イギリスにいると「漢字」との関わりがどんどん薄らいでいきます。わが子も、日本語よりも英語をよく読むようになってきて、先日もある日本語の本を読んであげようとすると「その本は漢字が多いからいやだ」と拒否されました。日本の家屋の記憶も薄れ、「障子」や「襖」の話をすると「なに、それ?」と聞き返されたり。
私たち大人も褒められたものではありません。キャンパスと自宅の近所には、日本人の知り合いは20人ほどいますが、名前は「Reiko」とか「Saori」のようにローマ字でしか思い出せない人が大半です。先日も同居人と「最近、漢字忘れているよね」という話になり、「びん(ガラスの容器)ってどういう字だっけ?」と思い出そうとしたのですが、2人とも書けませんでした。
ということで、まず大人から始めようということで、知り合いの名前や家の中にあるものを「玲子」とか「炊飯器」と毛筆で練習してみるつもりです。9月の衆議院選でも各党首が色紙(しきし)を書いてましたが、あ〜いう字にだけはなりたくないという乱筆家もおられたので、他山の石にしたいと思います。
もう1つ、最近「万葉仮名」に関する記事を書いていて恥ずかしいなと思ったことは、現在使われている平仮名とカタカナの「元の漢字」をほとんど知らないことでした。思い出せたのは「か=加」「そ=曽」ぐらいでした。
「け=計」、「と=止」、「ぬ=奴」、「の=乃」などは、ひと続きに速く書いてみればすぐにわかります。「ろ=呂」、「あ=安」、「つ=川」、「さ=左」なども納得です。書道の草書をされている方にとっては常識の範疇かもしれませんが、私などは、小学3〜4年の授業でやって以来、毛筆にはほとんど縁がない人生でしたもので。(結婚式や葬式で無理やり書いた程度)
◆すぐに覚えられそうなもの
「い=以」「は=波」「に=仁」「ほ=保」「わ=和」「よ=与」「た=太」「れ=礼」「や=也」「も=毛」「て=天」「め=女」「せ=世」「す=寸」
◆少々想像力を要するもの
「へ=部」「ち=知」「る=留」「お=遠」「ね=祢」「な=奈」「ら=良」「む=武」「み=美」「し=之」「ひ=比」
ひらがなが終わったら、カタカナにも挑戦する予定です。
さて、百人一首のほうですが、同居人は長年の「ベテラン」で、わが子も「オタク」になろうとしていますので、1〜2首しか暗記していない私としても、今から万葉集の研究をかねて、特訓です。
最後に皆様にクイズを1つ。百人一首の中で、濁点をいっさい使わない歌が1つだけありますが、これ、な〜に?
例:「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」
これは「わがころもで」で2ヵ所に濁点がありますから、ダメですね。
「答え」と「仮名の元漢字一覧」はこちら
■百人一首のお勉強サイト
■万葉仮名&平仮名のもと
これやこの ゆくもかへるもわかれては しるもしらぬも あふさかのせき。
蝉丸さんでしたっけ?名前が可愛いからこの札は覚えてる人多いと思います。
しかし濁点が一切ないのが一首きり、というのは知りませんでした。
昔、百人一首クラブ(笑)に所属してたんですけどね〜、ルールも気にせず適当に取り合う、
のほほんとしたものでした。百首覚えてる人なんて皆無だし(笑)。久々にやりたくなりました。
「百人一首クラブ」とはいいですね。こちらは「百人一笑ブログ(泣)」でございます。わが家は、単純な暗記では(数十年選手の)配偶者にかなわないので、1)読み人、2)時代背景、3)古文の文法、を少し勉強したいと思います。