2005年10月19日

バハレーンの日本大使館員が見た、大韓航空機爆破の真実

ビルマのアンダマン海沖で大韓航空機が爆破されたのは、18年前の1987年のことだ。この事件は3つの意味で絶対に風化させてはいけない事件だ。

第1に、115人を死亡させたこの事件の「輸出元」が日本であること。
第2に、日本の主権が侵された事件なのに、日本政府が捜査を放棄したこと。
第3に、「韓国情報部の自作自演だ」という説をいまだに流布している連中がいること。

ウィキペディアの執筆者も「公平」に書いているつもりのなのだろうが、「逮捕の経緯」を1つ取っても、事実の誤認が紛れ込んでいる。

ウィキペディア:大韓航空機爆破事件(2005/10/19現在)
工作員逮捕の経緯
 韓国捜査当局とアラブ首長国連邦の現地当局、日本の捜査当局などの発表によれば、次のような経過で容疑者は逮捕された。
 韓国の警察はバグダッドで搭乗して経由地の空港で降りた怪しい男女2名を特定した。この2名は日本のパスポートを持っており、経由地のアブダビの空港で別の飛行機に乗り換えようとしていた。そのため韓国警察より依頼を受けた日本大使館員が現地警察官とともに駆け付け、その場でパスポートを確認、偽造であると判明したため連行しようとした。しかし男性はその場でカプセル入りの自殺用毒薬で自殺。女性も自殺を図ったが一命を取りとめた。  この男女が所持していたのは偽造パスポートであったため、女性工作員の身柄は韓国へ引き渡された。

しかし実際は「韓国警察の依頼」は受けていない。「現地警察官とともに駆けつけた」事実もない。「パスポート偽造」はもっと以前に判明している。大韓航空機爆破の実行犯を追いかけ、バハレーンの空港で身柄を拘束させるにいたったのは、ひとえに1人の日本人大使館員の手柄なのである。その名は砂川昌順。報道の歪みと事件の風化に耐えかねて、ついに『極秘指令―金賢姫拘束の真相』(NHK出版 2003/9)で声を上げるに至った。

彼の著作をもとに、当時バハレーンの日本大使館員だった彼の目から、事件の流れを追ってみよう。

バハレーン時間事件と捜査経過
11/29
AM8:00
バグダッド発 アブダビ&バンコク経由 ソウル行き 大韓航空機858便(ボーイング707)がビルマのアンダマン海域上空で消息を絶つ。
11/30
正午頃
アラブ首長国の日本大使館から「2人の日本人、シンイチとマユミがアブダビで降りた」との極秘大至急電報を受け取る。
11/30
PM4:45
前日のアブダビ発バハレーン着のガルフ航空353便の乗客リストに2人を発見。
11/30
夕刻
出入国管理室のカード調査で2人の入国を確認、宿泊予定先は「ディプロマットホテル」
11/30
PM7:00前
ディプロマットホテルを調べたが、2人のチェックインは無し。
11/30
PM7:50
リージェンシーホテルへの電話でチェックインを確認。宿泊の有無のみを確認するつもりが、誤って2人の部屋に取り継がれ、シンイチと会話。

さすがは工作員で、逃走するときも2つの「目くらまし」を行っている。

  • ガルフ航空「353便」に搭乗したと見せかけ、実際は1便早い「030便」に搭乗。
  • 入国カードの宿泊先「ディプロマット」ではなく、「リージェンシーホテル」に変更。

    工作員としては、この程度は基本中の基本であろう。誤って取り継がれた電話の会話の中では、ハチヤ・シンイチは、娘と旅行中で、滞在はあと2〜3日の予定、次の訪問地はヨーロッパ方面と答えている。

    この時点で、大使館参事を初めとする大使館員は「航空機を爆破したかもしれないテロリストが、バハレーンの一流ホテルに宿泊するはずがない」と能天気な安堵感を抱いている。しかし砂川氏は「見張りはどうしますか」と疑念を捨てず、個人のツテでホテル関係者に監視を依頼している。

