昔の話ですが本殿の裏にて滝にうたれた記憶があります)アメリカに分社があるとは知りませんでした。蛇足ながら椿大社には松下幸之助が神として祭られてます。
神籬について
http://www.h3.dion.ne.jp/~tsutaya/newpage28.htm
「日本の祭り(祀り)の古形を求めて」萬遜樹
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r18-26.htm
「諏訪のミシャグジ」下野博
http://www5.ocn.ne.jp/~vorges/sub11.html
「御柱祭の歴史を探る」宮坂光昭
http://r20.root.or.jp/onsuwa/onbasira/history/hajime.html
縄文文化の超自然観 -死と再生のシンボリズム-
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~hirukawa/anthropology/area/ne_asia/Jomon/index.htm
森の精神
http://www.tokyo-np.co.jp/edo/edo/edo030906.html
はじめまして。
私の学校でも体育祭でメイポールをやってるんですが、
するたんびに雨が降るんです。。
しかもメイポールがはじまったとたん雨雲が出て、終わったら晴れていくんです。
しかも毎年なんです。
昨日の体育祭でもメイポールのときだけ雨がふりました。
他でも雨が降るんでしょうか??
雨ばかり降るとは、日頃の心がけが・・・(以下略)。あるいは、関係者に「雨乞い」の願掛けをしている人でもいるのかしら?メイポールは空に向けてアンテナを立てるようなものなので、思いを増幅する作用があるのかも。メイポールなのに「9月」にやるところが不思議ですねぇ。
雨乞い踊りで本当に雨が降る村の話
http://lupus.is.kochi-u.ac.jp/shiota/minzoku/ep_ohana.html
青色ダイオードと町議が踊る雨乞い(徳島県)
http://coolstates.com/archives/2005/06/post_51.html
《民俗芸能の「地域性」を考える》讃岐の雨乞い踊りと浄土真宗
http://wwwsoc.nii.ac.jp/geinou/taikai/006-taikai-2005-2.htm
ウィルヘルム・ライヒのクラウドバスター
http://www.amazon.co.jp/gp/product//4915165698/
http://www.amazon.co.jp/gp/product//4915165701/
『有機物質の第一原理である通称オルゴンなる生命エネルギーを発見。田舎の農場を買い取り実験を続ける。その結果オルゴンボックスなる鉄の箱を作り、それで癌を治そうとしたり、クラウドバスター(雲退治機)を発明してオルゴンにより天候を操作しようとした。オルゴンによるUFO研究も進めていたという。』
5月18日は、福岡女学院の恒例のメイポールダンス。ここ数日「メイポール」の検索が多いのは、この学校の関係者の方々でしょうか。全国で初めてセーラー服を採用した学校です。
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/003573.html
『日本で初めてセーラー服を採用した福岡市の福岡女学院は、きょう(=5月18日)から夏服に変わり90年前から続く伝統のメイポール・ダンスが披露されました。
福岡市のキリスト教系の学校、福岡女学院は、1921年、大正10年に、全国で初めてセーラー服を採用した学校で、きょう、半袖の夏服に衣がえしました。
メイポールダンスは初夏の訪れを祝うヨーロッパの風習で、福岡女学院では90年前の1916年から続く伝統行事です。』
はじめまして。ブログへのコメントではなくすみません。
長野朝日放送で番組制作をしている山崎と申します。
突然ですが、番組で
ブログの「ファロスと世界樹を廻る「メイポール」のリボン踊り」
で使用しているメイポールの写真を使用できませんか?
長野県諏訪地方で行われている御柱祭の特番にて、
御柱のルーツを語る際、写真を使用できればと
思っております。
下記が番組担当 山崎の連絡先です。
コメントをご覧になりましたら
・・・・・・・まで
ご連絡頂ければと幸いです。
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