以下、鋭い分析をしているブログ(ザウルスでござる)から引用。
2013年のボストン爆破事件のときから2年半経った現在、世界的にもスマホがはるかに普及している。そうであるならば、素人による画像、動画がボストンのときよりも何十倍もネット上に流れているはずである。たしかに今回もそういうものはある。しかし、事件の現場での実際の凄絶な阿鼻叫喚の様子を伝えるような画像はほとんどない。
事件から数日経ってもネット上にはそういう画像は、ほとんどない。不自然だと思わないか?そして、どう襲ってきたか、どうやって無事に逃れたかといった「お話」ばかりである。 何人死んだという「数字」ばかりである。「犯人のプロフィールや政治的背景」 ばかりである。
何のための“被害演出”か? もちろん、“攻撃の正当化のため” である。イスラム系の国に対する攻撃の正当性を得るのが目的である。フランスはさっそくシリアを空爆している。これが本来の目的であって、フランス国民や国際世論の承認、支持を得るためには “パリ同時テロ” が手っ取り早かったのである。そして、イギリス人や、アメリカ人の “犠牲者” がいることで、英軍と米軍もお墨付きを得て、イスラム系の国々に対する攻撃を本格化させる。
興味のある方は、続きは「ザウルスでござる」で。
■バタクラン劇場の写真はあるが・・・
RAPHIC PHOTO released of dead bodies following Muslim terrorist attack inside Bataclan Theater in Paris
死者数の中心はバタクラン劇場で100人前後、次が喫茶店で約10人。それ以外はおまけ程度。密閉された人混みの空間で乱射されると、人は出口に殺到し、スマホで撮影するような余裕はないであろう。
バタクラン劇場の死体を写し出す(今のところ)唯一の写真。悲惨、かわいそう・・・という感情に揺すぶられると見えるものが見えなくなる。この写真は何かおかしいと思わないか?

1)フロア拭きワイパーの跡、2)ライフルを構えている謎の男、の2点だ。この写真は本当に事件後に撮影されたものなのかどうか。詳しくはこちらをどうぞ。
銃撃直前に会場にいたとされる人たちの高解像度の写真がイギリスのデイリーメールのサイトに公開されている。
Minutes from slaughter: Joyous crowd wave and smile as they enjoy Eagles Of Death Metal concert... before 89 of them were murdered by ISIS gunmen
■偽旗ではなく、フランスとシリア反政府勢力(IS)の戦争という視点
■ロシア&シリア vs. 米英仏
日刊ゲンダイ(2015/11/19)
フランスのオランド大統領は16日の上下両院合同議会演説で、近く米露両国の大統領と会談することを表明、連携強化を宣言した。「対テロ共同戦線」は当然に見えるが、実は米仏はシリアのアサド政権打倒でタッグを組み、同政権支援のロシアと対立してきた。それがロシアと握手しようというのは、米仏が誤りを認めざるを得なくなったからだ。オランドは表向き「眼前の敵はアサド政権ではなくISだ」とゴマカし、オバマ大統領も「攻撃対象をISに絞り込むことが重要だ」なんて言っていたが、これは「アサド政権打倒はあきらめる」という意味だ。軍事評論家の田岡俊次氏もこう言った。
「米仏が本気でIS全滅を目指すならば、アサド政権と和解し、シリア政府軍と一緒に戦うしかない。航空攻撃だけでは、全滅は困難です。米仏がアサド政権打倒を公言している限り、シリア政府は米軍、仏軍の地上部隊を受け入れられない。アサド政権と協力して、シリアの2大反政府勢力である『IS』と『ヌスラ戦線』を打倒し、内戦が終結すれば、難民の流出も止まる。国外に逃れた400万人のシリア難民、760万人の国内避難民も帰郷できる。一方、もし、アサド政権が倒れれば、次はISとヌスラ戦線の内戦が始まり、難民は帰れない。そもそも、米仏がアサド政権打倒を目指したことが、今日の事態の混乱を招いたのです」