    バハレーン時間事件と捜査経過
    12/1
    AM5:00
    入国カードのパスポート情報を本国外務省に照会したところ、マユミのパスポートが偽造であることが判明。シンイチのパスポートは本物らしい。
    12/1
    AM7:00頃
    2人がホテルをチェックアウト。チェックアウトの時に受付を通じてパスポートをコピーさせ、入国カードの記述と同一であることを確認。2人が空港に向かったことを目視で確認。
     出入国管理室と空港治安責任者に協力を依頼し、ヨルダン航空アンマン行きのチェックインの際に、2人を拘束。マユミのパスポートを押収。
     砂川氏がマユミに、偽造パスポートのため「渡航証明」で日本に送還されることを説明。シンイチも任意で同行を依頼。
     2人の手荷物も押収。押収した手荷物から在バハレーン韓国大使館の金書記官の名刺を発見。
    12/1
    AM8:38
    シンイチがタバコからカプセルを取り出し、飲み込む。マユミは女性警備官に手をはたかれ、一部しか飲み込まず。2人とも痙攣を引き起こし、シンイチは直後に死亡、マユミは歩ける程度に回復。

    この砂川氏の優秀なところは、前夜のホテルへの「張り込み依頼」から、出入国管理室と空港治安への「協力依頼」、シンイチとマユミへの状況説明に至るまで、すべて1人で判断し、実行に移してしていることだ。しかし彼の中にも恐怖がよぎっている。相手はテロリストであり、爆発物や武器を持っているかもしれないのだ。

    ◆『極秘指令―金賢姫拘束の真相』(NHK出版 2003/9) p154
     2人が出国手続きを済ませ、出発ロビーに入ってしまったら混乱は必死だ。さらに何よりも、爆発物などを所持して抵抗した場合、空港内はパニックに陥り、惨事ともなりかねない。<中略>爆発物を所持しているのか、何らかの武器を使って抵抗してくるのか、それとも素手で格闘することになるのか?

    空港治安部は「日本赤軍」の可能性で警戒態勢に入っていたという。このような緊張感の中で、手荷物から「韓国大使館員の名刺」が発見されている。この韓国大使館員は、本国からの依頼でシンイチに接触したものの、日本語と韓国語でコミュニケーションが成立せず、相手が工作員であることを見抜けないまま「無関係」として、その後の追跡を放棄している。

    空港の拘束の時点では、シンイチのパスポート偽造は発覚してない。よって砂川氏が求めたのは「マユミは本国送還されるが、父親としてご同行願いますか」という任意同行だった。すべては「パスポート偽造」という日本の主権が侵されたことに対してアクションが進行していたのだ。

    入院中のマユミの心を開かせるべく、日本語で会話を続けたのも砂川氏だ。マユミは途中から「中国人」に成りすまし、黒龍江省の生い立ちを話し始めたが、砂川氏は中国語まで駆使して彼女の話を自壊させている。

    ◆ソース同上 p236
     マユミは、その場しのぎの支離滅裂なストーリーを作り続けていた。<中略>当初は、日本人のふりをして日本の生活を話し、言葉につまりだすと今度は、中国の黒竜江省で育ったと言いだし、日本人を装いながら中国人のふりへと変わったのである。<中略>
     マユミが中国での生い立ちなどを話し終えると、わたしは中国語でいきなり問いかけた。
     「ニー・ホエシュ・チュンゴウ・ホワマ(中国語を話せますか)?」

    マユミは中国語をまったく理解しなかった。砂川氏のカウンセラーのような対応は続く。

    ◆ソース同上 p237
     「マユミさんが困らないように、マユミさんのために、できるだけのことはしますからね・・・・」とその時、彼女の顔と瞳の中にほんのり淡い血の気がさし、かすかな変化が起こったのである。
     「わたしね・・・・ただね・・・・でもね・・・・わたしね、日本人でないから・・・・ね・・・・でも・・・・こうして来てくれて・・・・日本人でもないのに・・・・親切に・・・・こうして来てくれて・・・・本当に、どうもありがとうございます・・・・」
     かすかな小さな光が宿ったかのようなマユミの瞳から、我慢しきれなくなったのか、朝露のような涙が、まっすぐ頬をつたっていくつも流れだしたのである。

    マユミが真実を語り始めることを直感した砂川氏だが、この直後に韓国への身柄引き渡しが決定されてしまうのだ。この時点でマユミが韓国人あるいは北朝鮮人であるという証拠は何もない。にもかかわらず、日本政府は、韓国政府の要求をそのまま受け入れてしまったのだ。

    大韓航空機爆破事件は、その後「韓国による自作自演」説が流布し、2003年5月には『背後』という準ノンフィクション小説が韓国で出版された。この小説の日本語版は2004年6月に幻冬舎から出版されているが、序文に寄稿しているのが、テレビ朝日「ワイド!スクランブル」のリポーター荒木茂彦だ。

