「あの事件は誤報だったんです。でもそれとは別に 書きかえは確かにあったんです!」と譲らない。
そこで日本に帰ってきてから教科書問題の本を買いあさってみた。君島和彦氏(東京学芸大教授)や高嶋伸欣氏(琉球大教授)などが「書きかえあり」を主張していた。誤報事件とは「別」に、どんな書きかえがあったのだろうか? 教科書問題のサイト 開かれた教科書採択を! にある「コラム 産経新聞の真実」の右下部分をご覧いただきたい。帝国書院「新詳世界史」で『この東南アジア侵略は...』が『この東南アジア進出は...』に変更されたとする写真を掲載している。
話が複雑になってきた。記者クラブを発生源とする「侵略→進出」報道は誤報だった。しかしよく調べてみると別の「侵略→進出」があるというのだ。さらには、この別の「侵略→進出」を根拠に、高嶋伸欣氏(琉球大教授)らは、「誤報」をことさら強調するのは、産経新聞の捏造キャンペーンだ、とまで言い始めた。
一九八二年の教科書問題以後、産経新聞が展開している「侵略→進出」書き替え誤報キャンペーンは、書き替えの事例があったのになかったとしている点で明白な事実誤認を含んでいる。一五年間にもわたって、多くの人々に誤った認識を植えつけた(だましてきた)責任は重大であるので、その点を明確に追及する
これに対して高橋史朗氏(明星大教授)が反論する。
しかし、高嶋氏が「『侵略→進出』と書き換えさせられた事例があった」と指摘する帝国書院の『新詳世界史』に対する検定意見は「南方進出、仏領インドシナ北部に進駐、東南アジア侵略は、不揃いなので統一したほうがよい」という改善意見(あくまでも要請にすぎず、記述を変えなくても検定に合格する)にすぎなかった。
この改善意見を受けて、出版社側が自主的に表現を「進出」に統一した のであるから、「『侵略→進出』と書き換えさせられた」とはいえない。
・・・・中略・・・・
(外交問題に発展したのは)「この誤報だけが理由なのか」というのは、みずからの誤報の責任を反省もおわびもしないで、責任を「文部省の検定の姿勢や検定全体の流れ」に転嫁しようとする悪質な問題の“すりかえ”以外の何物でもない。
この改善意見を受けて、出版社側が自主的に表現を「進出」に統一した のであるから、「『侵略→進出』と書き換えさせられた」とはいえない。
・・・・中略・・・・
(外交問題に発展したのは)「この誤報だけが理由なのか」というのは、みずからの誤報の責任を反省もおわびもしないで、責任を「文部省の検定の姿勢や検定全体の流れ」に転嫁しようとする悪質な問題の“すりかえ”以外の何物でもない。
さあ、みんなで考えよう。
事件の本質は
最初の捏造報道か、それとも疑わしき別の事実か。
糾弾されるべきは
取材側の体質か、それとも文部省の体質か。
教科書の変更は
自主的だったのか、それとも介入(=検定)の結果だったのか。
これって、なにかに似てると思うんですけど。なんだったかな....。この構造、あれに似てませんか、あれに....。
(次回は辻元清美について書くぞ〜)
>これって、なにかに似てると思うんですけど。なんだったかな....。この構造、あれに似てませんか、あれに....。
マスコミって過ちをきちんと総括しないから何時までも同じ事繰り返すんですね。今回の記事を読んで改めてそう思いました。
>過ちをきちんと総括しない
というより確信犯ですよ。
>というより確信犯ですよ。
新聞には放送法みたいな縛りが無いから悪質なメディアも野放しになっていますよね。困ったものだ・・・。
TBありがとうございました!うちのブログはイマイチ「憂国」感がないかもしれません。分野がとっちらかっているので…ぜひまた来ていただいて、楽しんでいただけたら嬉しいです。
>新聞には放送法みたいな縛りが無いから悪質なメディアも野放しになっていますよね。
でもテレビも偏向してますよね。
しかし、靖国公式参拝とか北朝鮮は地上の楽園キャンペーンから始まって、歴史が長いですねえ、あそこの確信犯ぶりも。
何だか気になり
らーさんのブログから来てみました
これから読ませていただきます
>ヤマアラシさん
新聞法は、安倍議員が首相になれば制定しちゃうかもしれないですね。
>wowowさん
「うねり」サイトの再構築、おめでとうございます。一時はサイトが重くなっていて心配しましたが、これで日本の中国ウォッチもバッチリですね。
>KIMさん
在日のネットカウンセラー(って呼んでいいですか?)KIMさんですね。ようこそ。
こんばんはー
是非、UK風のバイアスかかった極東報道を発信して下さい!
極東の狭いエリアで無限ループしている話題が
欧州では、どう捉えられているのか興味深々です。
特に、欧州から見たステレオタイプ的な中国について関心あります。
日本と極東3バカみたいな不毛な関係は
ドイツと隣国間でもあるのでしょうか?
夏の独ソ戦争記念式典にはドイツの大統領が来賓で招かれているとも聞きましたし。
まさか、土下座する訳でもないでしょうけど。
PS 違う記事をトラバしました〜
当面は回想録になりそうです。わが家には、TV・ラジオ・新聞・雑誌がなく、知り合いの学生たちも歴史・政治とは無縁の人ばかりです。イギリスの地の利はありませんな〜。無人島とあまり変わりません。