isaさんの論文のまとめ読み、お薦めします。
isa:「左翼」という無意味(2005/2/28)
80年代的な「優しいサヨク」とは何ものだったのか。それは私見では、イタリア共産党のアントニオ・グラムシを淵源の一つとする、政治闘争そのものよりも「文化」的な「ヘゲモニー闘争」を重視する一種の「軟派」であった。これは現在では大きく分けて「エコロジー」と「フェミニズム」に変貌している。
isa: 80年代的で市民運動的な「優しいサヨク」はいかなる内的論理の変遷を経て90年代的な攻撃的「反日左翼」へと生まれ変わったか(2005/2/12)
最後に確認しておかなければならないのは「反日」の中身である。松井氏(=バウネットの故松井やより)がここで振りかざしていたのは同時代的アジア搾取論だが、これは急速に力を失い、この後、「反日」思想は「過去」の戦争責任問題へとシフトしていくことになる。松井氏自身も、以後、このシンポジウムでは全く触れてはいなかった慰安婦問題などの「過去」に向かう。
このような「反日」思想の「過去」への推移が、実は「中国」のイデオロギー変化に沿うものであったことにはしっかり留意しておく必要がある。つまり同時代的アジア搾取論は「第三世界」の(自称)リーダーとして革命を輸出していた文革時代のイデオロギーであり、これは日本資本を呼び込みたい「改革開放」の「中国」にとっては危険すぎる思想だった。なぜなら、もし同時代的アジア搾取論によって日本をアジアの搾取者だと規定してしまうと、現在の日本企業の「中国」進出までもが「侵略」ということになり、「反日」の矛先は「改革開放」そのものにまで向かうだろう。これは困る。だが国民統合に「反日」は必要だ。それなら「過去」の行為を問うという形での「反日」にしようじゃないか。というわけで、「中国」にとって、あるいは「韓国」や「北」にとっても、「反日」は「過去」に閉じこめられることになった。
このような「反日」思想の「過去」への推移が、実は「中国」のイデオロギー変化に沿うものであったことにはしっかり留意しておく必要がある。つまり同時代的アジア搾取論は「第三世界」の(自称)リーダーとして革命を輸出していた文革時代のイデオロギーであり、これは日本資本を呼び込みたい「改革開放」の「中国」にとっては危険すぎる思想だった。なぜなら、もし同時代的アジア搾取論によって日本をアジアの搾取者だと規定してしまうと、現在の日本企業の「中国」進出までもが「侵略」ということになり、「反日」の矛先は「改革開放」そのものにまで向かうだろう。これは困る。だが国民統合に「反日」は必要だ。それなら「過去」の行為を問うという形での「反日」にしようじゃないか。というわけで、「中国」にとって、あるいは「韓国」や「北」にとっても、「反日」は「過去」に閉じこめられることになった。
isa:反日イデオロギーの倫理(2005/4/16)
つまりシナから見た日本が倫理的な最低人種である理由は、それが自分から「平面」的に「遠く」、かつ「以前に」シナを支配したことのみにあり、合理的な理由は何もない。日本は「遠く」、「かつて」シナを支配した、従って、靖国などという邪神を祀る野蛮国であり、自分たちはそんな野蛮人とは違うし、そんな野蛮人を教化し中華世界に導く義務さえある、それこそが中華に生きる「人間」の証しなのである、と。
isa:日本の「左翼」は常に「外」との関係で蹉跌する(2005/3/6)
当時の共産党のどこがムチャクチャだったかと言えば、コミンテルンの言うがまま天皇制廃止のスローガンを掲げ、本来の「左翼」の存在意義であるはずの労働者の権利擁護という原則をかなぐり捨てたことにある。<中略>現在の「左翼」もまた戦前の共産党と同じ「反天皇制(反日)」の袋小路に入ってしまったことは再三再四指摘してきた通りである。そしてこの場合、コミンテルンの役割を果たしたのが「中国」や「北」であること、もはや言うまでもないだろう。
isa:「異様」な〈倫理〉と「反日左翼」の精神(2005/3/29)
心配なのは防衛機序のタガが外れ、つまり日本人でありながら日本人であることを否定して、「異様」な「投資」を〈倫理〉にまで高めてしまった人々である。
「家族よりも党を!」
「国民よりも在日外国人を!」
「国内よりもアジアを!」
このような〈倫理〉を内面化してしまい、結果、その〈倫理〉を他人に押しつけるしかなくなった人々の行動こそが気がかりなのである。
「家族よりも党を!」
「国民よりも在日外国人を!」
「国内よりもアジアを!」
このような〈倫理〉を内面化してしまい、結果、その〈倫理〉を他人に押しつけるしかなくなった人々の行動こそが気がかりなのである。
isa:「左翼」と「右翼」の「ユートピアン」としての「同一性」(2005/2/16)
言うまでもなく現代的な「空間的ユートピアン」は「左翼」である。その「ユートピア」は「ソ連」「中国」「欧米」あるいは「スウェーデン」だったりと色々だが、要は「空間」的に到達できる「場所」であり、このことが「左翼」の言説に強烈な実証性を与えることになる。「この目で見てきたんだ」と。
そして「右翼」が「時間的ユートピアン」であることは明らかだろう。昔は良かった、とまでは言わないが、「現在」の悪が「過去」を忘却したことにあると考え、伝統的な価値観の復活を訴える。<中略>