    ◆徐鉉佑(著)/金載協(訳)『背後』(幻冬舎 2004/6) p5
     実はこの小説の骨となっている疑惑は日本のジャーナリスト野田峯雄氏が著書『破壊工作』(宝島社)の中で疑問を呈したもので、その後に大韓航空機の被害者の『家族会』が様々なインタビュー取材で話してきていたことである。その疑惑は100を超える。その幾つかをあげる。

    テレ朝の荒木茂彦は、代表的な6つの疑惑をあげている。

    1)2人の工作員は、ピョンヤン→モスクワ→ハンガリー→オーストリアのルートで渡り、日本国パスポートに切り替えた、というのが韓国政府の公式発表だが、金賢姫(マユミ)のパスポートには、成田空港の出国印が押されてあったという情報。
    2)爆破航空機には、韓国外交官が数人乗っていたが、途中のアブダビで降りている。
    3)発表の爆薬「C−4」では、機体をバラバラにするのは無理。
    4)機体残骸の捜査は10日で打ち切られた。ボイスレコーダーも遺体も全く収容されていない。
    5)マユミが自殺できなかったのはおかしい。シンイチがマユミを自殺させようとしたが、マユミが拒否、口論があったとの情報も。服毒自殺したシンイチの肋骨が何本も折れていた。マユミは、身柄拘束からわずか23日目で工作員であることを認めている。
    6)金賢姫(マユミ)の父はアンゴラ駐在の貿易部の水産部代表なはずなのに、アンゴラには水産部はなく、該当者もいない。

    すべての疑惑について、今ここで反証する材料がないが、少なくとも5番目の「マユミが自殺できなかった疑惑」は疑惑になっていない。砂川氏によると、2人は会話ができないないように離れた席に座らされているので「口論」のしようがない。「肋骨が折れている」のは、毒が回るときに大痙攣が起こり、全身でのたうち回った結果と思われる。「わずか23日目」というが、砂川氏との会話で、すでに「日本人ではない」ことを認めた、情にもろい工作員なのである。

    「〜の情報がある」というもったいぶった書き方をしているテレ朝の荒木茂彦だが、そもそも、シンイチが服毒自殺した現場では、韓国側に1次情報は全くないのだ。現場で目撃しているのは、日本大使館の砂川氏と領事担当書記官、空港治安部、入国管理室のみ。テロリストを拘束した手柄が、あたかも韓国情報部にあるかのような「見栄はり」の発表が、おそらく、北朝鮮の情報工作につけ込まれる結果になっているのだろう。

    代表的な「疑惑」といってもこの程度だ。テレ朝の荒木茂彦はしっかりと事実関係を調べているのか。そして、小説『背後』のソースとなった『破壊工作』の著者・野田峯雄は、まっとうなジャーナリストならば、この事件を再調査せよ。


    ■追加1:こいつのパスポート偽造疑惑はいつハッキリさせてくれるのか?
  • GARAKUTAICHI:金正日の後継者に長男の正男氏が有力(2005/10/5)
  • 日本攻撃の口実を与える危険はありませんか?(2001/5/4)

    ■追加2:砂川昌順の発言が注目されている
  • 電脳補完録:4/10 第10回藤沢市民集会 砂川 昌順さんのお話(2005/4/15)

