皆さんが驚く答えでないとクイズにはなりませんよね。ということは50人の半分の25人でしょうか。いいえ違います。正解はウの49人です。なぜ、これだけケニア人選手とエチオピア人選手が強いのかよりも、逆にただ一人、50位以内に入った両国以外の選手のことの方が気になる人もいるかもしれません。唯一45位に入ったのがフランスのパトリック・タンベイ選手です。黒人以外の選手が一矢報いたのか、と思われますか? 実はタンベイ選手は南アフリカ共和国出身の、やはり黒人選手なのです。(ソース:読売Web 2013/4/30)
男子マラソンの上位はケニアとエチオピアの黒人勢が独占状態で、白人・アジア人はもはや出る幕がないように思える。いったい何が起こっているのか?
NHKスペシャル取材班の「42.195kmの科学」によれば、マラソンで速く走れる人は、@心臓が大きく、A乳酸が急増せず、B省エネ走行ができる人、であるという。
@心臓が大きいとは、ポンプが大きいことで、血液が大量に送り出され、筋肉の酸素摂取量が大きくなる。トップランナーの心臓は風船のように大きく膨らみ、平常時の1.6倍になることもある。
A乳酸が急増しないとは、疲労の元になる乳酸を酸化させる能力が大きいこと。毛細血管の血流がスムーズで、ミトコンドリアの活動が活発であることがカナメとなる。
B省エネ走行とは、エネルギーの消耗が少なくなるように、効率的な走行フォームが採用されていること。
これを踏まえて、ケニアとエチオピアがトップを独占している理由を説明すると、
A) 2000m以上の高地環境で生まれ育っているため、赤血球が小さい。赤血球が小さいと、毛細血管の隅々にまで酸素を届けることができる。
B) 木の根や石ころなど障害物の多い山道をハダシで走っており、つま先着地の走法になっている。この走法は、アキレス腱やふくらはぎへの負担は大きくなるが、膝や大腿への衝撃は小さい。
C) 一攫千金を狙って命がけで走る精神力があり、それを支援する欧米資本のエージェント・ビジネスモデルが確立されてきたこと。
つまり、遺伝要因と地形要因に加え、ただ走るだけで貧困から脱出できるというモチベーションの高さがあり(よって裾野も広く)、トレーニング施設などを提供して有望選手を発掘し、めでたく“上場”した際にはたっぷり手数料をいただくというベンチャーキャピタル的な資本制度が活躍している、ということだ。
年2回のレースで優勝・世界記録があれば、広告などで年間4,000〜5,000万円の稼ぎなるが、ケニアの平均年収は10万程度なので、500倍の大化けとなる。日本の年収を300万とすると、15〜20億円の感覚であろうか。
ただ、オリンピックで上位3位が独占されるかというと、そうは問屋が卸さない。30度を超える暑さだ。
2004年のアテネがそうであったように、気温が35度を超えるような日にマラソン競技をやるのは殺人的だ。直射日光を浴びながら、アスファルトを走る...うう〜、勘弁して。ついでに、冷房なしの体育館で、卓球やバレーボールや新体操をやってみたらどう?
最近のわたしのジョギングは日没直後にスタートしているが、地元をピンポイントで表示するお天気サイトには「18時で33度」という表示が出ているときもある。だが、田んぼの多い田舎には涼風も吹いており、日没後の体感温度はずっと低い。とはいえ、20分も走っていると頭が徐々に沸騰してくるので、多目に水を飲むこと、スピードは決して上げないこと、が留意点だ。
真夏のジョギングは、足の痛みや呼吸の苦しさではなく、カラダの熱と向き合うことになる。ちょっとした走るサウナ気分だ。夜8時以降に走っている人もいるが、わたしのコースは街灯のない山道・サイクリングロードなどが含まれているため、明るいうちの日没前後の出発となる。大好きな音楽を聴きながら、今日も快適、快適...
暑い日のマラソンでは、ケニア・エピオピアには負けないぞ、うふふ。
■参考サイト:乳酸とトレーニング
■なぜ日本の女子マラソンは強いのですか?(2008/8/17)
今朝のTV番組で日本選手は後半に強いということの検証を放送していましたよ。体力の消耗には汗の蒸発による体温変化が関係しているとのこと。<中略>
他の国の人は大粒の汗をかいており、それに比べて日本人は小粒の汗をかきやすいとわかった。(これは日本での四季による温度変化に対応する能力らしい。)そして小粒の汗は大粒のものより蒸発しやすいのでそのため体温の上昇を抑えられるのである。よって日本人選手は汗を大量に、しかも小粒で蒸発しやすいようにかくことで体温の上昇を抑えて体力消耗しにくい。
そのため後半にも体力が残っているのでスパートしやすいとのことです。
http://okwave.jp/qa/q4258403.html
アフリカ勢との戦いに挑んでおられるようですが、
くれぐれも熱中症にご用心ください。
ところで、唐突ですが、
小学校の「つなひき」の掛け声は何でしたか?
