シカン朗読、シカン朗読、シカン朗読・・・・。リラックスすると「弛緩朗読」、舌を噛みそうな「歯間朗読」、ホラー小説なら「死姦朗読」もあるかもしれないが、英語の神様・國弘正雄が提唱するのは「只管朗読」。只管打坐のごとく、ただひたすら座ってやさしい英文を何百回も読むという修行だ。
外国語を話せるようになるためには、あれこれと暗記をするのは絶対に必要ではあるとはいえ、暗記に飛びつく前に、何度も読んで口になじませ、読むたびに発音・語法・文法で新しい何かを発見しようとする姿勢が必要ではなかろうか、という主張だ。
私の場合は、Z会の「速読速聴英単語 Daily 1500」や、エイブラハムの「The Astonishing Power of Emotion」、ジャック・キャンフィールド監修の「Chicken Soup for the Soul - Think Positive」などを只管朗読のテキストとしている。「速聴速読」は英語教師やTOEIC受験者にもお奨めの内容で、エイブラハムと“心のチキンスープ”はとにかく人生を楽しく前向きにさせるテキストだ。私は数百回という夢物語ではなく、まずは6回を目標としている。
國弘正雄はさらに、「これは一体英語でどう表現するか」という問題意識を持ちながらさまざまな文章を多読をし、気になる表現があればカードに転記し整理せよ、という。この先生の場合は、カードの数が30万を超えているというので驚いた!(ほとんど辞書編纂者ではないか!) この手の「カード作成」はつくりっ放しではいけない。いかに復習し、関連性を持たせ、生きたデータベースにするかが問題だ。
2年前のこと、英語のTVドラマをあれこれと見ながら、聞き取れない単語や知らない表現があまりに多いので、これではまずいと思い、エクセルで表現データベースをつくり始めた。だが、エクセルに気まぐれに転記する程度では、血にも肉にも皮にもならない。そこで、すでに入力してある表現をランダムにポップアップさせ、これを毎日、只管朗読することにした。
単語、短文、パラグラフと何でもありで入力しているが、とりわけ、TVドラマの会話をひとまとりで使うのはなかなかよい。会話文を読みながら、ドラマのシーンや俳優の表情がはっきりと浮かんでくるので、英語表現が体の中にじわじわと染みこんでいくような感覚だ。
この1年で集めた英語表現は約2500。それぞれを何回読んだかがわかるカウンターをつけ、回数の少ないものからランダムに表示するようにマクロで設定してある。読む回数はとりあえず6回に達するのが目標。日本語訳は自分で考え、楽しみの範囲でときどき「日→英」も練習している。
2012年05月31日
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