    ■追加3(2008/4/29):このエントリのコメント欄も必ずご覧ください。 『破壊工作』著者の野田峯雄さん、ならび当時砂川さんとこの事件を担当した矢原純一さん(アラブ首長国連邦大使館アブダビ勤務)から反論が寄せられています。
  • posted by ヒロさん at 07:38 | Comment(24) | TrackBack(2) | 韓国&北朝鮮
    この記事へのコメント
    TITLE: まだまだこれからですね
    今日もおもしろい話題をどうもどうも。いやしかし、ドキドキですね。『極秘指令―金賢姫拘束の真相』読みたいです。でもこれが2003年の出版って、それまでなんかやっぱりいろいろいろいろなんでしょうね。だってwikiがああだし・・・。
    Posted by Soreda at 2005年10月19日 09:37
    TITLE: 拝見させて頂きました。
    ヒロさん、拝見させて頂きました。この大韓航空機爆破での金賢姫に強烈な印象を持っていたにも関わらず、金賢姫に関する本を読んだ事が無かったので今度、探して読んで見たいと思います。
    Posted by setsu1941003 at 2005年10月20日 00:18
    TITLE: 諜報機関にマークされる日々
    砂川氏は内外の諜報機関から徹底的にマークされたようです。『極秘指令―金賢姫拘束の真相』の「あとがき」から引用します。
    ----------------------
    諜報機関の影が完全に消え去るのに数年を要した。見知らぬ人がアパートに近寄るだけで、近所の人も怪しむような袋小路のアパート。警戒するには都合のいい立地。世間と隔絶されたような、誰が訪れるでもない三畳一間。しかし、2世代昔の、ほのぼのとした歌に描かれるような情景とはほど遠い。
    Posted by Hiro-san at 2005年10月20日 01:05
    TITLE: トラックバックをありがとう
    ご無沙汰です。最近ほとんど更新できない状況でした。
    トラックバックをお返しします。
    英国はもう寒くなりましたか?
    Posted by 西村幸祐 at 2005年10月20日 09:38
    TITLE: 西村さん、お久しぶり
    西村さんの状況は『コリアン・ザ・サード』のらーさんから聞いています。
    イギリスは9月は冷え込みましたが、10月からポカポカ陽気となりました。
    Posted by Hiro-san at 2005年10月20日 22:28
    TITLE: コメント、TBをありがとうございました
    ヒロさん、私のブログをご覧いただきありがとうございました。さっそく『極秘指令―金賢姫拘束の真相』を探しに本屋へ行ってきます。感想はまた改めて。
    これからもどうぞよろしくお願いします。
    Posted by 伊藤純子 at 2005年10月26日 10:16
    TITLE: はじめまして
    12月4日、当市で砂川氏、横田夫妻の講演会に行きました。
    拉致事件、大韓航空機爆破事件との関連を初めて知ったのです。
    「極秘指令」は注文中です。本日届くと思います。
    ささやかながら、bell HP から拉致事件解決の世論を高めるために自身感じた事や読んだこと発信したい
    と思います。
    Posted by bell at 2005年12月07日 09:07
    TITLE: KAL858事件のことです
    知人に教えてもらい本ページを拝見しました。いろいろ言いたいことがあります、ひとつだけ事実を申しあげたいと思います。2人の蜂谷が惨劇を演じた現場には「肋骨」を折るようなものは何もありませんし、砂川氏たちは現状を目撃していません。
    Posted by 野田峯雄 at 2005年12月10日 00:16
    TITLE: 『破壊工作』の野田峯雄さん、こんにちは
    『破壊工作』の著者の野田峯雄さんでいらっしゃいますね。ようこそ。

    >2人の蜂谷が惨劇を演じた現場には「肋骨」を折るようなものは何もありませんし、

    シンイチ(金勝一)の「肋骨が折れていた」という疑惑に関するご発言かと思われますが、
    1)「肋骨が折れていた」ことのソースを私は確認していないのですが、バーレーン警察の検死発表でしょうか。
    2)骨折があったとして、大痙攣そのもので骨折はありえない、何らかの暴行が加えられたことが疑われる、という意味でしょうか。
    3)椅子や机の角など、鋭角のものはすべて「凶器」になり得るのと思うのですが、野田さんは現場を確認できたのでしょうか。

    >砂川氏たちは現状を目撃していません。

    砂川氏の『極秘指令』(p185〜p198)では、大痙攣を目撃した詳細が記述されいます。ただし、服毒自殺(カプセルを飲み込む)の瞬間は目撃していません。
    4)「現状」とは何を指されていますか?
    5)シンイチとマユミが大痙攣している場面の記述は、すべて「伝聞」であり、砂川氏らは「目撃」していない、いう意味でしょうか?