さて、ここで考えたいのは、「左翼」と「右翼」の「差異」ではなく、その「同一性」である。つまり左右のどちらもが「ユートピアン」であるという、このどうしようもない「同一性」であり、見かけの「差異」はともかく、そのどちらもが「いま・ここ」に現存する自らの「パトリ(郷里)」を憎む精神病理的存在だということである。<中略>
私はエマーソンの詩句「天国はいらない、故郷が欲しい」に倣って言いたい。「ユートピアンはいらない。『いま・ここ』を憎まない政治家が欲しい」
そして「右翼」が「時間的ユートピアン」であることは明らかだろう。昔は良かった、とまでは言わないが、「現在」の悪が「過去」を忘却したことにあると考え、伝統的な価値観の復活を訴える。<中略>
さて、ここで考えたいのは、「左翼」と「右翼」の「差異」ではなく、その「同一性」である。つまり左右のどちらもが「ユートピアン」であるという、このどうしようもない「同一性」であり、見かけの「差異」はともかく、そのどちらもが「いま・ここ」に現存する自らの「パトリ(郷里)」を憎む精神病理的存在だということである。<中略>
私はエマーソンの詩句「天国はいらない、故郷が欲しい」に倣って言いたい。「ユートピアンはいらない。『いま・ここ』を憎まない政治家が欲しい」
■追加1:証拠はないが、中国の天安門事件(1989年)と、朝日の従軍慰安婦(捏造)キャンペーン(1991年)は、「赤い糸」で結ばれているのではないか。
■追加2:「中国共産党の陰謀」ブログが登場! とてもよくまとまっています。
409中国デモによる日中関係真相の考察(2005/4/18)
■中国公安当局によりブログ「うねり」を強制閉鎖させられた上海のwowowさん。弾圧にもめげず、gooに移転してレポートを継続中です。がんばれwowow!
うねり:「中国当局によって封鎖されました」(2005/4/19)
wowowさんの亡命&新天地ブログ(トップページ)→http://blog.goo.ne.jp/wowow_turk/
■追加3:中国に気を取られて、日本の国民的記念日の方を忘れてはなりません。4月20日の出来事なのに、なぜか「三五事件」と呼ばれているあの事件。絶対に風化させてはならないあの事件....(そもそも海の中なので「風化」しませんが....)
大空のサウラビ:「 このキナ臭い空気はいつか来た道!」(2005/4/20)
worle peace nowのサイトからリンクをたどったら↓が。
http://give-peace-a-chance.jp/118/050422.html
次は他のブログで紹介されてたんですが、また別なところから日本人による「反日デモ」を呼びかけてる。
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-April/001144.html
どれくらいの人が参加するか、ヲチしていたいです。
こういう人たちが元気よく活動しているのを見ていると、日本はまだまだ平和で自由なんだなと思ったりする……サヨが言う程悪い国ではないんだよね。
>worle peace nowのサイトからリンクをたどったら↓が。
>http://give-peace-a-chance.jp/118/050422.html
反日広告塔のピースボートが、4月22日にピースマーチを呼びかけですね。
しかも「ピースボート『有志』」ですから、ピースボート内部で「総意」を得ずに一部の奴らが暴走し、「私ただ船に乗りたいだけだから政治のことよくわからない」というボランティアスタッフなどを強引に巻き込んで、「なんちゃってデモ」をやるつもりか。
金曜の11:30〜12:30に、<芝公園4号地→神谷町→(桜田通り)→虎ノ門→文部科学省前→霞ヶ関2丁目→西幸門前→日比谷公園西幸門内>という行程で、平日に文部科学省前で騒ぐのが狙い。誰かこのバカどもの写真を撮ってアップしてくれるといいのだが。(記事の方は、黙っていても朝日が掲載するとは思うが)
>次は他のブログで紹介されてたんですが、また別なところから日本人による「反日デモ」を呼びかけてる。
>http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-April/001144.html
<5・4ファシスト小泉を叩き出せ! 日中民衆連帯! 反ファッショ行動 に取り組もう。>ですか。
「小泉ファシスト政権」というコトバを使うところを見ると、中核派系のような気もするが、中核派のホームページにはまだ載ってないね。まあ、中核派HPの更新は遅いので、これからかもしれないが。
冷戦崩壊説↓
http://www.akashic-record.com/jgi-a.html
>もよもとさん
>http://www.akashic-record.com/jgi-a.html
天安門事件は、共産主義全体の崩壊という構図から見ないといけませんね。
あれから16年。中国と北朝鮮がここまで持ちこたえているのは、怪奇現象という他ありません。
朝日の「活躍」が、中共・北朝鮮の存続に、貢献していることはまちがいないでしょう。