ポイントを1つに絞りたい。FEMA連邦緊急事態管理庁(通称フィーマ)による当日の演習訓練だ。2012年12月14日・午前9時〜午後4時の日程で、30km南にある隣り街のブリッジポート(Bridgeport)で「FEMA L-366 Planning for the Needs of Children in Disasters」という民間人を交えた演習が行われている。
この演習概要を示すFEMAのサイトは「FEMA L-366」でウェブ検索すれば、いまでもすぐに見ることができる。「災害時に子供たちのニーズに応えるため」の訓練であり、参加対象者は公職の危機管理マネジャー、児童サービス機関、チャイルドケア、学校関係者、宗教団体となっている。
日本語の字幕のついた以下のビデオをご覧いただきたい。
事件発生直後の小学校の周辺には、首から認証カードを下げた不思議な人たちがたくさん徘徊しているのだ。「EVERYBODY MUST CHECK IN(全員チェックインすること)」という看板もあり、大量のペットボトルの水や、仮設トイレもいち早く準備されている。

さらに、20km西にあるカーメル(Carmel)では、プトナム郡緊急事態対策チーム(Putnam Country Emergency Response Team)が、学校内での銃撃を想定した模擬訓練を同じ日に実施していた(Southeast-Brewster Patchの12月18日報道による)。
とにかく手回しが良すぎるのだ。徹底的な情報統制が敷かれ、犯人が侵入した監視カメラ映像も、現場の流血のあとも、いっさい公開されない。子供たちは全員目をつむらされ、学校の外に誘導されている。複数犯の報道がいつの間にか、現場で自殺したとされる1人の青年の単独犯行に収束している。
ネットでは「クライシス・アクター(crisis actor)」というコトバが流行している。軍事演習や災害時に、現場で臨場感や共感を高めるためにヤラセで動員される俳優のことだ。
事件の翌日以降に、あたかも笑っているかのような表示で、テレビインタビューに受け応えする被害者の両親たちの表情は異様なものがある。とりわけ、検死官による現場記者会見は異常のひと言に尽きる。クライシス・アクターや箝口令というよりも、何かクスリを飲まされているのではないか、というような表情と話しぶりだ。
今のところの私の推理はこうだ。死亡したとされる人たちは、何らかの特殊な方法で命が奪われ、検死も行われなかった。大人の場合は証人保護プログラムが適用されたかもしれない。「銃のない平和な社会を築く」という崇高な大義のもとで、全面的に協力した住民には大金が支払われたものと見る。同時に、洗脳プログラムが記者会見やTVカメラの前でどの程度“耐えられるか”という実験も行われたのではないか。
ボストンテロ事件は、オバマ政権とFEMAのこのような演出に対して、「ならば我々も」と乗り出した別勢力からの反撃ではなかろうか。
■資料
★Newtown Sandy Hook School Massacre: Updated Timeline, Chronological Assemblage of Coverage
★The Problems With The Sandy Hook Elementary Massacre (2013-4-4)