    その他、「いろいろ言いたいことがあります」ということですが、事実関係が異なると思われる点があれば、是非教えてください。
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2005年12月10日 01:26
    TITLE: ヒロさんからの質問について
    ヒロさんから12月10日、大韓機858便事件(金賢姫事件)についてご質問をいただきました(以下はヒロさんの質問ナンバー順です)。
    1、金勝一(蜂谷真一)の死体検分結果を出したのは、バーレーンでなく韓国です。
    2、暴行の可能性。私は「その可能性がある」と思います(とすれば、誰が、なぜ、との疑問が新たに湧きます)。
    3、はい。現場を確認しました。壁、椅子などすべて肋骨を折るモノは「まったく」ありませんでした。皆無です、私は、まさに「その現場」へ、事件の約半年後(取材時期は少し曖昧ですが、そのあたりですよ、拙著「破壊工作」でご確認を)に行き、確認作業をしました。2人の蜂谷の惨劇のとき、砂川氏は空港の出国セクションの別室(同階・隣接)にいました(バーレーン国際空港の出国のカウンター−真由美と真一が出国しようとしたカウンター−から10〜15メートルほど離れた部屋。蜂谷たちが死ぬ惨劇を繰り広げたところから20〜30メートル離れた別室)。いずれにしろ、砂川氏は「別室」にいたのです(私もその部屋に入りました。が、そこから事件の起った場所は“よく確認できません”!)。砂川氏の「痙攣」記述は本当の、彼自身の目撃かどうか定かではありません。というのは、事件から数か月後の私の取材に砂川氏(当時、バーレーン大使館勤務)は、その状況を正確(real)に語っていません、再現できませんでしたので(たいてい“衝撃事実”から語るものです)。はっきり申し上げて、砂川氏の著述は、全体に、誇張されていますし、しばしば虚偽(彼自身の知らないこと)が混ざっています(誇張と虚偽の部分は砂川氏自身がご存知ですので、私からいまとやかく申しあげません。が、残念なことに肝心の“最終場面”をなぜか曖昧化して事実から目をそらしているように感じられます)。
    5、現場とは「2人の蜂谷が惨劇を行なった、まさに現場」です。
    6、そのほかのこと(疑問)は、私宛e-mailかfax.か、そういったものにしてください。できるかぎり応えさせていただきます。以上です。
    Posted by 野田峯雄 at 2005年12月26日 23:56
    TITLE: KAL機事件のことの関連です
    事実を、冷静に追うことが、この事件にはとくに必要と思います。日本人拉致事件との絡みにおいても、重要なのは、「真実をみきわめる」という姿勢ではないでしょうか。最大の問題は「警察」と思います。彼らが何をしてきたのか、です。
    Posted by 野田峯雄 at 2006年01月13日 23:51
    TITLE: 野田さん、ご回答感謝します
    野田峯雄さん、ご回答をありがとうございました。この事件はさらに追及したいところですが、イギリスにいる事情もあり、書籍や雑誌へのアクセスがままなりません。オンライン書店の海外発送は、bk1(ビーケーワン)を使っていますが、野田さんの『破壊工作』(宝島社文庫)も取り扱っておらず、いまのところすぐに購入する体制になっておりません。