アフリカには勝てても、セミとハチとチョウチョには負けております。
ダダさんの歴史研究と写真撮影の熱中症は....すばらしいです!
さて、小学校のつなひきの掛け声ですが、
わたしの東北の小学校は「ワッショイ、ワッショイ」でした。
これ以外に考えられませんが、ほかにあるのですか!
若い頃、土門拳という著名な写真家が活躍していたのですが、彼の大ファンだった
友達と二人、奈良の古寺を回ったものでした。
小学校は神戸でした。
そして、綱引きの掛け声は「オーエス」。
どんな意味が込められた言葉(外国語?)なのか、今でも不明です。
山形県酒田の土門拳記念館もわたしの大好きな場所の1つです。
「オーエス」とは何かと調べてみると、フランス語の「Oh, hisse」(hは無音です)ではありませんか!
辞書で引いてみますと、hisser という動詞は、帆柱を立てるときに「綱を引く」が原義のようです。
さすがは異人館のあふれる神戸の小学校!綱引きまでハイカラさんですね。
http://www.hamaspo.com/historyblog/2008/10/bmid_2008101114025500001.html (引用)
「日本ではじめての運動会は明治7年(1874)3月、東京築地の海軍兵学校でイギリス人英語教師、ストレンジの指導により行われた「競闘遊戯会きょうとうゆうぎかい」と言われているんだ。」
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/5902/1/KJ00004251338.pdf
上記の論文を読むと、運動会の原型は、イギリスから海軍に派遣されたアーチボルド・ダグラス中佐らが、明治7年に海軍兵学校で始めた「競闘遊戯」とされています。二人三脚、肩車競争、豚追い競争などがあり、とても珍しがられたもよう。綱引きは入っていません。
明治19〜20年の日本各地の小学校ではすでに運動会がかなり普及しており、綱引きは最終プログラムになっています。Oh hisse(オーイス)が入り込んだとすれば、フランス海軍から技術導入したときの経緯や、フランスの教育制度を学んだときの影響を知りたいところ。
小学校運動会に綱引きを持ち込んだのは誰でしょうね?
神戸の小学校では児童たちが遊び時間、校庭に出てテニスの真似事をして遊びました。
コートらしき線を水などで引き、テニスのダブルスよろしく、ゴムボールを相手のコート内に掌だけを使って打ち込みます。
子供たちは、この遊びを「インサイ」と呼んでいました。
「イン・サイド」をもじった名前だったのではないか想像しています。
この言葉は明らかに英語圏の響きを持っていますから「オーエス」も、ひょっとしたらイギリス人たちが交わした音声を、子供たちが勝手に拾い上げた新造語だったかも知れませんね。
なるほどー。女性の場合ですが、夏のマラソンでは日本人がアフリカ勢を制して(実際に金メダル撮ってますしね)いるのは高温多湿下の劣悪な環境が原因なんでしょうかねー。だとすれば「三大かまど」の南京・武漢・重慶出身のランナーのほうが、高温多湿下+大気汚染にも耐えられる世界最強のランナーとなるはずなのですがw ← どういう論法ですか
中国は「走る」ことにあまり価値を置いていないような。国土が広すぎると飛脚よりも馬でしょうね。纏足のなごりで、女子陸上はいかがなものでしょう。プロの窃盗団は、相当逃げ足が速いような気がしますが、走るよりもワイヤー吊りで空を飛ぶ方が速いかも(武侠映画の見過ぎです、わたし)。
http://okwave.jp/qa/q4258403.html (引用)
今朝のTV番組で日本選手は後半に強いということの検証を放送していましたよ。体力の消耗には汗の蒸発による体温変化が関係しているとのこと。<中略>
他の国の人は大粒の汗をかいており、それに比べて日本人は小粒の汗をかきやすいとわかった。(これは日本での四季による温度変化に対応する能力らしい。)そして小粒の汗は大粒のものより蒸発しやすいのでそのため体温の上昇を抑えられるのである。よって日本人選手は汗を大量に、しかも小粒で蒸発しやすいようにかくことで体温の上昇を抑えて体力消耗しにくい。
そのため後半にも体力が残っているのでスパートしやすいとのことです。