    疑わしい点は数多くあるということで、その疑問は私も温めて続けていくつもりです。また「警察」に関しては、いただいたコメントをもとに別エントリも立ててみました。
    http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1305824
    『日本の警察に巣くう「鬼の秘密結社」と「GHQの影」(2006/1/14)』
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2006年01月15日 01:23
    TITLE: このHPで再び大韓航空機爆破に興味が湧きました。
    ユナイテッド93のブログのトラックバックからコメントをいただき、こちらにたどりつきました。凄いブログですね。私は95年猪木VSリック・フレアーを見に北朝鮮へいき、その時、色々と北関連の本を読みました。金賢姫の本「闇からのこだま」「破壊工作」はとくに興味深かったです。(でも続編といえる「北朝鮮へ消えた女」く野田峯雄著>はトーンダウン)さらに、翌年ピースボードで再び北へいきましたが「最近北も変わった」と当時報道されていたのですが、実感できず、出版物も同じようなの本に飽きてきて、最低自由に歩けるようになったらまた行こうと思い、以後、北の本は読まなくなりました。でも、このHPでを知り再び興味がわきました。大韓航空機爆破についても新しい展開があるのですね。「極秘指令」はよまねば。また、野田峯雄さんがコメントされているのに2度ビックリです。是非、続編を!!そして、興味深い記事満載のヒロさん日記、ちょくちょく読ませていただきます。
    Posted by もっきぃ at 2006年09月05日 02:46
    TITLE: 野田さん、ってご本人ですか?
    大韓航空機がソ連領空侵犯して爆破された事件の本とか、野田さんの本を読んで「大韓航空ってとんでもない!」って思ってました。
    でも、拉致家族の会の関係者の方やテレビで見る専門家の方って「北朝鮮の破壊工作だ」って言ってるし・・・一体誰の言うことが正しいのでしょう?!
    昨日のスーパーモーニングに砂川さんが出演なさってたので、やっぱりこの事件について真実が知りたいなーと思いました。
    Posted by きのこ at 2006年11月25日 00:49
    TITLE: フジテレビで大韓航空機爆破事件の真相ドラマ
    産経ニュース:【ドラマ】大韓航空機爆破事件から20年 「緊迫の3日間」に迫る(2007/12/13)
    http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071213/tnr0712130821001-n1.htm
     『北朝鮮のテロリストの素顔に世界が震撼(しんかん)した“あの事件”から20年。フジテレビ系・土曜プレミアム特別企画「大韓航空機爆破事件から20年 金賢姫(キム・ヒョンヒ)を捕らえた男たち〜封印された3日間」(12月15日後9・0)は事件の“もうひとつの真実”を再現ドラマとドキュメントで描くノンフィクションドラマ。日本を救ったのは名もなき3人の男だった…。
     「私は北朝鮮工作員。ソウル五輪を妨害するために大韓航空機を爆破した」
     実行犯の1人、金賢姫(演じるのは韓国人を母に持つモデル出身の美元)が後にこう供述する事件が起きたのは昭和62年11月29日。日本人名「蜂谷真由美」になりすました彼女と、その後服毒自殺した「真一」を名乗る男(中丸新将)はテロ遂行後、ローマ経由で帰国することになっていたが、それを瀬戸際で阻止したのは中東の日本大使館で働く若い3人の男性館員だった。
     アラブ首長国連邦の矢原純一・治安警備担当書記官(勝村政信)、バーレーンの砂川昌順・副理事官(高嶋政伸)と塩原順・領事担当書記官(伊藤淳史)=いずれも肩書は当時。3人の活躍については事件の核心を握るわずかな人間が知る真実として封印されてきた。
     だが、北朝鮮拉致被害者が帰国した5年前から取材を続け、これまでにもノンフィクションドラマ2本を手がけた報道番組部の成田一樹プロデューサーがこの情報を入手。さまざまなルートを通じて3人と会い、4年がかりで企画の準備を進めてきた。
     ドラマは、主人公の1人、砂川さんの著書「極秘指令 金賢姫拘束の真相」や金賢姫の手記などをもとに脚色。矢原さんが乗客名簿の中で発見した2人の“日本人”がバーレンに入国したことが分かり、身柄拘束に奔走する砂川さんと同僚の塩原さんの姿を描く。』
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2007年12月19日 00:43
    TITLE: 事実を知って欲しい
    管理人様
    上記の番組に出演した矢原純一本人です。
    ブログに野田峯雄氏のコメントがでていたので、ちょっとお邪魔します。
    私は過去、西部方面航空隊に勤務していた頃、野田峯雄氏から電話で取材を受けた経験があります。その記事が当時の週間ポストに載り、「矢原メモ」なる代物が私から出たかのように上層部に受け取られ(実際の入手経路は見当がついています。)、厳しいお叱りを受けました。その後左遷の憂き目にあい、二度とパイロットに戻ることもできず、航空部隊へ戻ることさえ叶いませんでした。定年まで「冷や飯」を食わされる羽目になりましたので、個人的には野田氏が嫌いですし、彼をを擁護するつもりは全くありませんが、このブログに出ている、砂川昌順氏の著書「極秘指令」に対する野田氏のコメントは正しいと思います。
    私もこの本を読みましたが、ハッキリ言ってこの本は「フィクション小説です。」事実とは大きく異なります。
    今回の番組制作にあたり、私はフジテレビに乗り込み、こんなフィクション小説を基に番組を作れば、ドキュメンタリーにはならない。「嘘番組」には協力しないと主張しました。しかし、フジテレビの担当プロデューサーが、「真実を伝えたい。」と言ったので、この言葉を信じ協力しました。が、結果はあんなフィクションドラマになってしまいました。理由は、私の忠告を無視し、砂川氏のフィクション小説をネタ本にしたためです。
    例を挙げればキリが無いほど「嘘」がありますが、そのどれも「嘘」だと証明する自信は100%あります。例えば、番組の中で砂川氏が「裏社会の顔役」に会いに行くシーンがありますが、これは「嘘」です。色々な航空会社に問い合わせをしていますが、これも「嘘」です。バハレーンの空港でガルフ航空353便から003便へ着眼を変えていますが、これも「嘘」です。挙げるとキリがありません。
    現在私は、フジテレビと制作会社であるスローハンドとは絶縁状態にあります。
    Posted by 矢原純一 at 2008年04月19日 14:51
    TITLE: 矢原純一様へ
    矢原純一さん、コメントありがとうございました。以下のエントリでも書きましたが、砂川氏の(いくぶん職権逸脱とも思える)諜報能力の自慢話は私も気になっております。

    http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1305824
    蜂谷真由美は、服毒自殺のカプセルを女性警備員にはたかれて「一部しか呑まなかった」あるいは「まったく呑まなかった」ことになっているが、一部を呑んでどうして死ななかったのか、また、まったく呑まなかったとしたら彼女の大痙攣は演技なのか、という疑問が残る。
    『極秘指令』には、砂川氏が各国の情報部員と極秘に連絡をとっている記述があり、自分の情報収集能力の優秀さを誇示するかのような表現が多い。回想録として美化・誇張されている部分がないとはいえない。

    現在この事件は追いかけていないので、大韓航空墜落の真実については、私はニュートラルのスタンスです。コメントはご参考にさせていただきます。
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2008年04月22日 20:10
    TITLE: お邪魔しました
    現在はこの事件について興味がないとの由、了解しました。そうですよね、20年以上前の事件ですから。余計な書き込みをしました。申し訳ありません。
    ヒロさん(こう呼ばせていただきます。)も砂川氏の著書「極秘指令」読まれてお感じになったと思いますが、この本は嘘と己の自慢ばかりです。私は、「空想の世界で勝手に自慢してろ!嘘つきめ!」と、無視してきましたが、これ以上彼がのさばるようでしたら、徹底的に「嘘」を暴露してやるつもりです。私には当時の、本省、バハレーンを含んだ各大使館とのやり取りを記録として残していますので、彼の「嘘」を簡単に暴くことができます。フジテレビは、嘘と分かっていながら、番組を作りました。
    また、余計なことを書いてしまいました。申し訳ありません。
    Posted by 矢原純一 at 2008年04月26日 08:12
    TITLE: 大韓航空爆破事件捜査で矢原純一さんの果たした役割
    矢原純一さんの発言は、まさに「爆弾発言」。矢原純一さんを何者なのか知りたい人は、以下のブログとコメント欄を参考にしてください。

    写真でイスラーム:「日本の危機と3人の分析力・行動力」(2007/12/16)
    http://mphot.exblog.jp/7740460/
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2008年04月28日 01:26
    TITLE: お詫び
    「爆弾発言」ですか。私はヒロさんに不愉快な思いをさせてしまったようですね。申し訳ありません。確かに「嘘つき」とか「暴露」などという言葉は過激ですし、耳障りのいい言葉ではありませんでした。申し訳ありませんでした。私の表現力の乏しさ故とご容赦ください。

    砂川氏の著書についても、ご本人が「フィクション小説」として書いたのであれば。「嘘」という言葉は該当しませんよね。当事者だから「フィクション小説」を書いてはいけないという法的制限はありませんよね。ただ、読者からすると、ハッキリとフィクションであることを表示して欲しいという希望はあるかもしれませんね。

    昨年のフジテレビの番組にしても、表題のどこにも「ドキュメンタリー」という言葉はでてきていません。局の方は最初からフィクションドラマのつもりで番組を製作したのかもしれませんね。私が勝手にドキュメンタリー番組と思い込んだのしれません。

    「嘘、嘘つき、暴露、バラす」などと不適切な言葉を使ってしまったことについて、ヒロさんをはじめ、このブログの読者及び関係者の皆さんにお詫びします。申し訳ありませんでした。

    幸い、事件に関する事実関係の書き込みを許可していただけるサイトが見つかりましたので、事件に関する事実(全部は無理なので、ほんの一部になると思います)を書き込むことにしました。小説やドラマとの違いが理解していただけるかもしれません。もし興味がありましたら、覗いてみてください。私は少しでも、フィクションと事実の違いをお伝えできれば、と考えております。

    最後に、ヒロさんに不愉快な思いをさせてしまったことを、再度お詫びします。申し訳ありませんでした。
    Posted by 矢原純一 at 2008年04月29日 07:27
    TITLE: 矢原さんの目から見た「事実」の表明は歓迎です
    「爆弾発言」というのは意味深な表現になってしまいましたが、何もよりも砂川さんとその関係者、信奉者にとって衝撃的な発言というほどの意味です。

    >幸い、事件に関する事実関係の書き込みを許可していただけるサイトが見つかりましたので、
    >事件に関する事実(全部は無理なので、ほんの一部になると思います)を書き込むことにしました。
    >小説やドラマとの違いが理解していただけるかもしれません。もし興味がありましたら、覗いてみてください。
    >私は少しでも、フィクションと事実の違いをお伝えできれば、と考えております。

    「書き込みを許可しているサイト」とは“写真でイスラーム”でしょうか。ご明示いただければ幸いです。

    興味がないとか、不愉快であるとか、そんなことはまったくありません。ただ、ブログのコメント欄は、エントリーが新しくホットなうちは活発な議論になる可能性があるのですが、この記事は2005年10月ですから、はや2年半もたってしまいました。

    しかしながら、このページは検索ではそれなりにヒットします。フジテレビの放映があったときも、1日に500〜700件のヒットがありました。みな、事実に興味があります。いつになるかわかりませんが、そのうち、砂川さんの関係者が登場するかもしれないではありませんか。

    ということで、「議論」の場としてはあまり期待できない場所ですが、「表明」の場として使っていただいて結構です。明確な論旨であれば、長文も歓迎で1回のコメントは約2000字の書き込みが可能です。数回使ってもOKですし、参考リンクをいくら添付しても構いません。
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2008年04月29日 17:21
    TITLE: 大韓航空機爆破の記事で、本文に追加
    エントリ本文の「追加3」として以下の文章を付け加えました。

    <■追加3(2008/4/29):このエントリのコメント欄も必ずご覧ください。『破壊工作』著者の野田峯雄さん、ならび当時砂川さんとこの事件を担当した矢原純一さん(アラブ首長国連邦大使館アブダビ勤務)から反論が寄せられています。>

    ちなみに2008年4月29日現在、グーグル日本語で検索すると、拙ブログは

    「砂川昌順」ではトップ(1番目と2番目)。
    「矢原純一」では拙ブログは4サイト目(6番目)。
    「大韓航空機爆破事件」では3サイト目(4番目)。

    となっています。砂川昌順さんのみに興味がある方にも、矢原純一さんの主張が目に留まるかもしれません。ご参考まで。
    Posted by Hiro-san★ブログ主 at 2008年04月29日 17:52
    TITLE: ありがとうございました
    「爆弾発言」の件、ご不快ではないとの由、安堵しました。次に表題が「矢原さんの目から見た『事実』の表明は歓迎です」とのことですが、私は、「事実」は一つしかないと考えています。ですから、私の目から見ようと、砂川氏から見ようと、「事実」は一つしかないと考えています。外務省が当時の公電(電報)を公開すれば、その事実の大半は誰にでも分かるはずです。そうなれば、「議論」も起こり得ないと考えています。

    これからこの事件に関する書き込みをさせていただくサイトは、以下のサイトです。「写真でイスラーム」は、サイトの本来の趣旨とは違いますので、私が調子に乗って何度か書き込ませていただきましたが、今は遠慮させていただいています。ご迷惑をおかけしたのかもしれません。

    http://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/15eff00a834ad7b717409db5ae879fd4

    私は文章を書くことが大の苦手です。ですから、どこまで「事実」を正確にお伝えできるかわかりませんが、当該サイトの管理者さんに、ドラマと事実の違いを書くと約束しましたので、いくつもある中から、少なくとも一つだけでも紹介しようと思っています。

    今回の番組放送でテレビの力の凄さを痛感させられました。番組をそのまま「鵜呑み」にしている人が多いことに。事実は事実として伝えて欲しい。これだけが私の希望であり、フジテレビにもこの事を強く要求し、私が出演する条件にしました。しかし、テレビ局は視聴率の関係もあるのでしょうか、作為、脚色が強く、事実と異なる部分があります。今の私には、何とか「事実を事実として伝えたい。」という気持ちと、古い事件ですから、「もうどうでもいい。」という気持ちが交錯しているのが現状です。しかし、なんとか一つだけでも事実との違いを紹介することができれば、事件の当事者でなくとも、冷静に常識ある目で番組を見直し、事件の真相が見えてくるのではないでしょうか。
    Posted by 矢原純一 at 2008年04月30日 10:57
    TITLE: みなさんご苦労をなさっていると
    矢原さん、野田さんの文章を読ませていただきました。
    私も、砂川さんのお話を何度かテキストにしているので、興味深く拝見しました。
    みなさんご苦労な去っているのだと思いました。

    この事件に関わったすべての人が、その後さまざまな苦しみを超えて生きているのだと、思いました。

    拉致問題の解決を願う私にとっては、北朝鮮の工作員が、拘束されたということが、一番大切なことです。

    少なくとも、犯人が、日本人でないとわかったこと、田口八重子さんが北朝鮮にいることが、はっきりしたことを大事にしたいと思います。

    矢原さんへ
    この事件で、みなさん人生を狂わされているのですね。
    悲しいことですね。

    塩原氏が企業人として、この問題から距離を置くのも少し理解できました。


    どうぞ、ご自分の人生を大切になさってください。
    心からのお礼を申し上げるとともに、未来に幸あれとお祈りします。
    Posted by blue-jewel at 2008年07月14日 07:39
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